サーチライト・ピクチャーズ

アメリカの映画スタジオ

サーチライト・ピクチャーズ(Searchlight Pictures, Inc.)は、主にインディーズ映画アート映画の製作・配給・販売を行っているアメリカ合衆国映画会社。旧社名はフォックス・サーチライト・ピクチャーズ(Fox Searchlight Pictures, Inc.)。

サーチライト・ピクチャーズ
Searchlight Pictures, Inc.
種類事業部門
略称SP
本社所在地アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カリフォルニア州ロサンゼルス市
センチュリー・シティ
設立1994年
事業内容映画製作・配給
代表者マシュー・グリーンフィールド(社長)
ダーバル・ウィーラン(流通担当社長)
営業利益$6.50 million(2007年)
従業員数100+
所有者ニューズ・コーポレーション(1994年 - 2013年)
21世紀フォックス(2013年 - 2019年)
ウォルト・ディズニー・カンパニー(2019年 - 現在)
主要株主フォックス・エンターテインメント・グループ(1994年 - 2019年)
ウォルト・ディズニー・スタジオ(2019年 - 現在)
主要子会社サーチライト・テレビジョン
外部リンクwww.searchlightpictures.com
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概要

1994年に20世紀フォックス(現在の20世紀スタジオ)経営陣は、アート映画市場へ参入するための子会社設立を発表する。その年の7月には、当時サミュエル・ゴールドウィン・スタジオ所属だったトーマス・ロスマンを社長に招き、フォックス・サーチライト・ピクチャーズの社名がつけられた。

2006年にはサブ・レーベルのフォックス・アトミックを立ち上げて、『Turistas』を配給。映画のジャンルによって製作・配給業務の細分化を進めている。フォックス・サーチライトの配給で、過去最高興行収入を記録した作品は『JUNO/ジュノ』。現在、アメリカ国内で1億4344万1554ドル、全世界分を含めて2億2720万910ドルの興行収入を上げている[1]

2008年に『スラムドッグ$ミリオネア』が本社初のアカデミー作品賞を受賞した[2]。それ以降の10年間で、同賞を3回受賞している(2013年それでも夜は明ける』、2014年バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』、2017年シェイプ・オブ・ウォーター』)[3][4][5]

2013年からは、親会社のニューズ・コーポレーションが分社したことによって発足した、21世紀フォックスの子会社となる。2019年にはウォルト・ディズニー・カンパニーが約8兆円で21世紀フォックスを買収[6][7]、現在はウォルト・ディズニー・スタジオの傘下であり[8][9][10]ウォルト・ディズニー・モーション・ピクチャーズ・グループの一員になっている[11][12]

本社の映画作品は今後もストリーミング配信ではなく劇場公開を前提にしていく方針であり、ウォルト・ディズニー・スタジオのアラン・ホルン会長は「全面的に支援する」と述べている[13]2020年1月17日、同年2月14日米公開の『ダウンヒル』からサーチライト・ピクチャーズへと社名を変更することが、ディズニー社より発表された[14]

作品

※日本での配給・ソフト発売が、20世紀スタジオ、ウォルト・ディズニー・ジャパン、ないしは異なる配給会社の場合も含む。

1990年代

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

2015年

2016年

2017年

2018年

2019年

2020年

2021年

2022年

2023年

  • ライ・レーン - Rye Lane
  • ほぼノートルダム - Quasi
  • シュヴァリエ - Chevalier
  • フレーミングホット!チートス物語 - Flamin' Hot
  • シアター・キャンプ - Theater Camp
  • 哀れなるものたち Poor Things
  • ネクスト・ゴール・ウィンズ - NEXT GOAL WINS.
  • 異人たち - All of Us Strangers

関連項目

脚注

外部リンク