ジュリアス・ランドル

アメリカのバスケットボール選手 (1994 - )

ジュリアス・ディオン・ランドルJulius Deion Randle, 1994年11月29日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身のプロバスケットボール選手。NBAニューヨーク・ニックスに所属している。ポジションはパワーフォワード

ジュリアス・ランドル
Julius Randle
 ロサンゼルス・レイカーズでのランドル
(2015年)
ニューヨーク・ニックス  No.30
ポジションPF
所属リーグNBA
シュート
基本情報
国籍アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1994-11-29) 1994年11月29日(29歳)
出身地テキサス州ダラス
身長203cm (6 ft 8 in)
体重113kg (249 lb)
シューズスケッチャーズ[1]
キャリア情報
高校プレストンウッド・クリスチャンアカデミー
大学ケンタッキー大学
NBAドラフト2014年 / 1巡目 / 全体7位[1]
プロ選手期間2014年–現在
経歴
20142018ロサンゼルス・レイカーズ
2018–2019ニューオーリンズ・ペリカンズ
2019ニューヨーク・ニックス
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

経歴

ケンタッキー大学で1年間プレーし、平均19得点10.3リバウンドを記録し、2014年のNBAドラフトアーリーエントリーを表明。7位という高評価でロサンゼルス・レイカーズに指名された[2]

ロサンゼルス・レイカーズ

しかし、2014-15シーズン開幕戦のヒューストン・ロケッツ戦で右足を重度の骨折[3]。ランドルのルーキーシーズンは、わずか1試合14分の出場で終了してしまった。その後手術とリハビリを経て2015年夏のNBAサマーリーグて実戦復帰。2015-16シーズン開幕戦のミネソタ・ティンバーウルブズ戦で1年振りに復帰し、15得点11リバウンドのダブル・ダブルで復帰戦を飾った[4]。2018年3月11日に行われたクリーブランド・キャバリアーズ戦で当時キャリア・ハイとなる36得点、14リバウンド、7アシストを記録、試合はレイカーズが127-113で勝利した[5]

ニューオーリンズ・ペリカンズ

2018年レイカーズからクオリファイング・オファーを破棄されて完全FAとなり、ニューオーリンズ・ペリカンズと2年1800万ドルで契約した。2018-19シーズンは1試合平均21.4得点、8.7リバウンドという大活躍を見せた。オフにプレイヤーオプションを破棄し、FAとなった。

ニューヨーク・ニックス

2019年オフにニューヨーク・ニックスと3年6300万ドルの契約を結んだ[6]

2019-20シーズンは再建中のニックスにおいてキャリアで初となるエースの役割を任せられたが、ボールを保持する時間が長く、R・J・バレットら若手選手のシュート機会が減少。これにより多くのニックスファンから批判を浴び、トレード候補にも挙げられた[7]。しかし在籍2年目の2020-21シーズンはプレーメーク力に大幅な改善が見られ、オールラウンダーに成長。長年低迷していたニックスをプレーオフ争いに導く大活躍を見せる。そしてこの活躍が評価され、オールスターゲームに初選出された。オールスターゲームのメンバーに選出された直後、本拠地マディソン・スクエア・ガーデンで行われたゴールデンステート・ウォリアーズ戦の試合前には、会場のニックスファンからMVPチャントを浴びた[8]。このシーズンは最終的に平均24.1得点、10.2リバウンド、6.0アシストと自己最高の成績を記録し、チームを8年ぶりとなるプレーオフに導いた。これらの活躍が評価され、オフにMIPを受賞した。その後ニックスがチームオプションを行使したため残留が決定し、さらに2022-23シーズンからの4年1億1700万ドルの延長契約を結んだ[9]。2023-24シーズン、1月下旬を怪我で欠場、シーズン中の複帰を目指していてが、4月には手術をすることが決定し、残りの試合とプレーオフを欠場することが決定した[10]

個人成績

略称説明
  GP出場試合数  GS 先発出場試合数 MPG 平均出場時間
 FG% フィールドゴール成功率 3P% スリーポイント成功率 FT% フリースロー成功率
 RPG 平均リバウンド APG 平均アシスト SPG 平均スティール
 BPG 平均ブロック PPG 平均得点 太字 キャリアハイ

NBA

レギュラーシーズン

シーズンチームGPGSMPGFG%3P%FT%RPGAPGSPGBPGPPG
2014–15LAL1014.0.333-.000.0.0.0.02.0
2015–16816028.2.429.278.71510.21.8.7.411.3
2016–17747328.8.488.270.7238.63.6.7.513.2
2017–18824926.7.558.222.7188.02.6.5.516.1
2018–19NOP734930.6.524.344.7318.73.1.7.621.4
2019–20NYK646432.5.460.277.7339.73.1.8.319.5
2020–21717137.6.456.411.81110.26.0.9.324.1
2021–22727235.3.411.308.7569.95.1.7.520.1
2022–23777735.5.459.343.75710.04.1.6.325.1
通算59551531.7.470.336.7459.43.6.7.418.7
オールスター2016.3.583.200-2.02.0.5.07.5

プレーオフ

シーズンチームGPGSMPGFG%3P%FT%RPGAPGSPGBPGPPG
2021NYK5536.0.298.333.85211.64.0.6.018.0
2023101033.0.374.258.7098.33.6.5.316.6
通算151534.0.344.283.7569.43.7.5.217.1

カレッジ

シーズンチームGPGSMPGFG%3P%FT%RPGAPGSPGBPGPPG
2013–14ケンタッキー404030.8.501.167.70610.41.4.5.815.0

その他

ランドルはダラス出身ながら、地元のダラス・マーベリックスではなく根っからのロサンゼルス・レイカーズコービー・ブライアントの大ファンだったという。
そのコービーとはレイカーズ在籍時にチームメイトとなり、バスケットボールに真摯に取り組むコービーの姿勢を間近で見た貴重な時間が、自身に大きな影響を与えたことを語っている[11]。ニックスではチームリーダーとして大きな期待をかけられている。

脚注

外部リンク