Wikipedia:表記ガイド

この表記ガイドでは、ウィキペディアの記事における表記方法の慣習を説明します。ウィキペディア全体の表記の一貫性を目指し、コンピュータ上で作られる文書であることに配慮しながら、印刷物の慣行に近づける意図があります。記事執筆の際は、できるかぎりこのガイドラインに従うことが推奨されます。

ただし、このガイドラインはすべての記事に絶対に適用しなければならないものではありません。ここに掲載されている表記法と異なる表記を分野ごと、記事ごとに使用する場合、関連分野のウィキポータルウィキプロジェクトや、個別記事のノートで合意形成をし、合意事項をわかりやすい形でまとめておくとよいでしょう。

また、このガイドラインに従おうとすることが、あなたの記事執筆の妨げになる時には、無理に従う必要はありません。そのうちに表記法に詳しい利用者が体裁を整えてくれるでしょう。

なお、この文書はあくまで記事空間での記述に関するものであり、「ノートページ」などでの意見・コメントには及びません(なるべく相手に伝わりやすい表記法を心がけてください)。

本ガイドの表記法の変更や、未掲載の表記法を提案する時には、このページのノートで提案してください。

文体

  • 漢字仮名交じり文を使用します。
  • 百科事典本体の記事については、常体(……である、……であった)調で統一します。(……だ、……だが、……だった)調は本体の記事では用いません。
  • 「Wikipedia:」「Help:」名前空間のページについては、敬体(……です、……ます)調で統一します。ただし、箇条書きなどではこの限りでありません。
  • 箇条書きは、単語や短い文を並記するときに用います。長い文になると、箇条書きにする意味が薄れます。詳細は、別に文章を付け加えて記述すべきです。Wikipedia:雑多な内容を箇条書きした節を避けるも参照してください。

改行

  • 段落をあらためるときは1行空きとします(改行キーを2回続けて打ちます)。
  • 段落の途中には、改行を入れないでください。改行した箇所に余分な空白が入ることがあります。

使用可能な文字

  • Unicodeで規定されている文字に必要なものがあれば、すべて使うことができます。ただし、JIS X 0201ラテン文字類JIS X 0213IBM拡張漢字のいずれにも規定されていない文字は、できるだけ使わないようにしてください。
  • ラテン文字(英字)やアラビア数字など、JIS X 0201のラテン文字類(いわゆる半角英数字)で規定されているものはそれを用います。そうでない漢字平仮名片仮名などは、JIS X 0213に規定されているもの(いわゆる全角文字)があればそれを用います。ただし異体字については固有名詞などを除きJIS X 0208に規定されているものを優先してください。JIS X 0201の仮名文字類(いわゆる半角カナ)は引用など特殊な場合を除き使わないでください。
    • JIS X 0201のラテン文字類の記号のなかには、場合によっては全角形を用いる必要があるものや、全角形を用いてよいか意見が分かれているものもあります。詳細はそれぞれの記号についての説明を参照してください。
    • JIS X 0208に規定されていない異体字を使用すると、検索一致しない、読み上げソフトが対応しないなどの事象が起こる可能性があります。異体字は必要以上の使用を避け、必要に応じて代替表記で記述もしくは併記する、カッコ付きで字体の説明を加える、{{読み仮名}}や{{特殊文字}}を利用するなどの配慮を心がけてください。
  • 空白は欧文間隔(いわゆる半角空白)“ ”(SPACE U+0020) を用います。和字間隔(いわゆる全角空白)“ ”(IDEOGRAPHIC SPACE U+3000) はウィキペディアの記事本文・記事名・カテゴリのソートキーでは使用しないでください。これは、ブラウザによっては全角の場合に適切に割り付けが行われないからです。
  • 以下に該当する文字は閲覧される環境により正常に表示できない場合がありますので、なるべく使用しないか、使用する場合は代替表記を併記することが望ましいです。これらの特殊文字に関してはHelp:特殊文字もご覧ください。
  • 絵文字をアイコンとして使う場合は、画像による表示を検討してください。
    • 例:「🚻」U+1F6BB(トイレの記号) → [[File:Emoji u1f6bb.svg|16px]]
    • 例:「🇯🇵」U+1F1EF・U+1F1F5(日本の国旗) → {{Flagicon|JPN}}
  • 私用領域の文字(いわゆる外字)は使用しないでください。私用領域の文字は閲覧者が自由に割り当て可能なため、ご自分の閲覧・編集環境以外では正常に表示できない可能性がきわめて高いです。

項目名

  • 項目名についての詳細は、記事名の付け方に従います。
  • 一般の項目名で使用できる文字は、
    • JIS X 0201のラテン文字類。
    • 次に該当する文字を除くJIS X 0212・JIS X 0213・IBM拡張文字のいずれかで規定されている文字。
      • 罫線素片
      • 私用領域の文字(いわゆる外字)
      • Unicodeの基本多言語面外に配置されている文字
      • Unicodeに合成済み文字として定義されておらず、結合文字列でしか表記できない文字(例:「カ゚」U+30AB・U+309A、JIS X 0213では1-5-87)
      • CJK互換漢字ブロックにあるCJK統合漢字12文字(﨎﨏﨑﨓﨔﨟﨡﨣﨤﨧﨨﨩)以外のCJK互換漢字
  • 例外的に、文字(漢字を除く)そのものについての記事では、システム上の使用可能文字の制限内の文字が使用できます。
  • 項目名については数値文字参照や実体参照を用いないでください。これは現行のウィキペディアのシステムソフトウェア (MediaWiki) で動作に問題があるからです。本文中やほかの言語のウィキペディアへのリンクには使うことができます。

具体例による説明

  • 以下の文字は、いわゆる半角を用います。
    ラテン文字
    T H E Q U I C K B R O W N F ...
    t h e q u i c k b r o w n f ...
    アラビア数字
    0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
    記号
    ! " , . # $ % & ' ( ) * + - / : ; < = > ? @ [ ] ^ _ ` { | }
    • 次の記号は、いわゆる全角を用いる場合があります。下記を参照してください。
      ! ( ) : = ? [ ] { }
    • 次の記号の引用符としての使いかたは、括弧類を参照してください。
      " '
  • 以下の文字は、いわゆる全角を用います。
    片仮名
    タ ヰ ニ イ デ ナ ツ ム ワ レ ヲ ゾ ……
    漢字
    天 地 玄 黄 宇 宙 洪 荒 ……
    記号
    、 。 ・ 「 」 ゛ ゜ 〜 ……
    • 「〜」に似た形の別の文字があります。詳しくは波ダッシュを参照してください。
  • 空白には、いわゆる半角の空白「 」を用います。いわゆる全角の空白「 」は使わないでください。
  • いわゆる半角の記号のうちには、場合によっては全角形も用いるという合意のある文字があります。
    • = については、人名などを参照してください。
  • 全角形も用いるかどうかについて、意見が分かれている文字もあります。
    • : については、本文中で全角形を用いるか用いないかは統一されていません。
    • ( ) [ ] { } については、括弧類を参照してください。
    • ? ! を疑問符・感嘆符として使う場合については、疑問符・感嘆符を参照してください。
  • 単位記号については単位を、数学記号については数式を参照してください。

漢字

  • 漢字の字体は、原則として常用漢字表に従います。
    • 常用漢字の字体がJIS X 0208に含まれない「頰」・「剝」には、JIS X 0208に含まれている常用漢字の許容字体である「頬」・「剥」が使用できます。
    • 常用漢字表にないものは、JIS X 0208の範囲で平成12年12月に国語審議会が答申した「表外漢字字体表」に示された印刷標準字体に従います。これには、康熙字典に近い字体が多くあります。
    • 簡易慣用字体(印刷標準字体ではないが使用頻度が高いもの)や拡張新字体(常用漢字表の字形に合わせたもの)は避けてください。ただし、印刷標準字体がJIS X 0208にないものは、簡易慣用字体や拡張新字体を使うことを推奨します。
      例(括弧内が印刷標準字体で、括弧外が簡易慣用字体や拡張新字体): 飛騨(驒)、醤(醬)油
    • 2000年(平成12年)12月時点で「人名用漢字別表」に字体が掲載されていた漢字は「表外漢字字体表」に示されていないので、現在の「人名用漢字別表」にある字体に従います。複数の字体がある場合は簡略なほうの字体を用います。
      例(括弧外の字体を用います):亘(亙)、凜(凛)、尭(堯)、遥(遙)
  • ただし、歴史的文書(著作権が切れているもの)の引用と固有名詞の表記に際しては、常用漢字以外の漢字を使用してよい場合があります。
    • 固有名詞を用いた記事名については、一般に、通称・俗称・略称などによる記事名を作成することができます。旧字によるものと常用漢字によるものと2通りの表記が可能である場合については、どちらを正式名称とすべきかについてはまだ議論がまとまっていません(芥川竜之介と芥川龍之介、東京帝国大学と東京帝國大學など)。正式名称や正確な表記にあたる固有名詞を用いる場合には、より広く流布していると考えられる通称や異表記などを併記します(詳しい事情に通じていない利用者の検索・理解の便宜を図るため)。本文中の記述においては、通称表記であれ、正式名称表記であれ、統一することが望ましい表記です。
    • 歴史的文書を引用する場合には、新字体による翻訳だけを掲載してもよく、原文に忠実な形で掲載しても構いません。正確さとわかりやすさを両立させるため、併記が最も望まれます。
  • 注意:フォントによって字形が変わることがあります。例えば、「祇」の偏(左側の部分)は、Windows XPに付属するMS ゴシックでは「ネ」の字形に、Windows Vistaに付属するMS ゴシックでは「示」の字形となります。
  • 専門用語の漢字・平仮名・片仮名のどれを使うかはその分野の慣習に従います。
    例: 禾本科 → イネ科、 弗素 → フッ素、 射手座 → いて座
    • ただし、専門分野とは関係のない項目の場合は気にしなくてよく、その際のリンクには「|」(パイプ付きリンク)を使うことができます。
      例: 餡(あん)は[[アズキ|小豆]]を原料としている。
      [表示]⇒ 餡(あん)は小豆を原料としている。
  • 以下のような代名詞は、漢字書きとします。
    私・君・彼・彼女・我々・彼ら

仮名

  • ・小さい「」は、使いません。
    • 固有名詞の場合、引用の場合、歴史的表記を説明する場合には、使用できます。
  • 小さい「」は、使わないでください。
    例: 1ヶ月 → 1か月・1箇月
    • 固有名詞の場合は、使用できますが、以下に注意してください。
      • 地名では正式表記が「ケ」の場合も「ヶ」の場合もあります。
        例: 鎌ケ谷市、茅ヶ崎市
      • 正式表記が揺れる場合があります。
        例: 雑司が谷(地名)・雑司ヶ谷霊園・雑司谷中学校
        例: 七里ヶ浜(地名)・七里ヶ浜駅・七里ガ浜(住所表示)

仮名遣い・送り仮名

  • 仮名遣いは昭和61年7月内閣告示の「現代仮名遣い」に従います。
  • 送り仮名は昭和48年6月内閣告示(平成22年11月一部改正)の「送り仮名の付け方」に従います。
    • 歴史的文書(著作権が切れているもの)の引用では、原文どおりでも構いません。

交ぜ書き

  • 熟語は、常用漢字外を仮名とする「熟語の交ぜ書き(まぜがき)」にせず、読みがなを全角括弧内に併記します。
    例: でん粉 → 澱粉(でんぷん)またはデンプン
  • #項目名で規定されていない漢字は、交ぜ書きとし、正しい文字がどのような字体か説明します。

仮名書き

以下の品詞は、仮名書きとします。

仮名用例または備考
助詞くらい/ぐらいこれ位 → これぐらい
ころ/ごろ1時頃 → 1時ごろ
などカエル・イモリ等 → カエル・イモリなど
ほど1時間程 → 1時間ほど
まで京都迄 → 京都まで
助動詞様だようだする様だ → するようだ
補助動詞下さいください書いて下さい → 書いてください
接続詞或いはあるいは
及びおよび法令など公用文から引用する場合は漢字で書きます。
且つかつ
更にさらに
併し・然ししかし
然もしかも
即ちすなわち
反れともそれとも
但しただし
因みにちなみに百科事典では原則として使いません。
所でところで
なお
並びにならびに法令など公用文から引用する場合は漢字で書きます。
又はまたは法令など公用文から引用する場合は漢字で書きます。
若しくはもしくは法令など公用文から引用する場合は漢字で書きます。
故にゆえに
連体詞彼のあの・かの
或るある
所謂いわゆる
其のその
代名詞貴方あなた
おれ
其れそれ
疑問詞何時いつ
何処どこ
何故なぜ
感動詞(間投詞)有り難うありがとう
嗚呼ああ

以下の品詞、接辞、文字も仮名書きとしますが、本来の意味がほとんど失われているものに限ります。

仮名用例または備考
形式名詞うちその内 → そのうち
こと重要な事 → 重要なこと
ため儲けの為に → 儲けのために
ふうこういう風に →こういうふうに
わけそのような訳で → そのようなわけで
動詞言ういう書いたと言う → 書いたという
持つもつ意味を持つ → 意味をもつ
補助用言居るいる交差して居る → 交差している
良いよい使用して良い → 使用してよい
副詞凡そおよそ
流石さすが
是非ぜひ「是非を問う」など副詞でない場合は漢字で書きます。
何故なぜ
殆どほとんど
接頭辞御菓子 → お菓子
御加護 → ご加護
接尾辞(接尾語)高目 → 高め
当て字誤魔化すごまかす
蒲公英タンポポ
流行りはやり
沢山たくさん
面倒めんどう
関わらずかかわらず(×拘らず)
散りばめるちりばめる(×鏤める)

以下は例外です。

  • 接頭辞:接頭語がつくことによって特別の意味をもつもの。
  • 接尾辞:漢字1字の接尾語で音読みのもの。
  • 当て字:「常用漢字表 付表」に掲載されている熟字訓や項目名となりうるもの。
仮名用例または備考
接頭辞ぎょ御名(ぎょめい) → 天皇の名前
御所(ごしょ) → 天皇など位の高い人物の邸宅
御用達(ごようたし) → 宮中など格式あるところと取引すること
御名(みな) → 神の名前
接尾辞(接尾語)ふう和風(わふう) → 2語で意味を持つ
てき感傷的(かんしょうてき) → 形容動詞を形成する
当て字山車だし
眼鏡めがね

仮名書きと漢字を使い分けるもの

以下は品詞・意味によって、仮名書きと漢字を使い分けます。

  • 「等」- 「とう」と音読みするとき(法律名など)は漢字、「など」と訓読みするときは仮名。
  • 「従」- 動詞で使う場合は漢字で「従う」、接続詞で使う場合は仮名で「したがって」。
    • 例:父に従ってアメリカへ行くことにした。したがって、私はアメリカについて学び始めた。
  • 「及」- 動詞で使う場合は漢字で「及ぶ」、接続詞で使う場合は仮名で「および」。
    • 例:AさんおよびBさんの行動によって、Cさんの生活に影響を及ぼす。
  • 「致」- 動詞で使う場合は漢字で「致す」、補助動詞で使う場合は仮名で「いたす」。
    • 例:Aさんの努力に思いを致すことで、Bさんも努力するようお願いいたします。
  • 「欲」- 動詞で使う場合は漢字で「欲しい」、補助動詞で使う場合は仮名で「ほしい」。
    • 例:あなたはこの車が本当に欲しいのか、よく考えてほしい。
  • 「時」- 名詞で使う場合は漢字で「時」、形式名詞で使う場合は仮名で「とき」。
    • 例:時と場合により、嬉しいときと悲しいときがある。

読み仮名の要否

読み仮名の付け方

外来語

外来語の表記は、内閣告示「外来語の表記」(平成3年2月)に従います。同告示は、慣用表現を尊重していることに留意してください。

外国の人名については#人名を、地名については#地名を参照してください。

アルファベット

アルファベット(ラテン文字、ギリシャ文字など)の使用は、慣習に従います。

約物

句点「。」・読点「、」・中黒「・」・クエスチョンマーク「?」・コロン「:」・括弧類など言語の記述に用いられる記号をまとめて約物(やくもの)といいます。約物は縦書き・横書きの両方に対応するものを使うことを原則とします。

句読点

句点

読点

読点は、息継ぎの間を取り、文章の切れ目や語句の区切りを明確にしたい場合や、誤読のおそれがある場合に打ちます。読点は文章を読みやすく意味を正確に伝えるために用いる約物ですが、特に区切る必要がないところにまで頻繁に打つと、逆に読みにくくなるので乱用は避けてください。読点を打って文を長く続けるよりも、句点で文を切り、2つ以上の文にした方が分かりやすくなることもあります。

中黒

「・」を中黒または中点(なかてん)といいます。中黒は、複数の単語や語句を並べる際の区切りに使用される約物ですが、基本的には名詞間の区切りに限られ、併せてあるまとまった一体的集合的な意味合いを示す場合や、連結的な並置の区切りなどに用います。読点を中黒に換えると(あるいはその逆も)誤読が生じたり、ニュアンスが変わってしまったりする場合もあるので注意してください。

疑問符・感嘆符

コンマ・ピリオド・セミコロン・コロン

欧文中コンマ「,」・ピリオド「.」・セミコロン「;」・コロン「:」の直後には、空白を入れます(仏文はセミコロンとコロンの直前にも空白を入れます)。

括弧類

括弧類には、次のものがあります。

括弧類
記号名称
‘……’一重引用符・クォーテーションマーク
“……”二重引用符・ダブルクォーテーションマーク
「……」鉤括弧・かぎ
『……』二重鉤括弧・二重かぎ
(……)丸括弧・小括弧・パーレン
{……}波括弧・中括弧・ブレース
[……]角括弧・大括弧・ブラケット
〔……〕亀甲括弧
〈……〉山括弧・山がた
《……》二重山括弧・二重山がた
【……】墨付き括弧・黒亀甲・墨付きパーレン

引用符

かぎ括弧

丸括弧・波括弧・角括弧

[八木谷:2001]
全角形の丸括弧を用いる場合
「軍令および軍律 (Orders and Regulations)」と呼ばれる厳しい規律特に禁酒禁煙は絶対を守るには、何より謙虚さと克己心が要求される。
用いない場合
「軍令および軍律 (Orders and Regulations)」と呼ばれる厳しい規律 (特に禁酒禁煙は絶対) を守るには、何より謙虚さと克己心が要求される。

亀甲括弧

括弧の入れ子

空白

一部の省略表記

3点リーダー「…」を用い、「—」(ダッシュ・ダーシ)や「―」(横線)は使わないでください。

ハイフン

アルファベットのハイフンには、(いわゆる半角の)ハイフンマイナス「-」を使います。いわゆる全角ハイフン「‐」は使わないでください。

長音符号

カタカナで音を長くのばす符号「ー」を長音符号(または音引)と呼びます。たとえば、「ゲーム」のゲとムの間に挟まれた記号のことです。長音には「ー」を用い、ハイフンマイナス「-」・マイナス「−」・全角ダッシュ「—」・横線「―」・ハイフン「‐」は使わないでください。またダッシュやハイフンに長音符号は使わないでください。

波ダッシュ

日本語文では、波ダッシュ・波ダーシ(「 」など)が通常に用いられますが、ウィキペディアにおいては原則として用いないでください。

その代わりに、原則として半角 (JIS X 0201) のハイフンマイナス「-」で代用してください。ただし、それが不適切である場合には適切な代替手段も検討してみてください。

この理由は、Windows環境の通常のキーボードでは、「 」を入力しようとしても、正しい波ダッシュ「〜」(Unicode: U+301C) ではなく、Unicode上は異なる文字である全角チルダが入力されてしまい、混乱を生むからです。モバイル環境など機器内蔵ブラウザにおいては、波ダッシュや全角チルダが正しく表示されないケースもあります。また、Unicodeにおいて正しい波ダッシュとされている文字「〜」(Unicode: U+301C) は、コンピュータOSおよびフォントによっては誤って上下逆の波形「 」で表示されることがあります。

波ダッシュをやむを得ず使用する場合

固有名称に波ダッシュが含まれる場合などで波ダッシュをやむを得ず使用する際には、原則として、正しい波ダッシュ「〜」(Unicode: U+301C) を必要最小限に用いてください。

この場合、Windows環境においては、通常のキーボードによる「〜」の入力は(上述の理由により)決して行わず、その代わり、ウィキペディア編集画面の投稿ボタンの下にある「記号」の中の「〜」を選択する方法で入力してください。もしくは「文字コード表」か「IMEパッド」から文字コードを選択する入力方法や、日本語入力システムで全角モードで「301c + F5 キー」をキーボード入力する、またはその単語登録機能を利用する方法があります。また記事本文であれば「&#12316;」、「&#x301C;」という入力で表記する方法もあります。

チルダ

全角チルダ「~」(Unicode: U+FF5E) ・チルダ「~」(Unicode: U+007E) は、波ダッシュの代わりとして用いられるケースがありますが、ウィキペディアにおいて、この目的での全角チルダあるいはチルダを使用しないでください。

ただし数学記号(ランダウの記号など)としての使用など、波ダッシュの代用ではない目的での使用については、この限りではありません。

全角チルダ、チルダが波ダッシュの代わりかどうか不明なことがあります。例として、作品名で「 」が用いられていて、それに関するオンラインの情報源で当該記号が全角チルダまたはチルダで表記されているケースが挙げられます。この場合は、波ダッシュを用いてください。

またWindows環境の通常のキーボード入力では、「 」のキーボード入力を決して行わないでください(上述の理由により)。

波ダッシュを記事名に使用する場合

波ダッシュを記事名に使用する場合は上記に従い、U+301C「〜」を用いますが、以下のルールを用います。

リーダー

3点リーダー「…」を用い、2点リーダー「‥」は使わないでください。

は「○」を用い、漢数字のゼロ「〇」や大きな丸「◯」は用いないでください。

罫線

罫線素片は使わないでください。代わりに、ウィキ文法の表HTMLtableタグを用います。

繰返し符号

繰返し符号(踊り字)とは「ヽヾゝゞ〃仝々」のようなもののことです。繰返し符号は「人々」のような単語につく「々(同の字点)」以外は原則として使わないでください。

略記号

元号や物理単位、名称などについて、全角1文字分の略記号[㎝、㈱など]は使用しないでください。

数字

漢数字

以下の場合には、漢数字を用いることができます。

ローマ数字

ローマ数字(IV、viなど)は使用しないでください。

丸数字

固有名詞の正式名称の場合、丸数字は①から⑳[注 1]までは使用可能とします。

その他の場合、丸数字は使用せず、代わりに (1)、(2)、(3) を使用します。

単位

年月日・時間

以下は記事の中で年月日・時間について記述する場合に適用します。著作物名に年月日・時間が含まれる場合など「固有名詞」には適用しません。また、引用する場合にも適用しません。

西暦・和暦

年月日

時刻

記述時点を表す語句

数式

確率分布

特定の確率分布を表すには、TeXでは\mathcal{ }を用います。

人名

日本名以外の人名

日本語人名(日本名)以外の人名は原則として片仮名書きにします。ただし、漢字表記を日本語読みする場合には平仮名を使います。

#外来語も参照してください。

地名

日本以外の地名は、現地読みを片仮名書きします。ただし、漢字表記を日本語読みする場合には平仮名を使います。もちろん、別の表記が慣習になっている場合はそれを用いることもできます。

#外来語も参照してください。

国名などの「旧」表記

著作物名

著作物名の括弧類(鉤括弧・二重鉤括弧)の使用法は、以下のようになっています。

例: 交響曲 第9番 作品95 『新世界より
例:『海辺のカフカ』、『坊ちゃん』、『動物の謝肉祭』、『ローマの休日』、『報道ステーション』、『ONE PIECE』、Yesterday ... and Today
単独の作品でも、作品群中の一作品として表わす場合(雑誌中の収録論文名、作品集や全集中の収録作品名、詩集中の詩名、組曲中の曲名、シングルやアルバム中の曲名など)は同様とします。
例: Nature “Molecular Structure of Nucleic Acids”、『展覧会の絵』「プロムナード」、Yesterday ... and TodayYesterday”、『古畑任三郎』「ラストダンス」
なお、元がCD発売などではなく口承で伝わった民謡などは、『』でも許容されます。
例:『おてもやん』、『グリーンスリーブス』、『一週間』、『ロンドンデリーの歌』、『もみの木
例:夏目漱石「文鳥」について → 「夏目漱石『文鳥』について」
例:三島由紀夫の『仮面の告白』、『憂国』と『奔馬』における「純粋」と「不純」 → 「三島由紀夫の『仮面の告白』、『憂国』と『奔馬』における「純粋」と「不純」」

学術用語

学術用語は、原則として文部科学省が発行した『学術用語集』に準じます。大部分のものは、次のサイトで検索可能です。

分野による特殊事情がある場合は、対応するウィキプロジェクトまたはポータルなどで議論してください。

略語・略称

俗語・俗称・隠語・業界用語

差別語・差別表現

ここでは、差別表現でしか用いられなくなった言葉を、差別語とします。差別語は百科事典の説明としてやむを得ない場合を除いて、使わないでください。差別表現と思われる場合には穏当な表現に書き換えます。ただし、差別表現は文脈によって生まれるものなので、安易に差別語と決め付けないように注意します。

放送関連

その他

脚注

[脚注の使い方]

注釈

例に使用した文献

参考文献

関連項目

外部リンク

https:https://www.search.com.vn/wiki/index.php?lang=ja&q=Wikipedia:表記ガイド&oldid=99845502」から取得
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