キバシリ科

キバシリ科(キバシリか、学名 Certhiidae)は、鳥類スズメ目キバシリ上科の1科である。キバシリ(木走)と総称されるが、キバシリは日本産種 Certhia familiaris の和名でもある。

キバシリ科
タンシキバシリ
タンシキバシリ
分類
ドメイン:真核生物 Eukaryota
:動物界 Animalia
:脊索動物門 Chordata
亜門:脊椎動物亜門 Vertebrata
:鳥綱 Aves
:スズメ目 Passeriformes
亜目:スズメ亜目 Passeri
小目:スズメ小目 Passerida
上科:キバシリ上科 Certhioidea
:キバシリ科 Certhiidae
学名
Certhiidae Leach1820
和名
キバシリ(木走)
英名
Treecreeper

特徴

世界中に分布する。

長く曲がったを持ち、それを木の幹や岸壁に引掛け駆け上るため、キバシリと呼ばれる。また尾羽の羽軸も丈夫に発達していて木にとまったり木を登るのに適応している[1]。こうした尾羽や体幹を利用したロコモーションを木登りといい、同じ形態的特徴を持つキツツキ科などの鳥類にもみられる(収斂進化[1]

細くやや下に曲がった(くちばし)を持ち、幹の割れ目などの虫をついばむ。

系統と分類

位置づけ

Sibley分類では、スズメ小目の3上科の1つウグイス上科に分類されていた。しかし新たな系統解析によりヒタキ上科に移され、さらに Johansson 2008[2]により3上科による分類が否定され、新しいキバシリ上科に分類された。

Sibley分類では、このグループは亜科に階級付けられ、キバシリ科キバシリ亜科 Certhiinae とされていた。Sibleyのキバシリ科には、キバシリ亜科(現在の分類でのキバシリ科)、ミソサザイ科(ほぼミソサザイ科、ただしミズベマネシツグミを含む)、ブユムシクイ科(ほぼブユムシクイ科、ただしアメリカツリスガラを含む)が含まれていた。ミソサザイ科とブユムシクイ科は現在のキバシリ上科に含まれる。

属と種

2属10種が属する[3]。日本にはキバシリ属キバシリのみが生息する。

出典

🔥 Top keywords: メインページ宮崎麗果特別:検索豊後水道松本忠久土居志央梨若葉竜也能登半島地震 (2024年)田中雄士長谷部誠井上道義The GazettE若林志穂服部百音黒木啓司REITA虎に翼平井理央出口夏希サーブ (盲導犬)三鷹事件セウォル号沈没事故白眞勲三淵嘉子高橋克也 (オウム真理教)ME:Iルーシー・ブラックマン事件佐藤ありさ杉咲花蜜谷浩弥水野真紀亀井亜紀子 (政治家)熊本地震 (2016年)水原一平井川意高中川安奈 (アナウンサー)内藤剛志いなば食品YOSHIKI