御徒町駅

東京都台東区上野にある東日本旅客鉄道の鉄道駅

御徒町駅(おかちまちえき)は、東京都台東区上野五丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)のである。

御徒町駅
北口(2019年3月)
左奥はアメ横(アメリカ横丁・アメヤ横丁)
おかちまち
Okachimachi
地図左から上野御徒町駅、御徒町駅
所在地東京都台東区上野五丁目27
北緯35度42分26.7秒 東経139度46分28.7秒 / 北緯35.707417度 東経139.774639度 / 35.707417; 139.774639 東経139度46分28.7秒 / 北緯35.707417度 東経139.774639度 / 35.707417; 139.774639
所属事業者東日本旅客鉄道(JR東日本)
電報略号オチ←ヲチ
駅構造高架駅
ホーム2面4線
乗車人員
-統計年度-
55,871人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日1925年大正14年)11月1日
乗入路線 2 路線
所属路線京浜東北線[* 1]
駅番号JK29
キロ程3.0 km(東京起点)
大宮から27.3 km
JK30 上野 (0.6 km)
(1.0 km) 秋葉原 JK28
所属路線山手線[* 1]
駅番号JY04
キロ程3.0 km(東京起点)
JY 05 上野 (0.6 km)
(1.0 km) 秋葉原 JY 03
乗換
備考
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南口(2017年6月)

乗入路線

乗入れている路線は、線路名称上は東北本線1路線のみであるが、当駅には電車線を走行する京浜東北線電車及び山手線電車の2系統が停車し、旅客案内では「東北(本)線」とは案内されていない。また当駅は、特定都区市内制度における「東京都区内」及び「東京山手線内」に属している。

駅番号は、京浜東北線がJK 29、山手線がJY 04である。

歴史

御徒町駅周辺の白黒空中写真(1963年6月26日撮影)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

開業当時の町名(御徒町、仲御徒町)から[10]1964年(昭和39年)の住居表示実施により、現行町名としては存在していない。由来については「御徒町」を参照のこと。

駅構造

JR東日本ステーションサービスが駅業務を受託している上野駅管理の業務委託駅[1]島式ホーム2面4線を有する高架駅である[11]。出口は北口と南口の2か所がある。南口にはお客さまサポートコールシステムが導入されており、一部の時間帯はインターホンによる対応となる[2]

1番線の東側には、中距離電車が上野東京ライン及び回送に使用する3本の線路があり、当駅付近で進行目的の線路[注 1]に転線するポイントが設置されているため、上野東京ラインは当駅には停車しないものの低速で走行する。

のりば

番線路線方向行先
1 京浜東北線南行秋葉原東京品川横浜方面
2 山手線外回り秋葉原・東京・品川・目黒方面
3内回り上野田端池袋方面
4 京浜東北線北行上野・田端・大宮方面

(出典:JR東日本:駅構内図

バリアフリー設備

利用状況

2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員55,871人である。JR東日本管内の駅では橋本駅に次いで第67位。1993年度をピークに減少傾向にある。

近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗車人員[統計 1]
年度1日平均
乗車人員
出典
1989年(平成元年)88,547[* 1]
1990年(平成02年)91,104[* 2]
1991年(平成03年)93,424[* 3]
1992年(平成04年)93,995[* 4]
1993年(平成05年)94,271[* 5]
1994年(平成06年)90,375[* 6]
1995年(平成07年)88,634[* 7]
1996年(平成08年)87,553[* 8]
1997年(平成09年)83,792[* 9]
1998年(平成10年)81,616[* 10]
1999年(平成11年)[JR 1]80,752[* 11]
2000年(平成12年)[JR 2]79,539[* 12]
2001年(平成13年)[JR 3]80,822[* 13]
2002年(平成14年)[JR 4]80,253[* 14]
2003年(平成15年)[JR 5]79,824[* 15]
2004年(平成16年)[JR 6]78,208[* 16]
2005年(平成17年)[JR 7]77,011[* 17]
2006年(平成18年)[JR 8]76,294[* 18]
2007年(平成19年)[JR 9]75,733[* 19]
2008年(平成20年)[JR 10]74,094[* 20]
2009年(平成21年)[JR 11]71,934[* 21]
2010年(平成22年)[JR 12]69,565[* 22]
2011年(平成23年)[JR 13]68,402[* 23]
2012年(平成24年)[JR 14]67,737[* 24]
2013年(平成25年)[JR 15]67,593[* 25]
2014年(平成26年)[JR 16]67,502[* 26]
2015年(平成27年)[JR 17]66,804[* 27]
2016年(平成28年)[JR 18]66,975[* 28]
2017年(平成29年)[JR 19]68,750[* 29]
2018年(平成30年)[JR 20]70,537[* 30]
2019年(令和元年)[JR 21]69,666[* 31]
2020年(令和02年)[JR 22]48,245
2021年(令和03年)[JR 23]49,721
2022年(令和04年)[JR 24]55,871

駅周辺

春日通り(御徒町駅西側を望む)(2016年2月)
当駅(中下)、仲御徒町駅(右)、上野御徒町駅(中上)、上野広小路駅(左)の位置関係

駅のすぐ北側を春日通りが東西に通っている。

当駅至近にA6・A7出入口があり、以下の路線への乗換が可能である。但し、車内での放送・表示では都営大江戸線のみ案内されている(銀座線・日比谷線共に上野駅での乗換が至近のため)。

南口の松坂屋パークプレイス24正面には、2012年(平成24年)秋から「パンダ広場」という駅前広場があり、待ち合わせスポットの他、季節により音楽などのイベントも催される。その地下には自転車駐輪場がある。秋葉原駅までのガード下には「2k540 AKI-OKA ARTISAN」(ジェイアール東日本都市開発が運営する高架下商業施設)が2010年12月より開業している。

御徒町の沿革

駅周辺には宝石・貴金属店が多く見られるが、1955年(昭和30年)頃まではむしろ東上野一丁目に多く集まっていた。当駅前は戦災で焼けて空き地が多く、上野駅にも近いと言う立地を活かして、同年11月21日時計関係の問屋有志12社で「仲御徒町問屋連盟」が結成された。1975年(昭和50年)以降、クオーツ時計が広まるに連れ、駅の南側近辺において時計バンド卸商や時計修理店がそれまで副業的に取扱っていたジュエリーに業種転換を図るようになる。宝石消費増大と、それに対応する供給サイド増大が上手く噛み合って、業者数も増えて行った。

街作りと共同セール開催を目的として、1987年(昭和62年)9月、上野三丁目と五丁目のジュエリー業者159社が集まって「ジュエリータウンおかちまち」(略称・JTO)が設立された。1989年(平成元年)頃には御徒町地区だけで1,000社以上もあると言われていたが、過当競争と景気低迷で数が次第に減り、2000年代に入ってからは半分程度になったと言われ、インド人業者の進出が目覚ましい。

その他、かつて御徒町周辺に多く見られた業者に自転車組み立て業があったが、2000年代では殆ど存在していない。その代わりにゴルフ道具スニーカー化粧品、そしてメガネなどを取扱う業種進出がアメ横商店街を中心に目立つようになった。また、ガード下や駅周辺に居酒屋が増え、昭和通り沿いには飲食店が増えている。

バス路線

運行事業者系統・行先備考
御徒町駅前
都営バス都02大塚駅前窪町小学校 / 錦糸町駅前 
上野広小路(上野御徒町駅前)
都営バス
「上69」は中央通り上、それ以外の系統は春日通り上にバス停が設置
上野松坂屋前(上野御徒町駅前)
都営バス
  • 「草39」は平日日中のみ運行
  • 「上01」は春日通り上、それ以外の系統は中央通り上にバス停が設置
日の丸自動車興業スカイホップ(レッドコース)ルート周遊観光バス:秋葉原・日本橋・東京丸の内方面中央通り上にバス停が設置
文京区コミュニティバス
Bーぐる
本郷・湯島ルート:菊坂通り・春日一丁目ローソン上野一丁目店前にバス停が設置

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
京浜東北線
快速(平日)
通過
快速(土休日[注 3])・各駅停車
上野駅 (JK 30) - 御徒町駅 (JK 29) - 秋葉原駅 (JK 28)
山手線
上野駅 (JY 05) - 御徒町駅 (JY 04) - 秋葉原駅 (JY 03)

脚注

記事本文

注釈

出典

広報資料・プレスリリースなど一次資料

利用状況

JR東日本の2000年度以降の乗車人員
東京都統計年鑑

関連項目

外部リンク