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カミナリ (お笑いコンビ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
竹内まなぶから転送)
カミナリ
左から竹内まなぶ、石田たくみ(2017年6月)
メンバー竹内まなぶ
石田たくみ
結成年2011年
事務所グレープカンパニー
活動時期2011年4月 -
出会い保育園
旧コンビ名ブッダ
現在の活動状況ライブ・テレビ・ラジオなど
芸種漫才コント
ネタ作成者両者[1]
現在の代表番組カミナリのチャリ旅!
カミナリの「たくみにまなぶ」〜そういえば茨城ばっかだな!〜
今日からやる会議
デカ盛りハンター
ヨルヤン
喫茶ソルセオ
シネマBAR
有吉の壁(不定期)
お笑い合戦 独眼竜カミナリ
特別番組
オールスター後夜祭
過去の代表番組PON!
新しい波24
4コマコント 起笑転結
カミナリのトーク番組 カミナリ/10
おはスタ
同期レッドガオ
コロコロチキチキペッパーズ
ゆにばーす
ヒコロヒー
ハナコなど
公式サイト公式プロフィール
受賞歴
2016年 登猿門 年間王者[2]
2016年 M-1グランプリ 決勝7位
2017年 歌ネタ王決定戦 決勝4位
2017年 M-1グランプリ 決勝9位
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カミナリの記録映像【公式】
YouTube
チャンネル
活動期間2021年 -
ジャンルエンターテインメント
登録者数14.1万人
総再生回数約2,651万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年5月6日時点。
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カミナリの記録ゲーム【公式】
YouTube
チャンネル
活動期間2023年 -
ジャンルゲーム実況
登録者数4.53万人
総再生回数約309万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年5月6日時点。
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カミナリは、グレープカンパニーに所属する日本お笑いコンビ2011年結成、2人とも茨城県鉾田市出身。M-1グランプリ20162017ファイナリスト。

概説

茨城県鉾田市[3][4](旧・鹿島郡旭村[5])出身の幼馴染同士によるコンビ。

漫才コントを共に行う。漫才は「ねぇねぇ、たくみくん」「どうしたの、まなぶくん」から始まる茨城弁の掛け合いで、まなぶの言った台詞のおかしさにちょっと間をおいて気付いたたくみが「おめえそういえば、〇〇だな!」などと大声でツッコみながら、まなぶの頭を激しく叩く「どつきツッコミ」「どつき漫才」[6][7]などと称されるネタを演じる。

2022年5月より漫才協会に入会し、同協会の浅草東洋館定席公演にも出演することとなった[8]

メンバー

竹内 まなぶ(本名:竹内 学〈たけうち まなぶ〉[3]1988年昭和63年〉9月16日 - )(35歳)
ボケ担当、立ち位置は向かって左。
鉾田市立旭中学校から茨城県立緑岡高等学校を経て[3]早稲田大学政治経済学部経済学科中退(2009年4月入学、2015年9月中退[3])。最初の進学先は近畿地方に位置する大学を志望していたが、たくみから「関西行ったら一緒に組めなくなるだろ」と止められた[9]。実家は鮮魚店「スーパータケウチ」(現在は閉店)[9][10]
血液型O型。身長175cm、体重77kg[11]
地元のJリーグチーム鹿島アントラーズのファンで趣味はアントラーズを応援すること[11][12][13]
特技は「利きツッコミ」(相方を含めた何人かに後ろから頭を叩かれても相方のツッコミを当てられる)、魚捌き[11]
学生時代はサッカー部。補欠だったが試合が同点の時に残り時間5分で出場し、Vゴールを決めた経験が3 - 4回あった[14]
思春期の頃は本人曰くリズム感が全く無く、中学時代に体育の授業でクラスメイトの足を引っ張ったことがあり、体育の評定もかなり低く、コンプレックスだった[15]
早大ではサークル活動に没頭しバーベキューばかりしていたので、6年間で40数単位しか取得できなかった[14]
恋愛禁止の男女混合サークルへ所属して楽しく過ごしていたが、卒業パーティーで皆がカミングアウトしだして結局まなぶ以外全員が恋愛をしていた[16]
中学時代の髪型は天然パーマであり、それを友達にイジられて悩んだ。17歳の頃に天然パーマを隠すため丸刈りにした。後にこの丸刈りについて「(今にしてみれば)叩いた時にいい音が出るので、カミナリの漫才としては必要な条件だった」としている[15]
髪を少し伸ばしていた26歳の時、初めて彼女ができたが半年ほどで別れた[17]
小学生の時に学校の動物小屋の掃除係をしていたが、動物を逃がしてしまい先生からこっぴどく叱られた。
2020年12月17日放送の『ダウンタウンDX』(読売テレビ)にコンビでゲスト出演、番組内で一般女性との結婚を発表[18]。この時は結婚相手については非公開であったが、2022年9月、結婚相手が元AKB48成瀬理沙であることが、同期の藤江れいなが自身のInstagramに披露宴の様子を投稿した事で判明した[19]
お笑い第七世代として括られるのを極端に嫌がっている。「(M-1で先行された)霜降り明星が作った言葉だから」「第七世代として仕事が来たとして、それが何年続くのか」などと警戒心を顕わにしている[20]
石田 たくみ(本名:石田 拓海〈いしだ たくみ〉[4]1988年〈昭和63年〉7月6日 - )(35歳)
ツッコミ担当、立ち位置は向かって右。
鉾田市立旭中学校から茨城県立鉾田第一高等学校を経て[4]帝京大学文学部教育学科卒業[11]。中学高校第一種教員免許英語)の資格を持つ[11]。実家はメロン栽培の山一ファームを営む[10][21]
血液型B型。身長160cm、体重55kg[11]
趣味は映画鑑賞、、家族旅行[11]
特技はバスケットボールで、中学時代は全国大会へ出場した経験を持つ[11]
小学生の時から友達などを笑わせるのが好きで祖父からは「おめえは面白えから吉本行け」とよく言われ、たくみ本人も「これで飯が食えて行けたら」と思っていた[22]
デビュー当初は自信過剰になって「一番面白いんだから、あっという間に売れるだろう」と勘違いしていた時期もあった。その時はスベリまくっていた頃だったが「お客さんが悪い」と、本人曰く“とんでもない考え”を持っていたこともあった[23]
原宿スニーカーショップでアルバイトをしていた時に女性から一目惚れされた。その噂がたくみの耳に入り進展、その女性は後にたくみの妻となった。アルバイトしていた時にアントニー(マテンロウ)の接客をしたことがある。スニーカー関係でのアルバイト経験や大のスニーカー好きであることから、テレビ雑誌などで「スニーカー芸人」と称されることも頻繁にあった[24]。自分に合ったものを厳選し購入していることから持っているスニーカーの数は20足前後で、「マニアからしたら少ない」と話している[24]
2014年4月に結婚、同年10月に娘が生まれている[10]。2018年時点では2児の父[25]
コンビを結成したばかりの頃、髪型はアフロヘアーにしていた。周りからなめられたくなかったためにしていたがそれが逆に威嚇し過ぎたことから、現在の七三分けに変えている[25]

来歴

先述の通り2人とも茨城県鉾田市の出身で、幼馴染。実家同士も近所で、保育園中学校が同じで[22]遠縁の親戚でもある[26]。小学生の頃からたくみは話芸で、まなぶは顔芸で周りを笑わせていたことがあった[9]。高校2年生の頃にたくみがまなぶをお笑いに誘い[9]たくみの大学卒業直前、各事務所へネタ見せに行く際にコンビ結成[22]。養成所には行きたくなかったため直接ネタ見せに行ったとのことで、応募書類を持って最初はタイタンへ行ったものの書類を手渡しできず、まず投函するように言われてポストへ入れたが返事は一向に来ず、続いて行ったグレープカンパニーでは書類の手渡しができて、合格し所属もできた[9]。グレープカンパニーを選んだのはサンドウィッチマンに憧れていたのもあった[27]

最初、コンビ名はたくみがヒップホップユニットのBUDDHA BRANDが好きで、そこから「ブッダ」と名付けたが、約半年後に作家から「ブッダだと宗教色が強くて困る」と言われて改名を促され、新しいコンビ名の命名をまなぶの母に委ねて現在の「カミナリ」と名付けられた[27]

芸風

ネタ作りは2人で行っている[1]。最初は主にコントを演じていたが[28]2015年のM-1グランプリ復活をきっかけに漫才も行い始め、これがウケたことで漫才を主流にシフトしていった[27]。当初はマネージャーからもらったサンドウィッチマンのネタの台本を手本として、これを真似るために標準語を用いたが台詞に感情がこもっていなかったことに気付き、普段お互いが会話するスタイルに変えた[7]。事務所の先輩である永野にも「地元の友達が笑うようなネタを作ればいい」や「茨城訛りを隠さずに、出せ」とアドバイスを受けるなど、教えられたことが多かった[7][23]。茨城弁で喋りを展開し、「どつきツッコミ」が特徴とするものが多い[6]。どつきツッコミを始めたきっかけは2014年に地元・茨城で行った単独ライブでウケない状態が続き、これに痺れを切らしたたくみが漫才中にまなぶがずっとアゴを出していたのを見て「そういえばアゴ出てんなぁ!」とツッコみながらまなぶの頭を思い切り叩いた所、大ウケしたことで以後続けている[14][22]。まなぶによると叩かれている部分の頭の反対側の生え際がちょっと禿げてきた[22]

このツッコミのスタイルから「どつき漫才」と称されるが多いが、本人たちは「リボルバー漫才」と呼んでいる。これは他の漫才師が多くの笑いどころをネタに組み込むのに対し、カミナリの場合それが6発程度しかないためである。これは「ワードチョイスと自分の自信」があるからこそ為せる業だと自己分析している[29]。当初はツッコミのフレーズを言いながらどつきをしていたためテンポが速かった。しかし「パンッ!」と頭を叩く音とツッコミの言葉が被ってしまい、「結局なにを言ってるのか分からなかった」とライブのアンケートで書かれたことで「叩いたあとにツッコミを入れたら聞こえるんじゃない?」と両者で話し合い、2015年頃に今のスタイルになった[30]。その結果、1ネタあたりのボケ数が少なくなっていった。

バラエティ番組においては相当自信がある時、叩いてからタメをおいてツッコむが軽くまなぶにツッコミを入れるときは同時にいく。これは「M-1の決勝での上沼さんの指摘の影響(後述)があるかもしれない」とたくみは語っている[30]。『エンタの神様』(日本テレビ)への出演時はどつきを使わず、代わりに「馬鹿この!」と叫ぶ手法をとっている。

コンビを結成して間もない頃、どちらがボケ・ツッコミを担当するか決めようとしたところ2人ともボケ志望だった。じゃんけんをして勝ったまなぶが希望通りボケ、負けたたくみがツッコミになった[25]

まなぶが平泉成モノマネをして「お前の話はつまらん」とつぶやくネタがあるが、このセリフは大滝秀治のものである。たくみもそれに関してはツッコまない。

M-1グランプリ

  • 結成6年目の2016年、M-1グランプリ(第12回大会)で初の決勝進出[31]を果たした(結果は7位)。2017年のM-1グランプリ(第13回大会)でも2年連続の決勝進出を果たし、9位となった。翌2018年のM-1グランプリは不出場、2019年に再度出場したが予選16位で準決勝敗退、敗者復活戦へ出場するも視聴者投票の結果は16組中6位に終わった[32]
  • M-1グランプリ決勝進出の前年(2015年)の成績は2回戦進出で、決勝進出者の前年成績としては笑い飯と並んで最も低い。笑い飯が2回戦進出に終わった第1回はまだ準々決勝がなく、予選回数が1つ少なかったことを考慮すれば前年度から最もジャンプアップしたコンビと言える。


M-1グランプリ2016(決勝7位)

キャッチフレーズは「ダークホース」

M-1グランプリ2017(決勝9位)

キャッチフレーズは「進化のどつき漫才」
  • 2年連続で出場し、2017年大会から導入された「笑御籤」によって前年と同じく2番目に登場。『この世で一番強い生き物』を披露。
  • 前年に「81点」と厳しい評価をつけた上沼恵美子は、「今日のはネタがとっても好き!」と好意的に評価したものの、どつきツッコミについては「叩いて笑いが来ない。あのドツキはいるんやろか。叩いてから突っ込むというのはいらないと思う、くせになってる。これ(ドツキ)なしでツッコんでも笑いは来ます」と述べた[33]
  • この年の結果や上沼による評価が尾を引き、以後の出場に関してはコンビ内で温度差が生じている[34]

M-1グランプリ2018は不参加。

M-1グランプリ2019(準決勝敗退)

  • 2年振りに出場するも予選16位で準決勝敗退、敗者復活戦へ出場。出番順抽選会の結果、トップバッターでネタを披露し[35]会場を沸かせたものの、視聴者投票の結果は16組中6位に終わった[32]

M-1グランプリ2020は不参加。

M-1グランプリ2021(準々決勝敗退)

M-1グランプリ2022(準々決勝敗退)

その他

  • 同じ事務所の先輩であるサンドウィッチマンもカミナリを気に入っている所がある[6]
  • 同じく東関東方言の漫才を展開する栃木県出身のU字工事と共演する機会が多い。差異を設けるためあえて地元ネタを盛り込まない方針としている[36]
  • 2人ともを飼っており、大の猫好きである。

出囃子

出演

テレビ

現在のレギュラー番組

特別番組

過去のレギュラー番組

ゲスト出演など

テレビドラマ

  • ブラックリベンジ(2017年10月5日 ‐ 12月8日、読売テレビ・日本テレビ) - まなぶ:田村雄大 役、たくみ:岡島まこと 役
  • トクサツガガガ(2019年1月18日 - 3月1日、NHK総合テレビ) - まなぶ:任侠さん(松本昌明) 役、たくみ:警官(第3話)、カラオケ店バイトリーダー窪田(第1話〈ただしこの時点で店員としてではあるが、ほぼ後ろ姿のみ出演で役名無しでのクレジット〉、第4話) 役
  • ラッパーに噛まれたらラッパーになるドラマ 前編(2019年7月12日、テレビ朝日) - まなぶ:スーパーの試食係
  • ペンション・恋は桃色(2020年1月17日 - 2月14日、フジテレビ) - たくみのみ
  • おばけずかん(2020年4月15日・5月6日、テレビ東京) - まなぶ:まなぶ校長先生 役、たくみ:たくみ先生 役
  • 行列のできる法律相談所TEAM NACS事件簿」(2021年4月25日、日本テレビ) - まなぶ:音尾琢真[53]
  • 大河ドラマ 鎌倉殿の13人 第7回(2022年2月20日、NHK総合テレビ・NHK BSプレミアム) - まなぶ:権三 役
  • 新空港占拠(2024年1月13日 - 3月16日、日本テレビ) - まなぶ:馬 / 堀江海斗 役[54]

ウェブドラマ

ウェブテレビ

ラジオ

CM

単独ライブ

  • 第一回カミナリ凱旋単独ライブ『カミナリおこし』(2014年8月23日、鉾田市立旭公民館)- 入場無料で開催した[71]
  • 【カミナリおこし】〜東京死闘編〜(2014年12月20日、東京新宿レフカダ)[71]
  • カミナリの漫才(全6回)(2019年2月8日 - 12月7日、東京(回によって会場は変更)) - 2カ月に一度のペースで行われた[72][73]
  • 結成10周年記念 カミナリ単独ライブ「発電所」(2021年7月3日、東京・草月ホール)[74]
  • カミナリ 単独ライブツアー2022 心電図(2022年8月 - 9月、東京、栃木、愛知、大阪、宮城、茨城)[75]
  • カミナリの記録ライヴ(2023年3月7日、東京・ユーロライブ)
  • カミナリの記録ライヴ~なんだこのライヴは!?~(2023年7月18日、東京・伝承ホール)
  • カミナリの記録ライヴ2023~なんだこの1年は!?~(2023年12月26日、東京・TOKYO FMホール
  • カミナリの記録ライヴ~素晴らしきデビッド・ワイズの世界~(2024年4月13日、東京・東京国際フォーラム ホールC)

その他

脚注

注釈

出典

外部リンク

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