オールスターゲーム (日本プロ野球)

日本プロ野球のオールスター戦

日本プロ野球オールスターゲームは、日本野球機構が主催する、セントラル・リーグパシフィック・リーグの各選抜チームによる対抗試合。通称は「オールスター」「球宴(きゅうえん)」。

オールスターゲーム
今シーズンの大会:
2023年のオールスターゲーム (日本プロ野球)
1956年のオールスターゲーム時撮影。
大沢啓二(左上)、秋山登(右上)、佐々木信也(左下)、土井淳(右下)。
競技野球
開始年1937年(職業野球東西対抗戦として)
1951年(オールスターゲームとして)
主催日本プロ野球機構
スポンサー三洋電機(1988年 - 2006年)
ガリバー(2007年)
マツダ(2008年 - 2016年)
マイナビ(2017年 - )
開催国日本の旗 日本
開催地12球団持ち回り
開催期間毎年7月
参加数2チーム
参加チームオール・セントラル
オール・パシフィック
公式サイト
オールスターゲーム
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概要

毎年7月に行われ、監督推薦やプロ野球ファンによる投票などで選抜された選手が出場する。

源流は、1リーグ時代の1937年から、メジャーリーグベースボールを手本に開催された「職業野球東西対抗戦」である。この時は、本拠地別に東西でチーム分けがされており、また開催時期はシーズン終了後であった。

その後、1950年セントラル・リーグパシフィック・リーグに分裂したのを受けて、翌1951年から、両リーグ対抗方式で実施されている。シーズン終了後は日本シリーズが行われることから、開催時期も夏場、シーズン途中に割り込む形での開催となった。

大会名

1988年より冠大会となっており、以下のような変遷を遂げている。

  • サンヨーオールスターゲーム(1988年 - 2006年) - 三洋電機(電機メーカー、現在はパナソニックの子会社)
  • ガリバーオールスターゲーム(2007年) - ガリバーインターナショナル(中古車販売)
  • マツダオールスターゲーム(2008年 - 2016年) - マツダ(自動車メーカー、広島東洋カープ球団筆頭株主)
  • マイナビオールスターゲーム(2017年 - ) - マイナビ(人材広告企業)

開催概要

会場および主催球団

12球団持ち回りで開催権が与えられ、基本的にその球団の本拠地(専用球場)で開催となる。地方開催(後述)の場合は日本野球機構(NPB)が直接開催権を持ち、セ・パのどちらをホームとし、どの球団が運営要員を派遣するかはそれまでの開催実績を元に決定される。

かつてはナイター開催が可能な照明設備を有する収容人員3万人以上の野球場での開催が義務付けられていたため、かつて近鉄バファローズ藤井寺球場日本生命球場を本拠にしていた頃、藤井寺は当時照明設備がなく、日生は収容人員が2万人強と規定を満たしていなかったため、近鉄主管では開催されず、本来近鉄主管となる順番の1959年1967年1973年1979年南海ホークスの本拠地・大阪球場で振り替えた上、南海に開催権を譲渡して開催した。また東映フライヤーズ1953年から1961年の間、駒澤野球場をフランチャイズとしていた9年間の東映の主管試合とロッテオリオンズ1973年から1977年の間、宮城球場をフランチャイズとしていた5年間のロッテの主管試合は開催されなかった。理由は駒澤野球場と宮城球場のキャパシティが上述の3万人以上収容の規定に満たなかったことや、周辺施設の問題による。なお、2002年の第2戦は広島東洋カープが開催権を持つ順番だったが、ゲームが開催されたのは広島市民球場ではなく松山中央公園野球場(坊っちゃんスタジアム)であり、地方開催のため広島球団ではなくNPBが主催の上、運営要員は広島を中心にセ各球団から派遣された。

時期・日程

スタート当初は年度により2試合と3試合とでばらつきがあったが、1960年代以降は3試合で定着してきた。しかし、「MLBオールスターが年1試合なのに対し、日本オールスターの3試合は多いのではないか」という日本プロ野球選手会側からの要望もあり、1989年以降は原則2試合となった。ただし基本的に夏季オリンピック開催年については3試合を維持した上で、第3戦を地方で開催することとなり、1992年宮城球場を皮切りに地方開催が実施されるようになった。2001年を最後に3試合制は原則として一旦消滅し、2002年2010年は完全2試合制となり、隔年で2試合のうち1試合(原則第2戦)を地方開催することとなった。しかし、2011年には選手年金の財源確保などNPBの収益強化を目的として10年ぶりに3試合制が復活し[1][2]2012年2013年も3試合制で行われた。なお、2011年からの3年間については東日本大震災の復興支援の意味合いもあり、3試合目は被災地である宮城・岩手・福島の各県の球場で実施された。2014年からは再び2試合制となり、2018年からは4年に1度、1試合を地方球場で開催することになった[3]

試合開催日も初期の1951年1957年は7月初旬か中旬の開催だったが、梅雨の時期と重なり雨天中止・延期が長引いたケース(1953年など)もあったため、1958年2001年は梅雨明け後・夏休み初めの週末となる7月下旬に行われた。第1戦は土曜日、第2戦は日曜日、移動日を挟んで第3戦は火曜日に開催された。1990年代の2試合制は平日開催(第1戦火曜日、第2戦は水曜日)だった。その後夏休みの公式戦開催を強化するため2002年2004年は7月中旬に一旦繰り上げられるも、セ・パ交流戦開始による同一リーグ所属チーム間との対戦、あるいは交流戦の雨天中止・延期分の予備日日程確保の観点から、2005年以後は7月下旬に戻される。第1戦が木曜日や金曜日に始まる年もあり、2011年には3試合連続で開催された。

2020年新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、史上初めてオールスターゲームが中止となった[4]

ペナントレースや日本シリーズでは試合時間が3時間超えが年々増加する中、オールスターゲームの場合は試合時間から3時間以内で終える。

地方開催

前述の通りオールスターゲームは、NPB12球団の本拠地になっていない地方都市でも開催されている。NPBではオールスターゲームの誘致条件について「プロ野球開催に対応する施設を有し、且つプロ野球公式戦等の開催実績を積み、施設運営のノウハウを培うことが前提」と説明している。

なお地方開催の場合、開催権はNPBにある。主管相当球団は本拠地開催の場合と同様に運営要員などを派遣しているが、厳密な意味での主管球団ではない。

地方開催球場(後に本拠地となった球場含む)
開催年球場名主管相当球団
1992県営宮城球場[注釈 1]ロッテ[注釈 2]
1996富山市民球場アルペンスタジアム中日
1999岡山県倉敷スポーツ公園野球場
(倉敷マスカットスタジアム)
広島
2000長崎ビッグNスタジアムダイエー
2001札幌ドーム[注釈 3]西武
2002松山坊っちゃんスタジアム広島
2004長野オリンピックスタジアム西武
2006サンマリンスタジアム宮崎ソフトバンク[注釈 4]
2010新潟県立野球場
(HARD OFF ECOスタジアム新潟)
横浜
2012松山坊っちゃんスタジアムヤクルト
岩手県営野球場楽天
2013いわきグリーンスタジアム
2018藤崎台県営野球場
(リブワーク藤崎台球場)
ソフトバンク[注釈 5]
2022松山坊っちゃんスタジアムヤクルト
2026(予定)富山市民球場アルペンスタジアム

新潟は2004年4月の段階で2008年のオールスター開催が内定していたものの、同年に新潟県内では平成16年7月新潟・福島豪雨(7・13水害)や新潟県中越地震などの自然災害が相次いだ。県は災害復旧を最優先させるため、2008年竣工予定だった県立野球場の建設事業を凍結し、2005年7月に開催返上を決定。同月末に日本野球機構に開催辞退の申請を提出し、8月1日に行われた実行委員会で正式に承認された。オールスターゲームの地方開催を辞退するのは史上初のケースだった[注釈 6]。その後2006年に球場建設の目途が付いたことから再び開催地に立候補し、2010年の開催が内定。2009年6月の実行委員会で正式に開催が決定した(試合詳細は2010年のオールスターゲーム (日本プロ野球)を参照)。

2013年以降、地方球場でのオールスターの開催が途絶えていたが、2018年の第2戦は熊本県リブワーク藤崎台球場で開催することとなった。2018年以降、地方球場でも4年に1度開催するとしている[3]

選出方法

ファン投票により、外野手のみ上位3名まで、その他のポジションについては1位の選手が選出される。投手は「先発」「中継ぎ」「抑え」にポジションが分かれており、それぞれの1位が選出される。また、2008年より選手間投票が導入され、ファン投票と同様に各ポジション1位と外野手上位3名が選出される[5]。翌日発表の監督推薦(前年リーグ優勝球団監督が担当)を併せて両チーム28名ずつ(計56名)がメンバーとして登録される。

選手枠は原則として28名(合計56名)だが、試合数などを考慮し増加する場合がある。2010年は「プラスワン」により29名(合計58名)、3試合制の2011年から2013年は「プラスワン」を含め32名(合計64名)となった。

監督は前年度にリーグ優勝したチームの監督、コーチは前年度に2位・3位であったチームの監督が務める。前年度終了後に監督が交代した場合、またはシーズン中に監督が休養してコーチ等が代行を務める場合でもそのまま監督(監督代行)が監督・コーチとなる[注釈 7]

ファン投票

ファン投票は、公式投票はがき、市販の郵便・私製はがき、インターネット(パソコン、携帯電話)から投票する。インターネット投票では、同一メールアドレスから1日1回までという投票制限がある[注釈 8]

公式投票はがきは公式戦の開催会場や有名書店などで配布される[注釈 9]。公式戦会場などでは直接投票できる(切手不要)投票箱が設置されている。かつてはサークルKサンクス(現在のファミリーマート)でも配布されていたが、2016年をもって終了している。コンビニエンスストアの投票箱は2005年に一度設置を取りやめ、2006年から復活した。これは2005年に全面施行された個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)による影響との説があり、2006年以降の公式投票はがきには個人情報の記載が不要となっている。

投票開始日から数えて概ね1週間経過してから締切日までほぼ毎日(土・日曜日は除く)途中経過が発表され、締め切り後1週間程度をメドに最終集計が公表される。

1986年までは18名(1975年の指名打者制度投入後は19名)連記、あるいは1名のみの単記・または18名連記のどちらか等投票方式の変化をたどってきたが、1987年以後は単記・連記自由で、連記の場合は19名(セ・9人、パ・10人)までであれば自由となった(下記参照)。その後ルール改正で投手については「先発」「中継ぎ」「抑え」の3人ずつまで投票できるため、連記の場合は23人(セ・11人、パ・12人)まで投票できる。ただし、各リーグ・各ポジションにつき1名(外野3名まで)は厳守することとなっている。

公式投票はがきからの投票の場合、マークシート方式であらかじめノミネートされた選手の中から選んで塗りつぶす方式が取り入れられている。ノミネート選手外の場合は、チーム、ポジション、背番号の順に塗りつぶして投票する。2016年の原口文仁の場合、T→2→9→4の順に塗りつぶす。

2005年より、ファン投票において得票数トップとなった選手は「最多得票プレーヤー」として表彰される。表彰は出場選手発表後、所属チームのホームゲーム開催球場にて実施され、認定証、盾などが贈呈される。

基本的にファン投票で選出された選手は出場を辞退することができない。辞退した場合は野球協約86条により、当該選手が属する球団の球宴終了後の後半戦開始から10試合選手登録ができなくなる。2006年まで「顕著な傷病等により出場できなかったものとコミッショナーが認めた時は、出場登録できるまでの期間を短縮することができる」とあり、故障による出場辞退の場合は登録停止期間の短縮もしくは免除を受けることができたが、明確な適用基準がなく悪用の恐れがあるとのことから、この年を以って廃止となった。この制度の適用を受けたことがある選手は2003年川崎憲次郎、2006年の福留孝介小久保裕紀の3人である。福留は後半戦開幕から活躍したため制度の悪用との批判があった(もっとも福留は他の年はすべて選出された年に出場しており、この年もオールスター前に怪我の影響で14試合を欠場している)。なお2019年より野球協約が改定され、脳震盪により登録抹消された選手は適用除外となる他、オールスターゲーム開催時点で出場選手登録を抹消中の選手については抹消期間中の試合数を10試合から差し引くことになった[10]

歴代のファン投票の方式
  • 1951年、1952年:18名連記。市販のはがき使用による郵送のみ
  • 1953年:単記(1名のみ)。はがき郵送のみ
  • 1954年、1955年:単記・18名連記のどちらでも可(市販のはがきの郵送の他、新聞刷り込み投票用紙、はがき大の画用紙でも投票と持ち込みも可能)
  • 1956年:はがきの場合は単記・18名連記どちらも可。新聞刷り込み投票用紙は18名連記のみ。何れも郵送のみ受付で小包は使用不可
  • 1957年 - 1970年:はがき、新聞刷り込み投票用紙とも18名連記のみ。何れも郵送のみで小包使用不可
  • 1971年、1972年:両リーグとも同じ守備位置・選手を1つ(1名)ずつ選ぶ準単記方式(即ち投手を投票したいのであればセ・パそれぞれの投手の中から1名ずつ選ぶ)。はがき・専用投票用紙による郵送のみ
  • 1973年 - 1975年:両リーグとも投票者が各自守備位置を選び2名ずつ投票する準単記方式。はがき・専用投票用紙による郵送のみ
  • 1976年 - 1986年:19名連記(守備位置と背番号の数字と球団の英略を併記)。はがき・専用投票用紙による郵送のみ
  • 1987年 - 現在:単記・連記どちらも可。連記の場合は19名(その後投手を3つに分類したため現在は23人)までの範囲であれば自由に投票できるようになった。はがき・専用投票用紙による郵送、球場などでの直接持ち込み、その後インターネットパソコン携帯電話)からの投票も可能となる

※参考出典:ベースボール・レコード・ブック1988年版(ベースボール・マガジン社)「オールスターゲーム」の項目を参照

現在のファン投票の問題点
  • インターネット投票の導入により、安易に大量投票が可能になったため、故障で試合出場のなかった選手が選ばれたり、そのポジションを経験したことのない選手が票を集めるといった不可解な結果が多くみられるようになっている(例:2003年の川崎祭)。好意的解釈をするか否定的に受け止めるかは人それぞれだが、打撃が得意だったトレイ・ムーア投手に一塁手での投票が入っていたり、一部のファンが中村紀洋の三塁手部門での選出を阻止するため小笠原道大に票を集中させたり、リック・ショートにほとんど守ったことのない遊撃手(ショート)での票が多く入っていたこともある。
  • ノミネートされた選手への投票に比べて、その他の選手への投票は手間がかかるため、ノミネート外選手が選出されることは少ない。そのため、シーズン途中からレギュラーになった選手、ノミネートされていない選手は選ばれにくい。また、シーズン中にポジションの変更が行われた選手も変更前のポジションでの得票が圧倒的に多い。また、ポジションを変換した選手は票が各ポジションに分散されてしまう(2000年代後半以降では松中信彦への票が一塁手、外野手、指名打者に分散されてしまっている)。
  • 先発・中継ぎ投手は1球団あたり5〜6人ずついるが、枠はそれぞれ1つずつしかないため監督推薦でなければ出場は難しい。
  • 票が入りやすいという条件さえあれば、故障選手・2軍調整中選手まで選出されてしまうことがある(2007年の松本輝など)。
  • 稀に球団自らが、あるいは球団所在地の地元マスメディアなどが主導する形でチームへの関心の喚起を目的としてファンに投票を呼びかけた場合、結果的に当該球団所属選手への大量得票に繋がってしまうケースがあり、特にその球団のシーズン成績が不振である場合には非難の対象となりやすい(1978年日本ハム1995年横浜2007年楽天など。特に前者の場合は一部選出選手が出場辞退に追い込まれている)[11]

これらの問題の改善策として、ノミネート制度の廃止やポジション別での選出の見直しなどが議論されている。王貞治(ソフトバンク球団会長)は私案として、観戦券1枚に投票用紙1枚を添付する方式を示している。

守備位置の記号

  • 先発投手:1-1
  • 中継ぎ投手:1-2
  • 抑え投手:1-3
  • 捕手:2
  • 一塁手:3
  • 二塁手:4
  • 三塁手:5
  • 遊撃手:6
  • 左翼手:7
  • 中堅手:8
  • 右翼手:9
  • 指名打者:DH

投票で使う球団略号

セ・リーグ
パ・リーグ
過去に使われた略号
  • セ・リーグ
    • (第1次)大洋ホエールズ→(第2次)大洋ホエールズ→横浜大洋ホエールズ(W)
    • 大洋松竹ロビンス(R)
    • 横浜ベイスターズ(YB)
    • サンケイアトムズ→アトムズ→ヤクルトアトムズ(A)
    • 松竹ロビンス(R)
  • パ・リーグ
    • オリックス・ブルーウェーブ(BW)
    • オリックス・バファローズ(Bs) ※2018年まで
    • 毎日オリオンズ→毎日大映オリオンズ→東京オリオンズ→ロッテオリオンズ(O)
    • 高橋ユニオンズ→トンボユニオンズ→高橋ユニオンズ(U)
    • 大映スターズ(S)
    • 大映ユニオンズ(U)
    • 近鉄パールス(P)
    • 近鉄バファロー→近鉄バファローズ→大阪近鉄バファローズ(Bu)

選手間投票

2008年から、現役選手がファン投票とは別に投票を行って出場選手を選出する制度を導入した。概要は以下の通り。

  • 投票は12球団の支配下登録選手全員によって行う。
  • 投票対象選手は各球団が選出したファン投票リストの30名。
  • セ・リーグは9ポジション9名、パ・リーグはDHを含む10ポジション10名へ投票。外野手はポジションを分けず3名。
    • 2010年までは自球団の選手への投票はできなかったが、2011年度より可能となった。
  • セ・パそれぞれのポジションの得票数1位をオールスター出場選手とする。
    • ファン投票と選手間投票の1位が同一選手であった場合、2位選手の繰上げは行わず、その枠は監督推薦選手に組み入れる。

プラスワン

2010年に60回大会特別企画として導入された、ファン投票・選手間投票・監督推薦の選手以外から「最後の1名」を決めるファン投票。2014年から2017年までは実施されなかったが、その後2018年に再開。2021年も実施されなかったが[注釈 10]、2022年から再開されている。

投票の名称
  • マツダ・プレマシー プラスワン ドリーム(2010年)
  • SKYACTIV TECHNOLOGY プラスワン チャレンジ(2011年)
  • SKYACTIV TECHNOLOGY プラスワン ドリーム(2012年)
  • プラスワン投票(2013年、2018年以降)
プラスワン投票選出者
セ・リーグパ・リーグ
選手名所属選手名所属
2010年クレイグ・ブラゼル阪神タイガース田中賢介北海道日本ハムファイターズ
2011年澤村拓一読売ジャイアンツ斎藤佑樹
2012年堂林翔太広島東洋カープ角中勝也千葉ロッテマリーンズ
2013年内川聖一福岡ソフトバンクホークス
2018年坂口智隆東京ヤクルトスワローズ大田泰示北海道日本ハムファイターズ
2019年原口文仁阪神タイガース
2022年小林誠司読売ジャイアンツ清宮幸太郎
2023年トレバー・バウアー横浜DeNAベイスターズ山本由伸オリックス・バファローズ

概要は以下の通り。

  • ファン投票、選手間投票、監督推薦による出場選手決定後に、選出されていない出場条件を満たすすべての選手の中から選ぶ。MLBオールスターゲームにおける「33人目の選手」とは異なり、候補者の選考は行われない。
  • 投票の受付はインターネット(NPB公式サイト)で行う。2019年はTwitter、2023年はSmartNewsアプリによる投票も可能であった。
  • セ・パそれぞれの得票数1位をオールスター出場選手とする。

出場対象選手

  • 原則として5月末までに支配下登録されている選手を対象とする。
  • 2004年から、1軍の試合実績のない選手への投票を抑制すること、また組織票防止の観点から、打者は10試合以上、若しくは20打席以上出場、投手は5試合以上、若しくは10回以上の登板(出場)実績のない選手は選考の対象から外されることとなった(川崎祭を参照)。
  • 外国人選手はファン投票に関しては推薦の上限を設けない(試合出場に際しては同時出場の場合上限あり)。
  • 投票期間中の選手移籍に関しては、同一リーグ内の場合は前所属球団の分と併せて得票数に計算。異なるリーグへの移籍となる場合は、前所属球団の分はそのまま「移籍前」扱いとして残して、移籍先球団の所属するリーグでは改めて0の段階から得票を数えていく。

試合方式

  • 予告先発があり、第1戦は試合前日に発表される。第2戦、第3戦は各直前試合の終了後に発表される。
  • すべての試合で指名打者制。
  • 9イニングで終了、延長戦は無し。引き分け再試合も無し。
  • 雨天により続行不可能となった場合は公式戦同様コールドゲームは5回裏終了時点で成立とみなす。
  • 投手は3イニングを超えて登板することはできない。ただし1死または2死後に登板した場合は、以後の完全な3イニングを投球することができる(したがって、記録上は最大3回2/3まで登板が可能である)。
  • 外国人選手枠は1チーム最大5名(2010年までは4名)。同時に出場できる外国人選手は投手1名、野手4名(2010年までは3名)まで。
  • 試合の審判は、NPB審判部から選ばれた審判員による。日本シリーズと同じく6人制。公式戦・交流戦とは違い、外審と呼ばれる審判(以前の線審、主に両翼ポール際への打球のファウルか本塁打を判定する)が両翼のファウルライン上に立つ。
  • 明確に規定されているわけではないが、開催球場を本拠地とするチームの投手が先発を務めることが慣例になっている(山本昌が自身の公式ページで言及していた)。例としては2003年第1戦(大阪ドーム)の先発投手は、全セが阪神(当時)の井川慶、全パが近鉄(当時)の岩隈久志だった(この年の主管球団は大阪ドームを本拠地にする近鉄だったが、2002年のオールスター開催条項改正で2試合開催の場合のホームゲームはセ・パ各1試合とする取り決めとなったため、セ・リーグのホームゲームとなった)。

大会CM

1999年と2000年には、両軍監督出演の大会オリジナルCMが制作され、6月ごろから各球場の大型映像装置(オーロラビジョンなど)で上映された。

大会マスコットキャラクター

1990年代、三洋電機スポンサー時代のこと、星をモチーフにしたオールスターゲームオリジナルの大会マスコットキャラクター「うっ太」と「なげ太」が存在した。ヘルメットにセ・リーグのロゴが書かれたものと、パ・リーグのロゴが書かれたものの2体が存在。2019年現在、動物のアルパカをモチーフとした「セカパカ」が存在。

大会シンボルマーク

  • 三洋電機時代:セ・リーグとパ・リーグのロゴが、書かれたヘルメット。

プラクティスユニフォーム

2007年までは練習中も各球団のユニフォームを着用していたが、2008年からはセ・パそれぞれのイメージカラーである連盟旗の色(セ=緑、パ=青)を基調とした、専用のプラクティスユニフォームミズノ株式会社提供)を着用。ちなみにこのユニフォームは、出場者の直筆サインを入れてインターネットオークションに出品。チャリティーによる売上金は、日本赤十字社を通して同年発生したミャンマーのサイクロンや中国の四川大地震での被災者への救援に充てられた。

2009年は、開催球場を本拠地とする球団のチームカラー(セ=カープの赤、パ=ファイターズの青)に、2010年はそれぞれの開催地をイメージした色(セ=新潟の日本海に浮かぶ夕日のオレンジと日本海のブルー、パ=福岡の玄界灘の深い海をイメージした黒と紺)にそれぞれ変更[注釈 11]されている。

2011年は、セ・パともにマーク・ロゴ以外は全て同じデザインとした。これは同年3月11日発生の東日本大震災からの復興を12球団一丸となって取り組んでいるというメッセージを込めたもので、日の丸をイメージした「白地に赤」となっている。2012年・2013年も同じデザイン(ロゴは変更[注釈 12])のものを使用。ちなみに、実際に試合で着用されたユニフォームは出場者の直筆サインを入れて、インターネットによるチャリティーオークションに出品される。オークションの売上は、全額日本赤十字社を通じて震災の復興のために使用される。

2014年は、3年ぶりにデザインが変更となりセ・リーグは銀、パ・リーグは金を基調としたユニフォームとなった。ロゴの周りには今までと同様に開催地を模した星が、帽子にはリーグのロゴマークがそれぞれ描かれている。また、翌2015年も同じデザインを使用[注釈 13]

2016年は、サプライヤーがマジェスティック ジャパンに変更されユニフォームも一新、2009年と同様に開催球場を本拠地とする球団のチームカラー(セ=ベイスターズの青、パ=ホークスの黄色)をモチーフにしたものとなった。2017年は開催球場を本拠地とする球団のビジターユニフォーム(セ=ドラゴンズ、パ=マリーンズ)をベースとしたデザイン、2018年は表面は連盟旗、裏面はそれぞれの開催地をイメージした色(セ=青、パ=海老茶色)をベースとしたデザイン、2019年はセ・リーグは濃紺・緑・セルリアンブルー(開催地甲子園のある兵庫県旗の色)、パ・リーグは灰色・青・江戸紫(東京ドームのある東京都旗の色)のそれぞれ3色をベースに、両脇に所属球団をイメージとした星が3つずつ描かれたデザインとなった。

このユニフォームについては、提供者であるミズノ→マジェスティック ジャパンが一般向けとして作製しているレプリカ版を、通販などで販売もしている。なお、販売は期間限定で、ファン投票期間中から開始される。

過去の試合方式

延長戦の規定
  • 1953年:12回まで
  • 1954年 - 1955年:日没まで。
  • 1956年 - 1958年:22時15分以降新しいイニングに入らない。
  • 1959年 - 1964年:22時30分以降新しいイニングに入らない。
  • 1965年 - 1967年:22時15分以降新しいイニングに入らない。
  • 1968年 - 1973年:22時20分以降新しいイニングに入らない。
  • 1974年:21時30分以降新しいイニングに入らない。
  • 1975年 - 1987年:試合開始3時間を越えて新しいイニングに入らない。
  • 1988年 - 1991年:試合開始4時間を越えて新しいイニングに入らない。12回打ち切り。
  • 1992年以降:延長なし。9回打ち切り。
指名打者
  • 1982年以前:採用せず。
  • 1983年:採用するもパ・リーグのみ使用。
  • 1984年 - 1989年:採用せず。
  • 1990年 - 1992年:パ・リーグ本拠地球場のみ採用。
  • 1993年以降:全試合採用。

各種表彰

  • 最優秀選手賞(各試合につき1名ずつ):賞金300万円
  • 優秀選手賞(各試合につき4名ずつ):賞金100万円
    2009年度からは優秀選手に代えて次の各賞を贈呈。
    • ベストバッター賞(最も優れた打撃技術を見せた選手):賞金100万円
    • ベストピッチャー賞(最も卓越した投球を見せた選手):賞金100万円
    • ベストプレー賞(守備・走塁など様々なプレーでこれぞプロという技を見せた選手):賞金100万円
  • 最多得票プレーヤー(ファン投票において得票数トップとなった選手):認定証、盾など
2試合を通しての優秀選手に対する賞(2019年度)
  • マイナビ賞:賞金100万円
  • Twitter賞(Twitter上で最もツイートが盛り上がった選手)賞金100万円[注釈 14]

過去の各賞

  • SANYO賞→ガリバー賞(各試合で最もファンの共鳴を与えたファインプレーをした選手。SANYO賞のときは随時表彰(賞金10万円)だったが、ガリバー賞は2試合を通して1名にガリバー提供の中古車(車種は選手が決めることができる)が贈られる。2007年度の審査員長は萩本欽一茨城ゴールデンゴールズ監督が務める)
  • ホームラン賞(各試合で本塁打(ホームラン)を打った選手に随時):賞金3万円(テレビの中継では、金額の詳細は略され「賞金が贈られます」と紹介される)
  • サンヨーオールスター新人賞→ガリバーオールスター新人賞(全試合を通して、この年オールスターに初出場を果たし、活躍した選手を各リーグから1名ずつ):賞金30万円
  • マツダ賞
    • 正式名称はマツダ・ビアンテ賞(2008年)→マツダ・アクセラ賞(2009年)→マツダ・プレマシー賞(2010年)→SKYACTIV TECHNOLOGY賞(2011 - 2013年)→Be a driver.賞(2014年 - 2016年)
    • 全試合を通じて、プレーやパフォーマンスなどでファンに夢と感動を与え、最も強い印象を残した選手1名に贈られる。
    • 副賞:マツダ・ビアンテ(2008年)→マツダ・アクセラ(2009年)→マツダ・プレマシー(2010年)→マツダの「SKYACTIV TECHNOLOGY」搭載車もしくは同社が提供する数種類の車の中から1台(2011年-2016年)[注釈 15][注釈 16]
  • 日産ノートe-POWER賞:日産自動車の電気自動車「日産ノートe-POWER」を贈呈(2017年)
    • 「協賛社特別賞」として、マイナビ賞とセットで贈呈。

なお、三洋電機が協賛していた時には各賞受賞者に副賞として三洋家電製品が贈呈された。また、各試合の勝利リーグや試合前のアトラクション出場選手への参加賞、オールスター選出選手全員にも出場記念品として三洋製品が贈られた。

ホームランダービー

試合前のアトラクションとして「ホームランダービー」が行われている。

ルール(2018年以降)[12]
  • 出場選手中、本塁打を開催年の7月1日までに7本以上、または前年の公式戦で15本以上打っている選手を対象としてファン投票によりセ・パ4人ずつ選出。
  • 第1戦で4人による準々決勝・準決勝を、第2戦で残り4人による準々決勝・準決勝と、各準決勝の勝者による決勝を行う。
  • 1回につき2分間(球数は無制限だが、打球が着地するまで次の投球を行えない)[注釈 17]でホームラン数の多い方が勝利。同数の場合は1分間の延長戦を行い、なお同数の場合はファン投票の投票数が多い方が勝利となる。
  • 優勝賞金は100万円。これとは別に、全ての対戦を通して打球の速度が一番速かった選手に「日産ノート e-POWER賞」が贈呈される。
ルール(2017年以前)
  • 各試合、ファン投票により選出されたセ・パ2人ずつ出場。
  • ホームランにならなかった打球や空振りをアウトとみなし、アウト7回で終了。
  • 優勝賞金は50万円。

結果

月日スコア開催球場MVP
11951年7月4日21阪神甲子園球場川上哲治
7月7日42後楽園球場野口明
7月8日34後楽園球場林義一
21952年7月3日22阪急西宮球場(該当者なし)
7月5日18後楽園球場飯島滋弥
31953年7月1日02後楽園球場飯田徳治
7月6日20阪神甲子園球場平井三郎
7月8日03中日スタヂアム堀井数男
41954年7月3日25阪急西宮球場中西太
7月4日12後楽園球場山内一弘
51955年7月2日02大阪球場山内一弘
7月3日94阪神甲子園球場西沢道夫
61956年7月3日08後楽園球場森下正夫
7月4日20後楽園球場吉田義男
71957年7月11日25中日スタヂアム大下弘
7月13日54中日スタヂアム宮本敏雄
81958年7月27日52平和台球場宮本敏雄
7月29日38広島市民球場中西太
91959年7月28日09阪急西宮球場山内一弘
7月29日64大阪球場中利夫
101960年7月25日13川崎球場森下整鎮
7月26日54後楽園球場金田正一
7月27日56後楽園球場張本勲
111961年7月18日03中日スタヂアム広瀬叔功
7月19日24阪神甲子園球場田宮謙次郎
121962年7月24日07平和台球場ジャック・ブルーム
7月26日45広島市民球場張本勲
131963年7月22日64後楽園球場近藤和彦
7月23日119東京スタジアム王貞治
7月24日85明治神宮野球場古葉毅
141964年7月20日10川崎球場金田正一
7月21日51中日スタヂアムジェームス・マーシャル
7月22日210大阪球場ジョー・スタンカ
151965年7月19日25後楽園球場ダリル・スペンサー
7月20日36阪急西宮球場高倉照幸
7月21日11平和台球場江藤愼一
161966年7月19日26東京スタジアム広瀬叔功
7月20日36阪神甲子園球場榎本喜八
7月21日51広島市民球場古葉竹識
171967年7月25日49明治神宮野球場土井正博
7月26日37中日スタヂアム長池徳士
7月27日69大阪球場大杉勝男
181968年7月23日21川崎球場江藤愼一
7月24日83後楽園球場柴田勲
7月25日45阪急西宮球場小池兼司
191969年7月19日67東京スタジアム土井正博
7月20日36阪神甲子園球場船田和英
7月22日44平和台球場(該当者なし)
201970年7月18日913明治神宮野球場長池徳士
7月19日41大阪球場江夏豊
7月21日86広島市民球場遠井吾郎
211971年7月17日50阪急西宮球場江夏豊
7月19日04中日スタヂアム長池徳士
7月20日23後楽園球場加藤秀司
221972年7月22日25東京スタジアム野村克也
7月23日04川崎球場阪本敏三
7月25日10阪神甲子園球場池田祥浩
231973年7月21日93明治神宮野球場若松勉
7月22日01大阪球場福本豊
7月24日12平和台球場山崎裕之
241974年7月21日23後楽園球場高井保弘
7月22日36阪急西宮球場福本豊
7月23日01広島市民球場張本勲
251975年7月19日80阪神甲子園球場山本浩二
7月20日43中日スタヂアム松原誠
7月22日03明治神宮野球場土井正博
261976年7月17日13川崎球場有藤道世
7月18日111後楽園球場門田博光
7月20日51大阪球場吉田孝司
271977年7月23日21平和台球場若松勉
7月24日04阪急西宮球場野村克也
7月26日43明治神宮野球場王貞治
281978年7月22日75広島市民球場エイドリアン・ギャレット
7月23日09阪神甲子園球場簑田浩二
7月25日85後楽園球場掛布雅之
291979年7月21日112大阪球場王貞治
7月22日13ナゴヤ球場ボビー・マルカーノ
7月24日75明治神宮野球場山本浩二
301980年7月19日76阪急西宮球場岡田彰布
7月20日13川崎球場平野光泰
7月22日21後楽園球場江夏豊
311981年7月25日35阪神甲子園球場藤原満
7月26日63横浜スタジアム掛布雅之
7月28日60明治神宮野球場山倉和博
321982年7月24日27後楽園球場福本豊
7月25日55西武球場柏原純一
7月27日32大阪球場掛布雅之
331983年7月23日35明治神宮野球場門田博光
7月24日34阪急西宮球場梨田昌孝
7月26日14広島市民球場落合博満
341984年7月21日514後楽園球場簑田浩二
7月22日56阪神甲子園球場ブーマー・ウェルズ
7月24日41ナゴヤ球場江川卓
351985年7月20日20明治神宮野球場高木豊
7月21日65川崎球場ウォーレン・クロマティ
7月23日210藤井寺球場松永浩美
361986年7月19日46後楽園球場山本和範
7月20日34大阪球場清原和博
7月22日53広島市民球場吉村禎章
371987年7月25日47西武球場高沢秀昭
7月26日38横浜スタジアム石毛宏典
7月28日79阪神甲子園球場清原和博
381988年7月24日13阪急西宮球場ブーマー・ウェルズ
7月25日41ナゴヤ球場岡田彰布
7月26日43東京ドーム正田耕三
391989年7月25日06明治神宮野球場村田兆治
7月26日41藤井寺球場彦野利勝
401990年7月24日07横浜スタジアムラルフ・ブライアント
7月25日712平和台球場清原和博
411991年7月23日10東京ドーム古田敦也
7月24日33広島市民球場広沢克己
421992年7月18日16阪神甲子園球場石井浩郎
7月19日64千葉マリンスタジアム古田敦也
7月21日42県営宮城球場駒田徳広
431993年7月20日810東京ドーム清原和博
7月21日108グリーンスタジアム神戸トーマス・オマリー
441994年7月19日18西武球場秋山幸二
7月20日73ナゴヤ球場グレン・ブラッグス
451995年7月25日44横浜スタジアム落合博満
7月26日76広島市民球場松井秀喜
461996年7月20日47福岡ドーム山本和範
7月21日37東京ドーム清原和博
7月23日42富山市民球場金本知憲
471997年7月23日05大阪ドーム松井稼頭央
7月24日63明治神宮野球場清原和博
481998年7月22日41ナゴヤドーム川上憲伸
7月23日33千葉マリンスタジアム松井秀喜
491999年7月24日84西武ドーム松井秀喜
7月25日95阪神甲子園球場ロバート・ローズ
7月27日21マスカットスタジアム新庄剛志
502000年7月22日54東京ドームロベルト・ペタジーニ
7月23日124グリーンスタジアム神戸山﨑武司
7月26日93長崎ビッグNスタジアム清原和博
512001年7月21日17福岡ドーム松井稼頭央
7月22日126横浜スタジアムロベルト・ペタジーニ
7月24日48札幌ドーム中村紀洋
522002年7月12日41東京ドームジョージ・アリアス
7月13日24松山坊っちゃんスタジアム的山哲也
532003年7月15日44大阪ドーム高橋由伸
7月16日53千葉マリンスタジアム金本知憲
542004年7月10日36ナゴヤドーム松坂大輔
7月11日12長野オリンピックスタジアムSHINJO
552005年7月22日65インボイスSEIBUドーム金城龍彦
7月23日53阪神甲子園球場前田智徳
562006年7月21日31明治神宮野球場青木宣親
7月23日74サンマリンスタジアム宮崎藤本敦士
572007年7月20日40東京ドームアレックス・ラミレス
7月21日115フルキャストスタジアム宮城阿部慎之助
582008年7月31日45京セラドーム大阪山﨑武司
8月1日116横浜スタジアム荒木雅博
592009年7月24日108札幌ドーム青木宣親
7月25日47MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島松中信彦
602010年7月23日41福岡Yahoo! JAPANドーム阿部慎之助
7月24日55HARD OFF ECOスタジアム新潟片岡易之
612011年7月22日94ナゴヤドーム畠山和洋
7月23日34QVCマリンフィールド中村剛也
7月24日05日本製紙クリネックススタジアム宮城稲葉篤紀
622012年7月20日41京セラドーム大阪中村紀洋
7月21日40松山坊っちゃんスタジアム前田健太
7月23日26岩手県営野球場陽岱鋼
632013年7月19日11札幌ドーム澤村拓一
7月20日31明治神宮野球場新井貴浩
7月22日13いわきグリーンスタジアム内川聖一
642014年7月18日70西武ドームブラッド・エルドレッド
7月19日612阪神甲子園球場柳田悠岐
652015年7月17日86東京ドーム藤浪晋太郎
7月18日83MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島會澤翼
662016年7月15日54福岡ヤフオク!ドーム筒香嘉智
7月16日55横浜スタジアム大谷翔平
672017年7月14日26ナゴヤドーム内川聖一
7月15日13ZOZOマリンスタジアムアルフレド・デスパイネ
682018年7月13日67京セラドーム大阪森友哉
7月14日15リブワーク藤崎台球場源田壮亮
692019年7月12日36東京ドーム森友哉
7月13日113阪神甲子園球場近本光司
-2020年7月19日新型コロナウイルスの
感染拡大により中止。
福岡PayPayドーム
7月20日ナゴヤドーム
702021年7月16日54メットライフドーム菊池涼介
7月17日34楽天生命パーク宮城島内宏明
712022年7月26日23福岡PayPayドーム清宮幸太郎
7月27日12松山坊っちゃんスタジアム柳田悠岐
722023年7月19日18バンテリンドーム ナゴヤ柳田悠岐
7月20日16MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島万波中正
732024年7月23日エスコンフィールドHOKKAIDO
7月24日明治神宮野球場
通算成績(2023年まで):パ・リーグ90勝、セ・リーグ80勝、引分11

チーム別記録

  • 連勝記録
    • セ・リーグ - 8連勝(1997年第2戦 - 2000年第3戦)
      • 引き分けを含まない場合は、6連勝(1999年第1戦 - 2000年第3戦、2005年第1戦 - 2007年第2戦)
    • パ・リーグ - 5連勝(1960年第3戦 - 1962年第2戦、1973年第2戦 - 1974年第3戦、1983年第1戦 - 1984年第2戦、2017年第1戦 - 2019年第1戦、2021年第2戦 - 2023年第2戦)

主なオールスター記録

太字名は現役選手、所属球団名は記録達成時のもの

出場に関する記録(個人)

記録選手所属球団達成年
選手としての通算出場回数21野村克也南海ホークス
西武ライオンズ
選手としての連続出場回数18秋山幸二西武ライオンズ
福岡ダイエーホークス
1985年 - 2002年
1985年と1986年は三塁手・以後は外野手。ファン投票選出でも日本記録。
入団からの連続出場回数17古田敦也東京ヤクルトスワローズ1990年 - 2006年
ファン投票最多得票数1,588,712票今岡誠阪神タイガース2003年
プロ入りから初出場まで最長期間19年川藤幸三阪神タイガース1986年
鈴木尚広読売ジャイアンツ2015年
選手の最長未選出期間16年木田優夫読売ジャイアンツ - 東京ヤクルトスワローズ1990年7月24日・第1戦・横浜スタジアム - 2006年7月21日・第1戦・神宮球場
投手と野手両方でのファン投票選出2人関根潤三近鉄バファローズ投手としての選出:1953年
野手としての選出:1963年
大谷翔平北海道日本ハムファイターズ野手としての選出:2013年
投手としての選出:2015年、2017年

出場に関する記録(チーム)

記録チーム達成年選手補足
同一球団最多ファン投票選出10人阪神タイガース2023年村上頌樹
岩崎優
湯浅京己
梅野隆太郎
大山悠輔

中野拓夢
佐藤輝明
木浪聖也
近本光司
シェルドン・ノイジー
[14]
湯浅と近本は怪我のため出場辞退[15]
同一球団最多出場10人千葉ロッテマリーンズ2005年薮田安彦
清水直行
小林宏之
渡辺俊介
小林雅英
里崎智也
マット・フランコ
西岡剛
李承燁
福浦和也

年齢に関する記録

記録年齢選手所属球団達成年月日達成試合・球場
最年少ファン投票選出17歳尾崎行雄東映フライヤーズ1962年 
最年長ファン投票選出43歳門田博光福岡ダイエーホークス1991年
最年長出場選手45歳野村克也西武ライオンズ1980年7月22日第3戦・後楽園球場
最年少本塁打18歳11ヶ月清原和博西武ライオンズ1986年7月20日第2戦・大阪球場
最年長本塁打43歳5ヶ月門田博光福岡ダイエーホークス1991年7月24日第2戦・広島市民球場
最年少MVP18歳11ヶ月清原和博西武ライオンズ1986年7月20日第2戦・大阪球場
最年少登板投手17歳10ヶ月尾崎行雄東映フライヤーズ1962年7月24日第1戦・平和台球場
最年長登板投手43歳3ヶ月上原浩治読売ジャイアンツ2018年7月14日第2戦・リブワーク藤崎台球場
最年少勝利投手17歳10ヶ月尾崎行雄東映フライヤーズ1962年7月26日第2戦・広島市民球場
最年長勝利投手39歳8ヶ月村田兆治ロッテオリオンズ1989年7月25日第1戦・神宮球場
最年少敗戦投手18歳8ヶ月田中将大東北楽天ゴールデンイーグルス2007年7月21日第2戦・フルキャストスタジアム宮城

最多通算記録

記録選手達成までの所属球団
通算試合出場58王貞治巨人
通算MVP7清原和博西武 - 巨人
通算安打48野村克也南海、西武
通算二塁打15
通算三塁打4柴田勲巨人
通算打点34清原和博西武 - 巨人
通算得点26福本豊阪急
清原和博西武 - 巨人
通算本塁打14山本浩二広島
通算盗塁17福本豊阪急
通算四死球33王貞治巨人
通算三振38清原和博西武 - 巨人 - オリックス
通算登板28金田正一国鉄 - 巨人
通算登板イニング64回2/3
通算奪三振84
通算勝利投手7山田久志阪急
通算セーブ6江夏豊広島 - 日本ハム
通算敗戦投手4金田正一国鉄

最多連続記録

記録選手所属球団達成年月日・達成試合・球場
連続フル出場試合17イチローオリックス・ブルーウェーブ1994年7月19日・第1戦・西武球場
- 2000年7月26日・第3戦・長崎県営野球場
連続打数安打(同一年)6ロベルト・ペタジーニヤクルトスワローズ2001年7月22日・第2戦・横浜スタジアム第1打席
- 7月24日・第3戦・札幌ドーム第1打席
連続打数安打7近本光司阪神タイガース2019年7月13日・第2戦・阪神甲子園球場第1打席
- 2021年7月16日・第1戦・メットライフドーム第2打席
連続試合安打11イチローオリックス・ブルーウェーブ1996年7月23日・第3戦・富山アルペンスタジアム
- 2000年7月26日・第3戦・長崎県営野球場
連続打席本塁打3掛布雅之阪神タイガース1978年7月25日・第3戦・後楽園球場
連続試合本塁打4松井秀喜読売ジャイアンツ1997年7月24日・第2戦・神宮球場
- 1999年7月24日・第1戦・西武ドーム
連続三振4江藤智広島東洋カープ1993年7月21日・第2戦・グリーンスタジアム神戸 3
- 1995年7月25日・第1戦・横浜スタジアム 1
連続奪三振15江夏豊阪神タイガース1970年7月19日・第2戦・大阪球場 5
- 1971年7月17日・第1戦・阪急西宮球場 9
- 1971年7月20日・第3戦・後楽園球場 1

1試合チーム記録

記録チーム達成年月日達成試合・球場補足
1イニング最多連続安打8セ・リーグ2011年7月22日第1戦・ナゴヤドーム 
チーム最多安打232001年7月22日第2戦・横浜スタジアム
最多安打331987年7月28日第3戦・阪神甲子園球場セ・リーグ 16本、パ・リーグ 17本
チーム最多打点12パ・リーグ1970年7月18日第1戦・神宮球場 
1984年7月21日第1戦・後楽園球場
連続得点8セ・リーグ2011年7月22日第1戦・ナゴヤドーム
チーム最多得点14パ・リーグ1984年7月21日第1戦・後楽園球場
1イニング最多本塁打4セ・リーグ2011年7月22日第1戦・ナゴヤドーム荒木雅博中日)1本
畠山和洋ヤクルト)1本
ウラディミール・バレンティン(ヤクルト)1本
長野久義巨人)1本
チーム最多本塁打5パ・リーグ1987年7月28日第3戦・阪神甲子園球場清原和博西武)1本
村上隆行近鉄)2本
リチャード・デービス(近鉄)1本
石嶺和彦阪急)1本
1990年7月25日第2戦・平和台球場清原和博(西武)2本
石嶺和彦(オリックス)1本
大石大二郎(近鉄)1本
鈴木貴久(近鉄)1本
セ・リーグ2019年7月13日第2戦・阪神甲子園球場近本光司(阪神)1本
原口文仁(阪神)1本
梅野隆太郎(阪神)1本
筒香嘉智(DeNA)1本
鈴木誠也(広島)1本
最多本塁打8 1979年7月24日第3戦・神宮球場王貞治(巨人)2本
山本浩二(広島)2本
白仁天ロッテ)1本
レロン・リー(ロッテ)1本
有藤道世(ロッテ)1本
柏原純一日本ハム)1本
1987年7月28日第3戦・阪神甲子園球場清原和博(西武)1本
村上隆行(近鉄)2本
リチャード・デービス(近鉄)1本
石嶺和彦(阪急)1本
小早川毅彦(広島)1本
ランディ・バース阪神)1本
衣笠祥雄(広島)1本
チーム最多三振16パ・リーグ1971年7月17日第1戦・阪急西宮球場 
チーム最少三振0セ・リーグ2008年8月1日第2戦・横浜スタジアム
最少三振3セ・リーグ 0、パ・リーグ 3
継投による無安打無得点セ・リーグ1971年7月17日第1戦・阪急西宮球場江夏豊(阪神)
渡辺秀武(巨人)
高橋一三(巨人)
水谷寿伸(中日)
小谷正勝大洋
最多継投人数11パ・リーグ2022年7月27日第2戦・松山中央公園野球場佐々木朗希(ロッテ)
本田圭佑(西武)
山本由伸(オリックス)
東浜巨(ソフトバンク)
小野郁(ロッテ)
水上由伸(西武)
岸孝之(楽天)
伊藤大海(日本ハム)
リバン・モイネロ(ソフトバンク)
松井裕樹(楽天)
益田直也(ロッテ)

1試合個人記録

記録選手所属球団達成年月日達成試合・球場補足
最多安打5ロベルト・ペタジーニヤクルトスワローズ2001年7月22日第2戦・横浜スタジアム※1
近本光司阪神タイガース2019年7月13日第2戦・阪神甲子園球場
最多打点6土井正博近鉄バファローズ1967年7月25日第1戦・神宮球場
エイドリアン・ギャレット広島東洋カープ1978年7月22日第1戦・広島市民球場
ロバート・ローズ横浜ベイスターズ1999年7月25日第2戦・阪神甲子園球場
最多本塁打3エイドリアン・ギャレット広島東洋カープ1978年7月22日第1戦・広島市民球場
掛布雅之阪神タイガース1978年7月25日第3戦・後楽園球場
最多盗塁4松井稼頭央西武ライオンズ1997年7月23日第1戦・大阪ドーム
最多盗塁補殺3古田敦也ヤクルトスワローズ1991年7月23日第1戦・東京ドーム
最長登板イニング5斉藤明夫大洋ホエールズ1982年7月25日第2戦・西武ライオンズ球場※2
最多奪三振9江夏豊阪神タイガース1971年7月17日第1戦・阪急西宮球場
連続奪三振※3
最多三振3土井正博近鉄バファローズ
江藤智広島東洋カープ1993年7月21日第2戦・グリーンスタジアム神戸
最多失点9武田勝北海道日本ハムファイターズ2011年7月22日第1戦・ナゴヤドーム
最多自責点
最多被安打11成瀬善久千葉ロッテマリーンズ2008年8月1日第2戦・横浜スタジアム
最多被本塁打4武田勝北海道日本ハムファイターズ2011年7月22日第1戦・ナゴヤドーム

※1:第1打席から2安打、四球を挟んで第4 - 6打席までの計5安打。
※2:通常1投手3イニングまでの登板とされているが、延長戦に入った場合はその規定の対象外となっていたため。
※3:江夏は1970年のオールスター登板を5連続奪三振で終えており、当該試合を経て第3戦の6回に登板。1三振(江藤慎一)を奪ったのち、野村克也にセカンドゴロで阻止されるまで、3試合合計で15連続奪三振を達成したことになる。

その他

記録選手所属球団達成年月日達成試合・球場補足
最短試合 1時間46分  1953年7月6日第2戦・阪神甲子園球場セ2-0パ
最長試合 3時間15分
(9イニング)
1970年7月18日第1戦・神宮球場セ9-13パ
最長試合 4時間30分
(延長21回)
1952年7月3日第1戦・阪急西宮球場セ2-2パ
最多観客 48,671人1951年7月4日第1戦・阪神甲子園球場パ1-2セ
最少観客 8,992人2021年7月16日第1戦・メットライフドームセ5-4パ
最多観客試合 90,008人2019年7月12日
2019年7月13日
第1戦・東京ドーム 44,791人
第2戦・阪神甲子園球場 45,217人
第1戦 セ3-6パ
第2戦 セ11-3パ
最少観客試合 23,844人2021年7月16日
2021年7月17日
第1戦・メットライフドーム 8,992人
第2戦・楽天生命パーク宮城 14,852人
第1戦 セ5-4パ
第2戦 パ4-3セ
コールドゲーム2007年7月21日第2戦・フルキャストスタジアム宮城※1
10代選手の本塁打清原和博西武ライオンズ1986年7月20日第2戦・大阪球場
1987年7月28日第3戦・阪神甲子園球場
森友哉埼玉西武ライオンズ2015年7月18日第2戦・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島
満塁本塁打榎本喜八大毎オリオンズ1963年7月23日第2戦・東京スタジアム※2
大杉勝男東映フライヤーズ1967年7月27日第3戦・大阪球場※3
ランニング本塁打半田春夫南海ホークス1960年7月26日第2戦・後楽園球場
遠井吾郎阪神タイガース1970年7月21日第3戦・広島市民球場
藤原満南海ホークス1978年7月25日第3戦・後楽園球場
大友進西武ライオンズ1999年7月24日第1戦・西武ドーム
代打逆転サヨナラ本塁打高井保弘阪急ブレーブス1974年7月21日第1戦・後楽園球場※4
投手による本塁打巽一国鉄スワローズ1960年7月27日第3戦・後楽園球場
江夏豊阪神タイガース1971年7月17日第1戦・阪急西宮球場
投手によるサヨナラ打(犠飛)水野雄仁読売ジャイアンツ1988年7月26日第3戦・東京ドーム※5
サイクル安打古田敦也ヤクルトスワローズ1992年7月19日第2戦・千葉マリンスタジアム
近本光司阪神タイガース2019年7月13日第2戦・阪神甲子園球場※6
単独ホームスチールSHINJO北海道日本ハムファイターズ2004年7月11日第2戦・長野オリンピックスタジアム
最速球速 163km/hチアゴ・ビエイラ読売ジャイアンツ2021年7月16日第1戦・メットライフドーム※7

※1:8回表降雨コールド パ5 – 11セ
※2:1回裏2死満塁 投手・稲川誠大洋
※3:4回裏2死満塁 投手・江夏豊(阪神)
※4:9回裏1死一塁 投手・松岡弘(ヤクルト)
※5:3 – 3で迎えた延長12回裏無死一・三塁、打順は投手の中山裕章(大洋)。野手は全て出場していたため、セ・リーグの王監督が投手の中でも打撃の良い水野を代打起用し、センターにサヨナラ犠牲フライを打った。同様の理由で、1980年7月22日第3戦(後楽園球場)、2 – 1で迎えた9回表パ・リーグの攻撃2死満塁の場面で、松沼博久(西武)の代打にパ・リーグの西本幸雄監督(近鉄)が山内新一(南海)を送ったことがあったが、セ・リーグの抑えの江夏豊(広島)に三振に打ち取られた[注釈 18]
※6:ルーキーイヤーでの達成(史上初)。
※7:3番ブランドン・レアードへの1, 3, 4球目(結果はストライク,ファウル,空振り三振)と4番島内宏明への1球目(中前打)の計4球で記録。

テレビ・ラジオ放送

現在は日本国内でのみ地上波放送・衛星放送ともに民放が中継している。NHKでもかつてはテレビ・ラジオ両方で放送していたが、冠大会の制約から(冠スポンサーのCMを流さなくてはならない)広告・宣伝放送を禁止した放送法83条に抵触するため、テレビは1994年、ラジオは2003年を最後に撤退(ラジオ放送で地元向けの放送が行われることはある)。民放ではかつて全国ネットワークを持つ4系列局[注釈 19]が放映権を獲得し、1989年までは系列局同士による並列放送も行われていた。その後、日本テレビは2009年の第1戦、TBSテレビは2011年の第1戦、フジテレビは2013年の第3戦[注釈 20]を最後に中継から撤退しており、2014年以降は全カードテレビ朝日系列で放送している[注釈 21]

オールスターゲームがデーゲーム開催となり、全国高等学校野球選手権地方大会が重複する場合は、重複する地区だけ地方大会の中継に差し替えられる場合がある。

オールスターゲームの地上波テレビ中継の視聴率

視聴率1970年代末期から1980年代までは30%台を記録し、1990年代までは20%台をキープしていたが、2000年代以降は10%台に下がる傾向にあり、2007年第2戦では初の1桁を記録した。2014年には第1戦で初めて1桁を出しており、2019年以降は2戦とも1桁を記録している。

いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。

高視聴率の試合
  • 1978年:第1戦(7月22日、TBS系)34.6%
  • 1979年:第1戦(7月21日、TBS系)34.6%、第2戦(7月22日、TBS系)32.9%、第3戦(7月24日、フジテレビ系)33.5%
  • 1981年:第2戦(7月26日、TBS系)32.8%、第3戦(7月28日、フジテレビ系)29.8%
  • 1983年:第1戦(7月23日、フジテレビ系)32.5%、第2戦(7月24日、フジテレビ系)32.5%
  • 1984年:第1戦(7月21日、日本テレビ系)30.9%
  • 1988年:第1戦(7月24日、フジテレビ系)30.5%
1998年以降の視聴率
第1戦第2戦第3戦
開催年開催日放送局視聴率※2開催日放送局視聴率※2開催日放送局視聴率※2
1998年7月22日TBS系21.2%7月23日TBS系21.0% 
1999年7月24日テレ朝系27.6%7月25日テレ朝系23.6%7月27日フジ系16.7%
2000年7月22日日テレ系22.0%7月23日フジ系22.0%7月26日日テレ系19.8%
2001年7月21日フジ系 ※115.2%7月22日TBS系16.0%7月24日14.5%
2002年7月12日テレ朝系16.3%7月13日日テレ系18.1% 
2003年7月15日14.7%7月16日TBS系14.3%
2004年7月10日フジ系14.7%7月11日15.4%
2005年7月22日テレ朝系11.9%7月23日テレ朝系10.3%
2006年7月21日フジ系12.6%7月23日TBS系12.2%
2007年7月20日日テレ系13.5%7月21日8.2%
2008年7月31日フジ系11.4%8月1日11.3%
2009年7月24日日テレ系14.8%7月25日11.7%
2010年7月23日テレ朝系11.1%7月24日テレ朝系9.5%
2011年7月22日TBS系13.0%7月23日8.6%7月24日テレ朝系7.4%
2012年7月20日テレ朝系10.8%7月21日10.8%7月23日フジ系9.6%
2013年7月19日12.5%7月20日11.5%7月22日9.8%
2014年7月18日9.7%7月19日10.5% 
2015年7月17日10.5%7月18日9.9%
2016年7月15日10.7%7月16日11.0%
2017年7月14日10.5%7月15日8.1%
2018年7月13日11.6%7月14日9.8%
2019年7月12日9.1%7月13日9.0%
2021年7月16日9.0%7月17日8.1%

(「日テレ」は日本テレビ放送網、「テレ朝」はテレビ朝日、「フジ」はフジテレビジョンの略)
※1:『FNS ALLSTARS27時間笑いの夢列島』内で放送。
※2:数値はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。

備考

収益性について

2009年には、プロ野球実行委員会において「交流戦があって、価値が薄れている」と、オールスターゲームそのものの見直しが検討された。オールスターゲームはNPBの基幹収益事業の一つで、毎年多くの観客を集め多額の収益をもたらしているが、その一方で、かつては推定2億円近くに及んだ地上波テレビ中継の放映権料が、近年は下落の一途をたどっている。また、冠スポンサーも三洋電機の撤退以来、長期契約を希望する企業がなかなか現れず、こうした要因から既に収益が頭打ちとなっている[16]。その後、2008年以降はマツダが冠スポンサーを務めたが2016年に撤退、2017年からはマイナビが新たに冠スポンサーとなった。

ドラフト優先権

2014年まで、オールスターゲームの結果によってプロ野球ドラフト会議における2巡目以降の指名順の優先権が与えられていた。判定基準として、以下のようになっていた。

  1. 勝ち越したリーグ
  2. 勝敗同数の場合、得失点差で上回ったリーグ
  3. 得失点差ゼロの場合、抽選

実際、2013年のオールスターゲームは1勝1敗1引き分け・得失点差ゼロとなったためくじ引きが行われ、パシフィック・リーグが優先権を得た[17]

2015年からは、セ・パ交流戦で勝ち越したリーグに優先権が与えられるようになった(さらに、2019年以降は両リーグが隔年で優先権を与えられる方式に再変更されている)。

その他

  • 2008年からは出場選手・コーチ陣はミズノ提供によるオリジナルユニフォームを着用している。
  • オールスターゲームにおいては一時期、真剣勝負を「直球勝負」と曲解する風潮があった。そのため投手が直球を多投する光景が多く見られ「オールスターでは変化球を投げづらい」「真の真剣勝負が見られない」などといった意見もあった[18]
  • 先発投手については、その球場を本拠地とする球団の投手を先発にする傾向が多く、地方球場での試合でも主管球団の投手を先発にすることが多い。だが、使用球場を本拠地とする球団から先発投手及び投手そのものが選出されなかった場合は本拠地球団とは関係ない球団の投手が先発することもある。また、選出されても世間的に知名度の高い投手が選出された場合はその投手が先発することもあり、その場合は中継ぎや抑えに回されることもある。

脚注

注釈

出典

関連項目

外部リンク