ソーユーシンク

ソーユーシンク (So You Think) はニュージーランドで生産されオーストラリア(のちにアイルランド)で調教を受けた競走馬

ソーユーシンク
デリック・スミスの勝負服
欧字表記So You Think
品種サラブレッド
性別
毛色黒鹿毛
生誕2006年11月10日(17歳・現地表記)
High Chaparral
Triassic
母の父Tights
生国ニュージーランドの旗ニュージーランド
生産者M.J.Moran & Piper Farm Ltd.
馬主Dato Tan Chin Nam & Tunku Ahmad Yahaya
→Smith/Magnier/Tabor/Dato Tan/T.Yahaya
調教師Bart Cummings(オーストラリア
Aidan Patrick O'Brienアイルランド
競走成績
生涯成績23戦14勝
WTRRT/126I(2010年)
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現役時代

2009年

デビュー戦を勝利したあと、準重賞2着を挟んで挑んだグローミングステークスで重賞初制覇。その後コーフィールドギニーG1初出走を果たすが5着に敗れる。しかし、古馬との初対決となったコックスプレートを3歳馬ながら制してG1初制覇を果たすと、エミレーツステークスでも2着に食い込み、G1戦線でも戦っていける力を証明してみせた。

2010年

約10か月の休養を経て挑んだ復帰戦メムジーステークスを勝利し、続くアンダーウッドステークスヤルンバステークスとG1を連勝した。1番人気に推されたコックスプレートでも難なく勝利し、この年4戦4勝で地元の大舞台を連覇した。さらに連闘で挑んだマッキノンステークスでも4馬身差で快勝し、メルボルンカップの大本命に推されることになった。しかし、中2日の強行ローテーションで挑んだメルボルンカップではフランスの伏兵アメリケインに敗れ、連勝もストップしてしまった。この後アイルランドのクールモアグループへの売却が発表され、翌年からアイルランドに移籍することが決まった。この出来事に関して、カミングス調教師は「大恐慌時代のファーラップに似ている。今回の事件はオーストラリア競馬にとって大きな悲劇である。」と語った[1]

2011年

移籍緒戦となったムーアズブリッジステークスを10馬身差で圧勝し欧州初勝利を挙げると、続くタタソールズゴールドカップで欧州G1初勝利を挙げた。プリンスオブウェールズステークスでは単勝1.4倍の1番人気に推されたがリワイルディングのクビ差の2着に敗れる。エクリプスステークスではワークフォースに半馬身差で勝利し、G1競走7勝目を挙げた。アイリッシュチャンピオンステークスでは2番手追走から直線で先頭に立つと、中団から追い上げるスノーフェアリーを1/2馬身差抑えて勝利しG1競走8勝目を挙げた。凱旋門賞では後方から追い上げてくるも伏兵デインドリームの4着に敗れた。チャンピオンステークスでは3番手追走から直線に向いたあたりで先頭に立つが背後でマークしていたシリュスデゼーグルが外から並びかけ叩き合いの末交わされ2着。その後アメリカ合衆国に遠征しブリーダーズカップ・クラシックに出走したが6着に敗れた。

2012年

2012年初戦はドバイに遠征し、3月31日ドバイワールドカップに出走、道中3番手を追走するが直線で伸びきれず4着に敗れた。その後5月27日のタターソールズゴールドカップに出走し同競走の2連覇を達成した。ロイヤルアスコット開催6月20日)のプリンスオブウェールズステークスでは、エリザベス女王の持ち馬カールトンハウス(Carlton House) を下して優勝し、前年2着の雪辱を果たした。この後エクリプスステークスに出走予定だったが故障発生して引退、種牡馬入りした。

競走成績

競走日競馬場競走名距離着順着差騎手1着馬(2着馬)
2009.05.20ローズヒルガーデンズ2歳メトロポリタン未勝利芝1400m1着1.3馬身H.ボウマン(Shamash)
0000.09.05ロイヤルランドウィックミンダイナスティクオリティLR芝1400m2着0.1馬身G.スコフィールドMore Than Great
0000.09.19ローズヒルガーデンズグローミングSG3芝1800m1着0.8馬身H.ボウマン(Gathering)
0000.10.10コーフィールドコーフィールドギニーG1芝1600m5着4.9馬身M.ロッドStarspangledbanner
0000.10.24ムーニーバレーコックスプレートG1芝2040m1着2.5馬身G.ボス(Manhattan Rain)
0000.11.07フレミントンエミレーツSG1芝1600m2着2.5馬身G.ボスAll American
2010.08.28コーフィールドメムジーSG2芝1400m1着0.5馬身S.アーノルド(Whobegotyou)
0000.09.18コーフィールドアンダーウッドSG1芝1800m1着2.3馬身S.アーノルド(Dariana)
0000.10.09コーフィールドヤルンバSG1芝2000m1着3.3馬身S.アーノルド(Alcopop)
0000.10.23ムーニーバレーコックスプレートG1芝2040m1着1.3馬身S.アーノルド(Zipping)
0000.10.30フレミントンマッキノンSG1芝2000m1着3.8馬身S.アーノルド(Descarado)
0000.11.02フレミントンメルボルンCG1芝3200m3着3.3馬身S.アーノルドAmericain
2011.05.02カラムーアズブリッジSG3芝10f1着10馬身S.ヘファーナン(Bob Le Beau)
0000.05.22カラタタソールズゴールドCG1芝10f110y1着4 1/2馬身R.ムーア(CampanoloGIst)
0000.06.15アスコットプリンスオブウェールズSG1芝10f2着クビR.ムーアRewilding
0000.07.02サンダウンパークエクリプスSG1芝10f7y1着1/2馬身S.ヘファーナン(Work Force)
0000.09.03レパーズタウン愛チャンピオンSG1芝10f1着1/2馬身S.ヘファーナン(Snow Fairy)
0000.10.02ロンシャン凱旋門賞G1芝2400m4着5 3/4馬身S.ヘファーナンDanedream
0000.10.15アスコットチャンピオンSG1芝10f2着3/4馬身R.ムーアCirrus des Aigles
0000.11.05チャーチルダウンズBCクラシックG1ダート10f6着3 1/4馬身R.ムーアDrosselmeyer
2012.03.31メイダンドバイWCG1AW10f4着4馬身J.オブライエンMonterosso
0000.05.27カラタターソールズゴールドCG1芝10f110y1着6馬身J.オブライエン(Famous Name)
0000.06.20アスコットプリンスオブウェールズSG1芝10f1着2 1/4馬身J.オブライエン(Carlton House)

種牡馬時代

主な産駒

血統表

ソーユーシンク血統サドラーズウェルズ系) / Northern Dancer3×4=18.75%)(血統表の出典)

High Chaparral
1999 鹿毛
父の父
Sadler's Wells
1981 鹿毛
Northern DancerNearctic
Natalma
Fairy BridgeBold Reason
Special
父の母
Kasora
1993 鹿毛
DarshaanShirley Heights
Delsy
KozanaKris
Koblenza

Triassic
1990 鹿毛
Tights
1981 鹿毛
Nijinsky IINorthern Dancer
Flaming Page
DancealotRound Table
Music Please
母の母
Astral Row
1979 黒鹿毛
Long RowLinacre
Front Row
Pak Bun BayMatinee Idol
Philipolo


参考

外部リンク