アンヘル・パガン

プエルトリコの野球選手 (1981 - )

アンヘル・マヌエル・パガンÁngel Manuel Pagán, 1981年7月2日 - )は、 プエルトリコサンフアン出身の元プロ野球選手外野手)。右投両打。

アンヘル・パガン
Ángel Pagán
サンフランシスコ・ジャイアンツ時代
(2013年5月20日)
基本情報
国籍アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地プエルトリコの旗 プエルトリコ自治連邦区サンフアン
生年月日 (1981-07-02) 1981年7月2日(42歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席右投両打
ポジション外野手(主に中堅手
プロ入り1999年 MLBドラフト4巡目(全体136位)でニューヨーク・メッツから指名
初出場2006年4月3日 シンシナティ・レッズ
最終出場2016年10月2日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チームプエルトリコの旗 プエルトリコ
WBC2013年2017年
獲得メダル
プエルトリコの旗 プエルトリコ
ワールド・ベースボール・クラシック
2013野球
2017野球

愛称はエル・カバージョ・ロコ(El Caballo Loco)またはクレイジー・ホースCrazy Horse[1]

経歴

プロ入りとメッツ傘下時代

1999年MLBドラフト4巡目(全体136位)でニューヨーク・メッツから指名され、翌2000年6月1日に契約。

2000年、傘下のアパラチアンリーグのルーキー級キングスポート・メッツ英語版でプロデビュー。19試合に出場して打率.361・8打点・6盗塁の成績を残した。

2001年はA-級ブルックリン・サイクロンズとA級キャピタルシティ・ボンバーズでプレー。A-級ブルックリンでは62試合に出場して打率.315・15打点・30盗塁の成績を残した。

2002年はA級キャピタルシティとA+級セントルーシー・メッツでプレーし、A級キャピタルシティでは108試合に出場して打率.279・1本塁打・36打点・52盗塁の成績を残した。

2003年はA+級セントルーシーでプレーし、113試合に出場して打率.249・1本塁打・33打点・35盗塁の成績を残した。

2004年はAA級ビンガムトン・メッツとAAA級ノーフォーク・タイズでプレーし、AA級ビンガムトンでは112試合に出場して打率.287・4本塁打・63打点・29盗塁の成績を残した。オフの11月19日にメッツとメジャー契約を結び[2]40人枠入りを果たした。

2005年3月2日にメッツと1年契約に合意[3]。この年はAAA級ノーフォークで129試合に出場して打率.271・8本塁打・40打点・27盗塁の成績を残した。

カブス時代

2006年1月25日に金銭トレードで、シカゴ・カブスへ移籍した[4]。開幕ロースター入りし、4月3日シンシナティ・レッズ戦でメジャーデビュー。5回裏から右翼の守備に就き、3打数2安打1打点だった[5]4月17日にハムストリングの故障で15日間の故障者リスト入りし[6]6月30日に復帰。25歳の誕生日の7月2日に行われたシカゴ・ホワイトソックス戦で、メジャー第1号・第2号本塁打を放った[7]。この年は77試合に出場し、打率.247・5本塁打・18打点・4盗塁の成績を残した。

2007年6月21日

2007年3月5日にカブスと1年契約に合意[8]3月28日にAAA級アイオワ・カブスへ異動し[9]、そのまま開幕を迎えた。5月10日にメジャーへ昇格[10]8月8日に大腸炎で15日間の故障者リスト入りし[11]、シーズンを終えた。この年は71試合に出場して打率.264・4本塁打・21打点・4盗塁の成績を残した。

メッツ復帰

2008年1月5日にコーリー・コールズ、ライアン・マイヤーズとのトレードで、古巣のメッツに復帰[12]3月4日にメッツと1年契約に合意し、開幕ロースター入りした。5月7日ロサンゼルス・ドジャース戦で左翼への飛球を追い、左翼スタンドに転落。左肩を負傷し、5月13日に15日間の故障者リスト入りした[13]7月9日にルーキー級ガルフ・コーストリーグ・メッツで復帰。A+級セントルーシーやA-級ブルックリンでもプレーしたが、メジャー復帰はなかった。この年は31試合に出場して打率.275・13打点・4盗塁の成績を残した。

2009年1月20日にメッツと57万5000ドルの1年契約に合意し[14][15]、開幕ロースター入りした。右肘や鼠蹊部の故障に悩まされたが、自己最多の88試合に出場。打率.306・6本塁打・32打点・14盗塁の成績を残した。

2010年6月10日

2010年2月9日にメッツと1年契約に合意[16]。正中堅手のカルロス・ベルトランが故障で離脱していたため、代役としてレギュラーに定着。ベルトラン復帰後も左翼手や右翼手のレギュラーに残り、151試合に出場して打率.290・11本塁打・69打点の成績を残した。37盗塁はリーグ2位だった。

2011年1月31日にメッツと350万ドルの1年契約に合意[17]。ベルトランが右翼へとコンバートされたため、正中堅手を任された。4月22日に15日間の故障者リスト入りし[18]5月27日に復帰[19]。この年は123試合に出場して打率.262・7本塁打・56打点・32盗塁の成績を残した。

ジャイアンツ時代

2011年12月7日アンドレス・トーレスラモン・ラミレスとのトレードで、サンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍した[20]

2012年1月16日にジャイアンツと485万ドルの1年契約に合意し[21]、開幕ロースター入りした[22]。この年は自己最多の154試合に出場し、8本塁打56打点29盗塁、打率.288だった。三塁打はリーグ最多の15本を記録するなどワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。オフの10月29日FAとなったが、12月3日にジャイアンツと総額4000万ドルの4年契約で再契約した[23]

2013年3月17日

2013年開幕前の3月に開催された第3回WBCプエルトリコ代表に選出された。

シーズンでは6月7日に左ハムストリングの故障で、15日間の故障者リスト入りし[24]7月5日に60日間の故障者リストへ異動[25]8月30日に復帰した[26]。この年は故障の影響で71試合の出場にとどまり、打率.282・5本塁打・30打点・9盗塁だった。

2014年は開幕ロースター入りし、開幕後は正中堅手として63試合に出場、打率.307と好調を維持していたが、6月25日に腰の故障で15日間の故障者リスト入りした[27]

2015年4月10日サンディエゴ・パドレス戦では、デレク・ノリスにガムを投げつけ一触即発の場面があった[28]

2016年は129試合に出場し、キャリアハイとなる12本塁打を放ったが、シーズン終了後の11月3日に再びFAとなった[29]

ジャイアンツ退団後

2017年2月8日第4回WBCプエルトリコ代表に選出され、2大会連続2度目の選出を果たした[30]3月22日アメリカ合衆国との決勝戦に敗れ、2大会連続で準優勝となった[31]。4月19日、2017年シーズンはどの球団とも契約しないことを発表した[32]

翌年以降はどの球団とも契約を結んでいない。

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2006CHC771871702842625671842111500283.247.306.394.701
20077116114821391024652141121000320.264.306.439.745
2008NYM31105911225710341340121100180.275.346.374.720
200988376343541052211616732147532520563.306.350.487.837
2010151633579801683171124669379634451979.290.340.425.765
201112353247868125244717856327454441624.262.322.372.694
2012SF154659605951743815826656297244850976.288.338.440.778
201371305280447916351163094022300361.282.334.414.749
20149641338356115212314927166132511535.300.342.389.731
2015133551512551342133170371240632019312.262.303.332.635
20161295434957113724512207551540342106611.277.331.418.750
MLB:11年11244465408458411432205564166541417651213431918463854.280.330.408.738
  • 2016年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰

プエルトリコ代表

背番号

  • 29(2006年 - 2007年)
  • 16(2008年 - 2016年)

代表歴

脚注

関連項目

外部リンク

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