ドラえもん映画作品

日本のアニメ映画(漫画が原作)

ドラえもん映画作品(ドラえもんえいがさくひん)では、藤子不二雄の藤本弘による漫画ドラえもん』(1989年以降は藤子・F・不二雄名義作品)のアニメ映画作品を扱う。

概要

1980年より毎年3月[注釈 1]に春休みの時期に合わせ公開されている[注釈 2]

東宝による配給で、『宇宙小戦争』以降はTOHOシネマズ日比谷(旧:日劇東宝→日劇2→TOHOシネマズ日劇)をチェーンマスターとする東宝邦画系劇場で毎年春休みシーズン前の3月(概ね1-3週目)に公開されている。チェーン系劇場では4月中旬の金曜日に終映となり、翌土曜日から同じ制作会社・配給系列の「劇場版クレヨンしんちゃん」へ入れ替えとなるパターンが多い。一部の劇場(主にシネマコンプレックス及び地方部の単館系劇場・巡回上映)では終映日を延長したり、上映開始日を遅らせる関係で5月以降も上映している場合もある。また、聴覚障碍者向けに日本語字幕付版の上映も劇場と時間を指定のうえ行われており、DVDソフト版での日本語字幕の収録においても活用されている。東宝の配給部長などを務めた堀内實三は、『ドラえもん』が定着したことにより3月の編成を考える必要がなくなり、正月と夏の興行だけ検討すれば良くなったことが東宝にとって幸いであったと述べている[1]

大長編映画

(『大長編ドラえもん』とドラえもん大長編映画の関係についての詳細は大長編ドラえもん#大長編漫画と映画の関係を参照)

1980年公開の『のび太の恐竜』から1997年公開の『のび太のねじ巻き都市冒険記』までは、映画公開の前年に藤本弘が同名の漫画(大長編ドラえもんシリーズと呼ばれる)の執筆に着手し、雜誌連載を開始するのが通例となっていた(例外の1作を除く)。藤本は「今年はこんな冒険をするんだよ」と家族に話すのが恒例だった。

藤本は多くの作品で脚本担当としてもクレジットされているが、ほとんどの作品で文字だけの脚本は執筆されず、藤本が連載する『大長編ドラえもん』の漫画を脚本として映画監督が絵コンテを描くことで映画の制作が進められた。漫画連載の5、6回目は映画公開間近の時期に雑誌に掲載されるため、作品終盤の内容は藤本によるシノプシス(あらすじ)や資料を元に絵コンテが描かれた(『夢幻三剣士』公開後の芝山努監督のインタビューより[2][注釈 3]

1987年には藤本の入院により「大長編ドラえもん」は執筆されず、1988年公開の『のび太のパラレル西遊記』では、藤本の原案を元にもとひら了が脚本を執筆した。

1997年〜
1996年9月に藤本が逝去した翌年の1997年5月からは、漫画執筆担当の藤子プロ・萩原伸一(のちのむぎわらしんたろう)、小学館『コロコロコミック』の担当編集者、プロデューサー、監督らがまず話し合ってストーリーの骨組みを決定し、脚本家にシナリオを発注。完成したシナリオを元に映画が作られるようになった[3](『のび太の南海大冒険』以降)。芝山努監督は「(藤本の死去後は)『来年どういう話にしようか』ということにはそれほど参加していない」「萩原と電話やファクスのやりとりをして漫画と映画がずれないようにしている」と語っており、映画の絵コンテが藤本の生前と同様に萩原の連載漫画を元に描かれていることや、この時期の映画の物語作りには萩原の比重が大きいことが分かる[4]
2001年〜
(詳細は大長編ドラえもん#藤本没後を参照)
2001年公開ののび太と翼の勇者たちからは、漫画の執筆担当が岡田康則(藤本死去後に藤子プロに入社)となり、漫画の連載は映画公開直前の2回のみとなったため、上記のように漫画連載を参考にしつつ監督が絵コンテを執筆する工程ではなくなっていると考えられる。
2006年〜
(詳細は大長編ドラえもん#2006年〜(映画ストーリーなど)を参照)
2005年にアニメが大幅リニューアルされてからは、大長編漫画は執筆される年と、執筆されない年がある。元藤子プロのむぎわらしんたろうが漫画を執筆した『のび太と奇跡の島』などの数作品は、藤本の生前と同様に大長編漫画作品と強く連携して映画が作られている(むぎわらは映画に「企画・原案協力 / まんが」でクレジットされており、漫画連載はかつての藤本と同様のスケジュールで行われている)。
リメイク作は過去に執筆された藤本の大長編漫画と過去のアニメ映画作品を元に作られている。
特徴
各作品ごとに新たにキャラクターデザインや美術設定が起こされることも多く、「レギュラー陣の普段着がテレビ版と比べて若干複雑なデザインとなる」「普段から馴染みの場所であっても背景としての書き込みがより細かくなる」といった特徴が出る場合がある。

同時上映

藤子不二雄のコンビ活動時代はドラえもん以外の藤子作品が同時上映されていたが、独立後は『ドラえもん』の短編も数多く作られ、同時上映された。『帰ってきたドラえもん』などの感動路線の短編の他、ドラミザ・ドラえもんズが主人公のスピンオフ的な作品も作られた。

声優交代前の25作品にはすべて同時上映作品があったが(そのすべてがドラえもんに関連した短編とは限らず、藤子不二雄の他の作品の短編映画やその他の映画作品である場合もある)、交代の後の作品にはなかった。

観客動員数

例年数百万人の観客動員と数十億円台の配給収入を維持しており、日本映画が低調であった時代でも上位を占める大ヒットシリーズとなっている。

2013年公開の『のび太のひみつ道具博物館』で邦画史上初となるシリーズ累計動員1億人を突破している[5]

年表

映画ドラえもんに関する特筆事項等を年代順に記す。藤本の体調不良による大長編ドラえもんの休載(または連載開始の遅延)は計7回あるが、以下にはその初回および映画の完成が特に危ぶまれた3回を記した(詳細は大長編ドラえもん#作品一覧を参照)。

声優陣の交代

2005年3月に、レギュラー声優陣が交代した。26年にわたって連続登板し続けた大山のぶ代らレギュラー声優陣での映画作品は2004年公開の第25作『のび太のワンニャン時空伝』で最後となり、2006年公開の第26作『のび太の恐竜2006』からは水田わさびら声優陣によるものとなった。

声優交代を境に、ここではその前後を第1期第2期と呼んで区分けしている。DVD販売等の媒体では、タイトルを青(第1期)と赤(第2期)で区別して表記している。

映画作品一覧

前述の通り声優交代を境に、2005年以前を1期群、以降を2期群と区別し、「期数-期内で何作目か」の形で示し、『その他』の項目で登場する派生作品もこれに順ずる。それぞれの期の詳細に付いては、テレビアニメ記事(1期2期)を参照。

  • 何作目であるかは以下の通りで示している。
    • 「通算」では通算で何作目かを示す。
    • タイトルソート内は「のび太の(と)」を省略(例:のび太の恐竜は「きようりゆう」でソートされる)
  • 日本では1999年までの興行成績が配給収入で発表されていたため、1999年までの作品(第1作〜第20作)は配給収入のみ、2000年以降の作品(第21作〜)は興行収入のみを記録している。

大長編

メインタイトルとなっている長編作品。藤本の存命中は映画作品の制作に先駆けて『大長編ドラえもん』の漫画連載が開始されるのが通例となっていた(1作を除く)。下記の3つに分類される。

  • 藤本存命中の作品(恐竜〜ねじ巻き都市冒険記) ※アニメ1期藤本生前
  • 藤本没後、声優交代までの作品(南海大冒険〜ワンニャン時空伝) ※アニメ1期藤本没後
  • 2005年の声優交代後の作品(恐竜2006〜) ※アニメ2期

また、声優交代後の映画作品は、交代後に新しく物語が作られた「新作」と、交代前に一度公開された作品を再度作り直した「リメイク作」の2種類に分類できる。

ドラえもんの長編映画と、その同時上映作品(併映)の一覧は下記の通り。同時上映作品は、上映時間が長い順番で記す。

通算期別タイトル公開日監督脚本配給収入興行収入
[7]
観客
動員数
併映備考
11-01きようりゆう/のび太の恐竜1980年
3月15日
ふくとみ ひろし/福富博ふしこふしお/藤子不二雄
松岡清治
15.5億円-320万人
21-02うちゆうかいたくし/のび太の宇宙開拓史1981年
3月14日
にしまき ひてお/西牧秀夫ふしこふしお/藤子不二雄17.5億円360万人
31-03たいまきよう/のび太の大魔境1982年
3月13日
12.2億円250万人
41-04かいていきかんしよう/のび太の海底鬼岩城1983年
3月12日
しはやま つとむ/芝山努10億円210万人
51-05まかいたいほうけん/のび太の魔界大冒険1984年
3月17日
16.5億円330万人
61-06りとるすたあうおおす/のび太の宇宙小戦争リトルスターウォーズ1985年
3月16日
12億円240万人
71-07てつしんへいたん/のび太と鉄人兵団1986年
3月15日
13億円260万人
81-08りゆうのきし/のび太と竜の騎士1987年
3月14日
15億円310万人
91-09はられるさいゆうき/のび太のパラレル西遊記1988年
3月12日
もとひらりよう/もとひら了13.6億円280万人
101-10につほんたんしよう/のび太の日本誕生1989年
3月11日
ふしこ えふ ふしお/藤子・F・不二雄20.2億円420万人
111-11あにまるふらねつと/のび太とアニマル惑星プラネット1990年
3月10日
19.1億円380万人
121-12とらひあんないと/のび太のドラビアンナイト1991年
3月9日
18億円360万人
131-13くものおうこく/のび太と雲の王国1992年
3月7日
16.8億円340万人
141-14ふりきのらひりんす/のび太とブリキの迷宮ラビリンス1993年
3月6日
16.5億円330万人[8]
151-15むけんさんけんし/のび太と夢幻三剣士1994年
3月12日
13.5億円270万人
161-16そうせいにつき/のび太の創世日記1995年
3月4日
13億円260万人
171-17きんかえくすふれす/のび太と銀河超特急エクスプレス1996年
3月2日
16億円310万人
181-18ねしまきしていいほうけんき/のび太のねじ巻き都市シティー冒険記1997年
3月8日
20億円390万人
191-19なんかいたいほうけん/のび太の南海大冒険1998年
3月7日
きしま のふあき/岸間信明21億円400万人[注釈 10]
201-20うちゆうひようりゆうき/のび太の宇宙漂流記1999年
3月6日
20億円395万人[注釈 11]
211-21たいようおうてんせつ/のび太の太陽王伝説2000年
3月11日
-30.5億円295万人[注釈 12]
221-22つはさのゆうしやたち/のび太と翼の勇者たち2001年
3月10日
30億円284万人
231-23ろほつときんくたむ/のび太とロボット王国キングダム2002年
3月9日
23.1億円214万人
241-24ふしきかせつかい/のび太とふしぎ風使い2003年
3月8日
25.4億円236万人[注釈 13]
251-25わんにやんしくうてん/のび太のワンニャン時空伝2004年
3月6日
30.5億円283万人[注釈 14]
262-01きようりゆうにいまるまるろく/のび太の恐竜20062006年
3月4日
わたなへ あゆむ/渡辺歩わたなへ あゆむ/渡辺歩
楠葉宏三
32.8億円297万人[9]-[注釈 15]
272-02しんまかいたいほうけん/のび太の新魔界大冒険
 〜7人の魔法使い〜
2007年
3月10日
てらもと ゆきよ/寺本幸代しんほ ゆういち/真保裕一35.4億円326万人[10][注釈 16]
282-03みとりのきよしんてん/のび太と緑の巨人伝2008年
3月8日
わたはへ あゆむ/渡辺歩おおのき ひろし/大野木寛33.7億円313万人[10][注釈 17]
292-04しんうちゆうかいたくし/新・のび太の宇宙開拓史2009年
3月7日
こし しけお/腰繁男しんほ ゆういち/真保裕一24.5億円230万人[注釈 18]
302-05にんきよたいかいせん/のび太の人魚大海戦2010年
3月6日
くすは こうそう/楠葉宏三31.6億円298万人[11][注釈 19]
312-06しんてつしんへいたん/新・のび太と鉄人兵団
 〜はばたけ 天使たち〜
2011年
3月5日
てらもと ゆきよ/寺本幸代しみす ひかし/清水東24.6億円227万人[11][注釈 20]
322-07きせきのしま/のび太と奇跡の島
 〜アニマル アドベンチャー〜
2012年
3月3日
くすは こうそう/楠葉宏三36.2億円331万人[5][注釈 21]
332-08ひみつとうくみゆうしあむ/のび太のひみつ道具博物館ミュージアム2013年
3月9日
てらもと ゆきよ/寺本幸代39.8億円365万人[注釈 22]
342-09しんたいまきよう/新・のび太の大魔境
 〜ペコと5人の探検隊〜
2014年
3月8日
やくわ しんのすけ/八鍬新之介35.8億円326万人[12][注釈 23]
352-10すへえすひいろおす/のび太の宇宙英雄記スペースヒーローズ2015年
3月7日
おおすき よしひろ/大杉宜弘39.3億円351万人[13][注釈 24]
362-11しんにつほんたんしよう/新・のび太の日本誕生2016年
3月5日
やくわ しんのすけ/八鍬新之介41.2億円363万人[13][注釈 25]
372-12なんきよくかちこちたいほうけん/のび太の南極カチコチ大冒険2017年
3月4日
たかはし あつし/高橋敦史44.3億円390万人[12][注釈 26]
382-13たからしまのび太の宝島2018年
3月3日
いまい かすあき/今井一暁かわむら けんき/川村元気53.7億円[注釈 27]470万人[12][注釈 28]
392-14けつめんたんさきのび太の月面探査記2019年
3月1日
やくわ しんのすけ/八鍬新之介つしむら みつき/辻村深月50.2億円439万人[12][注釈 29]
402-15しんきようりゆうのび太の新恐竜2020年
8月7日
[注釈 30]
いまい かすあき/今井一暁かわむら けんき/川村元気33.5億円[注釈 31]
412-16りとるすたあうおおすにいまるにいいちのび太の宇宙小戦争リトルスターウォーズ 20212022年
3月4日
[注釈 32]
やまくち すすむ/山口晋さとう たい/佐藤大26.9億円[注釈 33]
422-17そらのゆうとひあのび太と空の理想郷ユートピア2023年
3月3日
とうやま たくみ/堂山卓見こさわ りようた/古沢良太43.4億円[注釈 22]
432-18ちきゆうしんふおにいのび太の地球交響楽シンフォニー2024年
3月1日
いまい かすあき/今井一暁ないかい てるこ/内海照子[注釈 22]

併映作品

『大長編ドラえもん』を原作とせず、他のメインタイトル作品と併映された映画作品。同年公開の作品は、上映時間が長い順に記す。

タイトル分数監督脚本公開日メインタイトル備考
1とらえもん ほくももたろうのなんなのさドラえもん ぼく、桃太郎のなんなのさ46かんた たけゆき神田武幸しろやま のほる城山昇1981年8月1日うちゆうへいらつしやい21エモン 宇宙へいらっしゃい[注釈 34]
2とらみちやん みにとらSOSドラミちゃん ミニドラSOS!!!40もりわき まこと森脇真琴もとひら りようもとひら了1989年3月11日につほんたんしようドラえもん のび太の日本誕生
3とらみちやん あららしようねんさんそくたんドラミちゃん アララ♥少年山賊団!40はら けいいち原恵一まるお みほ丸尾みほ1991年3月9日とらひあんないとドラえもん のび太のドラビアンナイト
4ときめきそおらあくるまによんトキメキソーラーくるまによん5やすみ てつおやすみ哲夫1992年3月7日くものおうこくドラえもん のび太と雲の王国
5とらみちやん はろおきようりゆうきつすドラミちゃん ハロー恐竜キッズ!!40はら けいいち原恵一にしむら たかし西村孝史1993年3月6日ふりきのらひりんすドラえもん のび太とブリキの迷宮
6たいようはともたち かんはれそらえもんこう太陽は友だち がんばれ!ソラえもん号5たかはし しゆん高橋純
7とらみちやん あおいすとろおはつとドラミちゃん 青いストローハット15あんとう としひこ安藤敏彦まるお みほ丸尾みほ1994年3月12日むけんさんけんしドラえもん のび太と夢幻三剣士
82112ねん とらえもんたんしよう2112年 ドラえもん誕生30よねたに よしとも米たにヨシトモよねたに よしとも米たにヨシトモ1995年3月4日そうせいにつきドラえもん のび太の創世日記
9とらみあんととらえもんす ろほつとかつこうななふしきドラミ&ドラえもんズ ロボット学校七不思議!?31よねたに よしとも米たにヨシトモ
寺田憲史
1996年3月2日きんかえくすふれすドラえもん のび太と銀河超特急
10さとらえもんす かいとうとらはんなそのちようせんしようザ☆ドラえもんズ 怪盗ドラパン謎の挑戦状!311997年3月8日ねしまきしていほうけんきドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記
11かえつてきたとらえもん帰ってきたドラえもん27わたなへ あゆむ渡辺歩しろやま のほる城山昇1998年3月7日なんかいたいほうけんドラえもん のび太の南海大冒険
12さとらえもんす むしむしひよんひよんたいさくせんザ☆ドラえもんズ ムシムシぴょんぴょん大作戦!16よねたに よしとも米たにヨシトモよねたに よしとも米たにヨシトモ
寺田憲史
13のひたのけつこんせんやのび太の結婚前夜26わたなへ あゆむ渡辺歩ふしもと のふゆき藤本信行1999年3月6日うちゆうひようりゆうきドラえもん のび太の宇宙漂流記
14さとらえもんす おかしなおかしなおかしななザ☆ドラえもんズ おかしなお菓子なオカシナナ?16よねたに よしとも米たにヨシトモ
15おはあちやんのおもいておばあちゃんの思い出27わたはへ あゆむ渡辺歩ふしもと のふゆき藤本信行2000年3月11日たいようおうてんせつドラえもん のび太の太陽王伝説
16さとらえもんす ときとききかんしやたいほうそうザ☆ドラえもんズ ドキドキ機関車大爆走!17にしきおり ひろし錦織博いけた まみこ池田眞美子
17かんはれしやいあんがんばれ!ジャイアン!!26わたはへ あゆむ渡辺歩ふしもと のふゆき藤本信行2001年3月10日つはさのゆうしやたちドラえもん のび太と翼の勇者たち
18とらみあんととらえもんす すへえすらんとききいつはつドラミ&ドラえもんズ 宇宙スペースランド危機イッパツ!16にしきおり ひろし錦織博いけた まみこ池田眞美子
19ほくのうまれたひぼくの生まれた日26わたはへ あゆむ渡辺歩ふしもと のふゆき藤本信行2002年3月9日ろほつとおうこくドラえもん のび太とロボット王国
20さとらえもんす こおるこおるこおるザ☆ドラえもんズ ゴール!ゴール!ゴール!!5やすみ てつおやすみ哲夫
21とらえもんあにはあさりい25ドラえもんアニバーサリー255ほんこう みつる本郷みつる2004年3月6日わんにやんしくうてんドラえもん のび太のワンニャン時空伝

併映作品の分類

原作短編ドラえもん映画

藤本が描いた短編漫画作品のアニメ映画化。または藤本が描いた短編漫画作品を元に構成された映画作品。

映画ドラミちゃん

ドラミが主役のシリーズ。ドラミが様々な時代を舞台に活躍するのが特徴。藤本による漫画作品は存在しない。作品一覧は下記の通り(括弧内は作品の舞台)。

映画ドラミ&ドラえもんズ

ドラミとドラえもんズ(またはドラえもんズのみ)が主役のシリーズ。藤本による漫画作品は存在しない。作品一覧はザ・ドラえもんズ#登場する映画作品を参照。

ソーラーカー映画

3D映画

3DCG技術で作った立体映画。

タイトル公開日監督脚本興行収入[14]観客動員数備考
1すたんとはいみいとらえもん/STAND BY ME ドラえもん2014年8月8日やき りゆういち/八木竜一
山崎貴
やまさき たかし/山崎貴83.8億円625万人[15][注釈 35]
2すたんとはいみいとらえもん2/STAND BY ME ドラえもん 22020年11月20日[注釈 36]やき りゆういち/八木竜一
山崎貴[注釈 37]
27.8億円[注釈 38]

その他

福祉映画

ドラえもん ケンちゃんの冒険
  • 1981年7月に福祉映画として上映/1981年10月5日TV特番放映
  • 全国心身障害児福祉財団製作で公民館など公共施設でのホール上映となった。
  • 監督・演出 - もとひら了
  • 脚本 - 水出弘一
  • 音楽 - 菊池俊輔
  • 作画 - 中村英一

プラネタリウム

作品の内容

季節

大長編漫画の連載は夏に始まることが多く、映画の公開は春だったため、各映画作品中の季節は春または夏になることが多い。ただし、例外もある。『おばあちゃんの思い出』及び『のび太の月面探査記』での作中の季節は秋になっている。また、『のび太の大魔境』での作中の季節は春だが、リメイク版では夏になっている。『のび太の宇宙小戦争』では作中の季節は設定されていなかったが、リメイク版では夏になっている。

小動物キャラ

声優交代後の作品には必ず「小動物」のキャラクターが登場するようになった。彼らは味方であることがほとんどだが、ピッポのように当初はドラえもんらと対立する敵である場合もある。

設定・ストーリー

声優交代後の設定・ストーリーは、声優交代前と比べて原作に近いものになっている。一方で、新キャラクターを登場させたりストーリーを別の方向へ変えたりすることで親世代も二度楽しめるような工夫も凝らしている。声優交代後に作られた新作の中には、主人公のドラえもんが目立った活躍をしている作品があれば[16]、のび太達やゲストキャラクターにスポットが当たる為に扱いが悪くなり、あまり活躍が出来ていない作品もある[17]。のび太は短編やテレビシリーズのように扱いが悪く活躍が少ない作品があるが[18]、ゲストキャラクターと親しくなり、絆を深め、終盤で重要な役割を果たす作品もある[19]。声優交代前のタイムパトロールが登場する作品では、ドラえもん達は彼らにほぼ頼った形になっているが、声優交代後の作品ではタイムパトロールの力を借りずに自分達で困難や強敵に立ち向かう形に変更されている。

オープニングテーマ

第39作『のび太の月面探査記』まで(第38作『のび太の宝島』を除く)は、シリーズ主題歌としてテレビ主題歌がオープニングに流れるのが通例だった。

第1作『のび太の恐竜』から第3作『のび太の大魔境』、そして第26作『のび太の恐竜2006』(声優交代後の第1作)、この4作品では、今で言う所謂アバンパートはなく、配給会社社紋(東宝)の直後からオープニングがスタートした。

アバンパートがあるの方は、第6作『のび太と鉄人兵団』以降は、のび太が「ドラえも〜ん」と叫ぶシーンまでをアバンパートとして入れる構成になったが、例外もある。

1期

第1作『のび太の恐竜』、第2作『のび太の宇宙開拓史』では、『ぼくドラえもん』が使われた。

第3作『のび太の大魔境』からオープニングが『ドラえもんのうた』(大杉久美子版)となった。第10作『のび太の日本誕生』から山野さと子版に変更された。第19作『のび太の南海大冒険』ではエンディングと統一感を出す形で吉川ひなの版が使われた。また、第21作『のび太の太陽王伝説』ではウィーン少年合唱団版が使用された。しかし、完全に交代することはなく、テレビシリーズと共通感を出すためこの2作を除いた形で第25作まで山野版が使用された。当初はテレビシリーズでの歌手交代後に歌手を交代する予定だったが1989年からの浸透もあり好評だったため、山野と契約が結ばれた。

第7作『のび太と鉄人兵団』以降の作品では、オープニングテーマの『ドラえもんのうた』前のプロローグで、最後にのび太が「ドラえも〜ん」と叫ぶのが定番になっている。だが、第25作『のび太のワンニャン時空伝』だけは例外的に、のび太の叫び声の後にドラえもんが「のび太く〜ん」と叫ぶ。なお、第20作『のび太の宇宙漂流記』ではのび太ではなく、ジャイアンとスネ夫が担当。これは、プロローグにドラえもんたちが一切登場しない場合でも行われる(第10作『のび太の日本誕生』と第13作『のび太と雲の王国』。なお、第14作『のび太とブリキの迷宮』ではのび太のパパのみの登場)。原作の大長編ドラえもんでそれらにあてはまる部分は、ドラえもんの作品ロゴ手書きがそのまま使われている。

2期

第26作『のび太の恐竜2006』、第27作『のび太の新魔界大冒険』では、夏川りみの『ハグしちゃお』が使われた。

2007年5月、テレビ主題歌がmaoの『夢をかなえてドラえもん』になり、第28作『のび太と緑の巨人伝』以降はオープニングも変更された。2019年10月テレビ主題歌が変更され、第39作『のび太の月面探査記』(第38作『のび太の宝島』を除く)までその曲をオープニングとして使用された。特に、第35作『のび太の宇宙英雄記』ではmaoではなく、ドラえもん(水田わさび)、のび太(大原めぐみ)、しずか(かかずゆみ)、ジャイアン(木村昴)、スネ夫(関智一)の5人で歌った。第38作『のび太の宝島』はオープニングテーマがなく、ドラえもん映画史上(『STAND BY ME ドラえもん』を除く)初のオープニングテーマなし作品となった。

2019年10月、テレビ主題歌は星野源の『ドラえもん』(『のび太の宝島』のエンディングも兼ねる)となったが、現在まで映画オープニングとしての起用はない。その後の作品は、『のび太の宝島』と同じ、オープニングテーマがない。

リニューアル後の作品では、第26作『のび太の恐竜2006』(アバンパートがない)、第28作『のび太と緑の巨人伝』、第34作『新・のび太の大魔境』(ドラえもんたちが登場しない)、第35作『のび太の宇宙英雄記』を除き、オープニング前にのび太が「ドラえも〜ん」と叫ぶシーンが挿入されている。なお、第33作『のび太のひみつ道具博物館』では、のび太ではなく、ドラえもんが担当し「のび太く〜ん」と叫ぶ、第37作『のび太の南極カチコチ大冒険』では、のび太が「さすがドラえもん」と言った後、オープニングを始める。

オープニングテーマのない作品は、通常オープニング映像があり、映画のタイトルが展示される。現在までのオープニングテーマのない作品は、すべてのび太が「ドラえも〜ん」と叫んだ後にオープニング映像に入っている。

オープニングテーマ一覧

映画タイトルオープニングテーマタイトル作詞作曲
1のび太の恐竜ぼくドラえもん藤子不二雄菊池俊輔大山のぶ代
2のび太の宇宙開拓史
3のび太の大魔境ドラえもんのうた楠部工大杉久美子
4のび太の海底鬼岩城
5のび太の魔界大冒険
6のび太の宇宙小戦争
7のび太と鉄人兵団
8のび太と竜の騎士
9のび太のパラレル西遊記
10のび太の日本誕生山野さと子
11のび太とアニマル惑星
12のび太のドラビアンナイト
13のび太と雲の王国
14のび太とブリキの迷宮
15のび太と夢幻三剣士
16のび太の創世日記
17のび太と銀河超特急
18のび太のねじ巻き都市冒険記
19のび太の南海大冒険吉川ひなの
20のび太の宇宙漂流記山野さと子
21のび太の太陽王伝説ウィーン少年合唱団
22のび太と翼の勇者たち山野さと子
23のび太とロボット王国
24のび太とふしぎ風使い
25のび太のワンニャン時空伝
26のび太の恐竜2006ハグしちゃお阿木燿子宇崎竜童夏川りみ
27のび太の新魔界大冒険〜7人の魔法使い〜
28のび太と緑の巨人伝夢をかなえてドラえもん黒須克彦mao
29新・のび太の宇宙開拓史
30のび太の人魚大海戦
31新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜
32のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜
33のび太のひみつ道具博物館
34新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜
35のび太の宇宙英雄記ドラえもん(水田わさび)、のび太(大原めぐみ)、
しずか(かかずゆみ)、ジャイアン(木村昴)、
スネ夫(関智一)
36新・のび太の日本誕生mao
37のび太の南極カチコチ大冒険
38のび太の宝島オープニングテーマなし
39のび太の月面探査記夢をかなえてドラえもん黒須克彦mao
40のび太の新恐竜オープニングテーマなし
41のび太の宇宙小戦争 2021
42のび太と空の理想郷
43のび太の地球交響楽

主題歌

1996年公開『のび太と銀河超特急』までの主題歌は、1984年公開の『のび太の魔界大冒険』を除いて武田鉄矢が作詞。絵コンテを読んで作詞し、その詞に合う曲を作れる人に曲を依頼するという流れで制作された。歌い手は初期の2-4作は岩渕まことだったが、90年代以降はほとんどの楽曲を武田鉄矢あるいは1994年に復活した海援隊が担当した。また、『のび太と夢幻三剣士』では、主題歌、挿入歌、共に武田鉄矢一座となっている。

武田本人が一番気に入っていると認め、藤子・F・不二雄も気に入っていた曲は『少年期』(後表参照)。

藤子・F・不二雄の死去後、武田は「藤子先生が亡くなった今、僕はドラえもんの映画の作詞を引退します」と宣言し、勇退。以降は毎回違った作詞家・作曲家が担当している。ただし、2010年公開『のび太の人魚大海戦』では映画30周年を記念して、再び武田が挿入歌の作詞・歌を担当した。

映画シリーズの主題歌を請け負ったことのある団体や個人としては、ウィーン少年合唱団矢沢永吉SPEEDスキマスイッチ福山雅治Perfume秦基博miwa星野源Mr.ChildrenOfficial髭男dismなどが知られている。また、小泉今日子西田敏行島崎和歌子吉川ひなの柴咲コウKis-My-Ft2菅田将暉といった公開当時にアイドル俳優として活躍していた芸能人も担当している。なお『のび太とふしぎ風使い』、『のび太のワンニャン時空伝』では公開当時のテレビ版のエンディングを使用していた。

なお、『のび太の魔界大冒険』の主題歌である小泉今日子の「風のマジカル」は他作品とは扱いが異なる映画公開時とAmazonビデオで配信されている本作の映像[20]の使用・タイアップ契約であり、原盤権を保有している音楽出版バーニングパブリッシャーズおよび歌唱者のマネージメント元であるバーニングプロダクションと2次使用についての契約が何らかの理由で締結されなかったため、発売されている同作品のすべてのビデオソフト(1980年代に発売されたVHS版より)およびテレビ放送では前々作主題歌(「だからみんなで」)に差し換えられている。なお、同曲のドラえもん関連のCDへの収録は2010年発売のコンピレーションアルバム(後述)まで全く行われなかった。

多くの作品で、エンディングのほかに物語中盤の挿入歌として使用されているほか、『風のマジカル』『少年期』などはテレビシリーズ第2作1期のエピソードでも挿入歌として使われている。

主題歌一覧

大長編

映画タイトル主題歌タイトル作詞作曲編曲レーベル
1のび太の恐竜ポケットの中に武田鉄矢菊池俊輔大山のぶ代日本コロムビア
2のび太の宇宙開拓史心をゆらして[注釈 39]岩渕まこと
3のび太の大魔境だからみんなで
4のび太の海底鬼岩城海はぼくらと
5のび太の魔界大冒険風のマジカル[注釈 40]湯川れい子NOBODY鷺巣詩郎小泉今日子ビクター音楽産業
6のび太の宇宙小戦争少年期武田鉄矢佐孝康夫桜庭伸幸武田鉄矢ポリドール
7のび太と鉄人兵団わたしが不思議菊池俊輔菊池俊輔大杉久美子日本コロムビア
8のび太と竜の騎士友達だから山木康世大山のぶ代
9のび太のパラレル西遊記君がいるから都留教博堀江美都子こおろぎ'73
10のび太の日本誕生時の旅人堀内孝雄若草恵西田敏行CBS・ソニー
11のび太とアニマル惑星天までとどけ原田末秋武田鉄矢ポリドール
12のび太のドラビアンナイト夢のゆくえ白鳥澄夫渡辺雅二白鳥英美子スターチャイルド
13のび太と雲の王国雲がゆくのは…深野義和山中紀昌武田鉄矢ポリドール
14のび太とブリキの迷宮何かいい事きっとある芹澤廣明小西貴雄島崎和歌子
15のび太と夢幻三剣士世界はグー・チョキ・パー深野義和山中紀昌武田鉄矢一座
16のび太の創世日記さよならにさよなら千葉和臣藤原いくろう海援隊
17のび太と銀河超特急私のなかの銀河林有三海援隊(千葉和臣ソロ
18のび太のねじ巻き都市冒険記Love is you高橋研矢沢永吉高橋研矢沢永吉EMI Music Japan
19のび太の南海大冒険ホットミルク岩城由美HINANO鴨宮諒吉川ひなのポニーキャニオン
20のび太の宇宙漂流記季節がいく時伊秩弘将水島康貴SPEEDトイズファクトリー
21のび太の太陽王伝説この星のどこかで上村美保子大江千里山下康介由紀さおり安田祥子EMI Music Japan
22のび太と翼の勇者たちLove you close森浩美上田知華大坪穂稔知念里奈Sony Music Records
23のび太とロボット王国いっしょに歩こう 〜Walking Into Sunshine〜BANANA ICE(下町兄弟)KONISHIKIavex mode
24のび太とふしぎ風使いまたあえる日までアドベンチャーキャンプの子供たちと北川悠仁北川悠仁寺岡呼人・ゆずゆずセーニャ・アンド・カンパニー
25のび太のワンニャン時空伝YUME日和小幡英之宮崎歩宗像仁志島谷ひとみavex trax
26のび太の恐竜2006ボクノート大橋卓弥常田真太郎スキマスイッチAriola Japan
27のび太の新魔界大冒険かけがえのない詩hiroko, mitsuyuki miyake and Hidemimitsuyuki miyakemitsuyuki miyake and Takashi Moriomihimaru GTUNIVERSAL J
28のび太と緑の巨人伝手をつなごう絢香西尾芳彦・絢香L.O.E絢香WARNER MUSIC JAPAN
29新・のび太の宇宙開拓史大切にするよ柴咲コウ市川淳柴咲コウNAYUTAWAVE RECORDS
30のび太の人魚大海戦帰る場所SoulJaJeff Miyahara, SoulJa青山テルマUNIVERSAL J
31新・のび太と鉄人兵団友達の唄藤原基央BUMP OF CHICKEN & MORBUMP OF CHICKENトイズファクトリー
32のび太と奇跡の島生きてる生きてく福山雅治福山雅治・井上鑑福山雅治UNIVERSAL J
33のび太のひみつ道具博物館未来のミュージアム中田ヤスタカPerfume
34新・のび太の大魔境光のシグナルせんせい(東京カランコロン)中谷あつこ鈴木雅也Kis-My-Ft2avex trax
35のび太の宇宙英雄記360°miwamiwa・NAOKI-TNAOKI-TmiwaSony Music Records
36新・のび太の日本誕生空へ山崎将義山崎まさよしEMI Records
37のび太の南極カチコチ大冒険僕の心をつくってよ平井堅亀田誠治平井堅Ariola Japan
38のび太の宝島ドラえもん星野源SPEEDSTAR RECORDS
39のび太の月面探査記THE GIFTDai Hirai/EIGODai HiraiDai Hirai/nabeLTD/Haruhito Nishi/EIGO平井大avex trax
40のび太の新恐竜Birthday
君と重ねたモノローグ
[注釈 41]
桜井和寿Mr.Children・Steve Fitzmaurice・Ken MasuiMr.ChildrenTOY'S FACTORY
41のび太の宇宙小戦争 2021Universe藤原聡Official髭男dismIRORI Records
42のび太と空の理想郷ParadiseAKIRA・Bang Chan(3RACHA)・Changbin(3RACHA)・HAN(3RACHA)Bang Chan(3RACHA)・Changbin(3RACHA)・HAN(3RACHA)・VERSACHOIVERSACHOI・Bang Chan(3RACHA)NiziUSony Music Records
43のび太の地球交響楽タイムパラドックスVaundyスターダストレコーズ

併映作品

映画タイトル主題歌タイトル作詞作曲編曲レーベル
1ドラえもん ぼく、桃太郎のなんなのさ青い空はポケットさ高田ひろお菊池俊輔大杉久美子日本コロムビア
2ドラミちゃん ミニドラSOS!!!ハロー! ドラミちゃん吉元由美山野さと子
3ドラミちゃん アララ♥少年山賊団!
4トキメキソーラーくるまによん星のハーモニー原由子小林武史原由子タイシタレーベル
東京ラブコール桑田佳祐桑田佳祐・小林武史
5ドラミちゃん ハロー恐竜キッズ!!ハロー! ドラミちゃん吉元由美菊池俊輔山野さと子日本コロムビア
6太陽は友だち がんばれ!ソラえもん号なし
7ドラミちゃん 青いストローハット友達なのに白峰美津子清岡千穂野見祐二KŪKO日本コロムビア
82112年 ドラえもん誕生ぼくドラえもん2112藤子・F・不二雄菊池俊輔大山のぶ代こおろぎ'73
愛しのニャーオ吉元由美横山智佐
ハロー! ドラミちゃん山野さと子
9ドラミ&ドラえもんズ ロボット学校七不思議!?あなたを忘れない高見沢俊彦井上鑑Skirtポニーキャニオン
10ザ☆ドラえもんズ 怪盗ドラパン謎の挑戦状!友達だから武田鉄矢山木康世相良まさえ山野さと子日本コロムビア
11帰ってきたドラえもん青い空はポケットさ高田ひろお菊池俊輔
12ザ☆ドラえもんズ ムシムシぴょんぴょん大作戦!君にいてほしい高見沢俊彦神崎ゆう子ファンハウス
13のび太の結婚前夜幸せのドア沢田知可子林仁中西保志沢田知可子日本コロムビア
14ザ☆ドラえもんズ おかしなお菓子なオカシナナ?我ら ザ・ドラえもんズ米たにヨシトモ石川恵樹水木一郎堀江美都子
15おばあちゃんの思い出ハグしようタケカワユキヒデタケカワユキヒデ
That's no Noise
タケカワユキヒデ・T's COMPANY
16ザ☆ドラえもんズ ドキドキ機関車大爆走!ぼくらの元気柚木美祐藤沢秀樹堀江美都子
17がんばれ!ジャイアン!!さよならとは言わないでダ・カーポ
18ドラミ&ドラえもんズ 宇宙ランド危機イッパツ!ガムシャララ!!ヘッチャララ!!もりちよこ池毅Sよこざわけい子
19ぼくの生まれた日キミに会いたくて小坂明子
20ザ☆ドラえもんズ ゴール!ゴール!ゴール!!なし
21ドラえもんアニバーサリー25

3D映画

映画タイトル主題歌タイトル作詞作曲編曲レーベル
1STAND BY ME ドラえもんひまわりの約束秦基博秦基博・皆川真人秦基博Ariola Japan
2STAND BY ME ドラえもん 2石崎ひゅーいトオミヨウ菅田将暉Sony Music Labels Inc.

コンピレーション・アルバム

  • 1995年3月1日、ポリドールレコードが『ドラえもん映画主題歌集』を発売した。これには武田鉄矢・武田鉄矢一座および海援隊(千葉和臣)が作詞・歌唱した映画主題歌とそのカラオケ音源が収録されている。ただし、西田敏行に提供した「時の旅人」のみ武田歌唱で録り下ろしたカバー曲となっている。ライナーノーツのデザインは「のび太の創世日記」の場面カットと、当時の海援隊メンバーのスチル写真である。2010年の『ドラえもん主題歌集+挿入歌』(後述)発売まで廃盤にしていない。
  • 1999年4月21日、小学館が『DORA THE BEST』を限定生産で発売した。これは、映画20周年を記念して、それまでの映画主題歌(『のび太の南海大冒険』まで)すべてとテレビアニメで流れた楽曲の計36曲を収録した2枚組CDとなっている。ただし「風のマジカル」はボーカルがないカラオケ(インストゥルメンタル)バージョンで収録されている。期間限定生産商品で発売前の受注予約も実施していたため、メーカー在庫切れ状態になった。
  • 2004年9月22日、CME(コロムビアミュージックエンタテインメント。現:日本コロムビア)が『映画ドラえもん25周年 ドラえもん映画主題歌篇』を発売した。コロムビアが音源を保有する楽曲を中心に選り抜きで収録している。また、『ドラえもん のび太の太陽王伝説』以降の主題歌が初めて収録されたコンピレーションである。
  • 2010年2月24日、CMEは映画30周年を記念し、武田鉄矢および海援隊が歌唱した楽曲を除いた2009年までの映画主題歌(パーマンなどドラえもん以外の併映作品は除く)を2枚組で収録した『映画ドラえもん30周年記念企画 ドラえもん映画主題歌大全集』を発売した。ビクターレコードが発売した「風のマジカル」の音源を初めて収録した作品である。2009年11月には同様のコンセプトでテレビアニメの主題歌を収録した『テレビアニメ30周年記念ドラえもんテレビ主題歌大全集』が連動企画で発売されている。
  • 2010年5月5日、ユニバーサルミュージックナユタウェイブレコーズが、武田鉄矢/海援隊 名義で『ドラえもん映画主題歌集+挿入歌』を発売する。1995年の『ドラえもん映画主題歌集』(先述)収録曲に加え、1996年の「私のなかの銀河」と2010年の「遠い海から来たあなた」を追加した内容となっている。『ドラえもん映画主題歌大全集』と「帰る場所」を補完することで、mihimaru GTを除く30年分の主題歌を網羅できる構成となっている。事実上、1995年盤の再版かつマイナーチェンジ版であるが、ライナーノーツやCDのデザインは改めている。なお、同じレコード会社所属の島崎和歌子による主題歌については『ドラえもん映画主題歌集』が収録している。
  • 2013年9月18日、日本コロムビアから5枚組の『藤子・F・不二雄生誕80周年 ドラえもん 歌の大全集』が発売された。これにはテレビアニメ版、映画版の主題歌・挿入歌をはじめ、併映作品等の関連作品の楽曲も収録されている。ただし、2011年の主題歌『友達の唄』及び挿入歌は収録されていない。
  • 2015年4月1日、日本コロムビアから3枚組のアルバム『映画ドラえもん主題歌大全集』が発売された。これには『のび太の宇宙英雄記』までの長編・短編映画の主題歌・一部挿入歌が収録されている。前回未収録となった『友達の唄』は収録されたが、『風のマジカル』・『君だけを忘れない』(『ドラミ&ドラえもんズ ロボット学校七不思議!?』エンディングテーマ)・『君にいてほしい』(『ザ☆ドラえもんズ ムシムシぴょんぴょん大作戦!』主題歌)・『ひまわりの約束』(『STAND BY ME ドラえもん』主題歌)・『360° 』は未収録となり、『のび太の宇宙英雄記』関連の楽曲は『夢をかなえてドラえもん』(キャラクターソングヴァージョン)と『ミラクル銀河防衛隊のテーマ』のみの収録となった。
  • 2020年2月26日、日本コロムビアから4枚組のアルバム『映画ドラえもん うたの大全集』が発売された[21]。全82曲。『のび太の月面探査記』までの長編・短編作品の主題歌および挿入歌を収録している。2015年のアルバムで未収録となった楽曲はすべて収録されている。

ゲスト声優

1985年公開の『のび太の宇宙小戦争』は、ギルモア将軍の声を俳優・元プロ野球選手の八名信夫が担当し、映画ドラえもんシリーズで本職が声優ではないゲスト声優が起用されるのは初めて。

藤子・F・不二雄の死後、1998年公開の『のび太の南海大冒険』は、タレントや落語家などの有名人がゲスト声優として起用され、その後、本職が声優ではない芸能人を起用される作品が多くなった。現在まで、俳優、女優、歌手、アイドル、お笑い芸人、スポーツ選手、落語家など、さまざまな職業の有名人が映画ドラえもんシリーズに出演している。

ゲスト声優は通常、映画公開前に映画を宣伝し、完成披露試写会に出席し、予告やTVCMを収録してテレビで放送する。第22作『のび太と翼の勇者たち』(2001年)から第27作『のび太の新魔界大冒険』(2007年)および第43作『のび太の地球交響楽』(2024年)の主題歌の歌手がゲスト声優を務めた。第31作『新・のび太と鉄人兵団』(2011年)から第33作『のび太のひみつ道具博物館』(2013年)、局アナで結成された「ドラアナ団」が映画を宣伝した[22][23][24][注釈 42]。第34作『新・のび太の大魔境』(2014年)・第36作『新・のび太の日本誕生』(2016年)・第37作『のび太の南極カチコチ大冒険』(2017年)はゲスト声優による応援ダンスがテレビアニメのエンディングで放送された[25][26][27][注釈 43]

以下に本職が声優ではないゲスト声優を示す。

ゲスト声優一覧

映画タイトルゲスト声優登場人物名ゲスト声優職業備考
6のび太の宇宙小戦争八名信夫ギルモアプロ野球選手俳優
19のび太の南海大冒険マッハ文朱ジャック俳優・歌手
早見優ベティ俳優・歌手・アイドル
江守徹キャプテン・キッド俳優・演出家
上條恒彦キャッシュ歌手・俳優
林家木久蔵(現・林家木久扇)ゴンザレス落語家
林家こぶ平(現・9代目林家正蔵)パンチョ
パトリック・ハーランパックンマックン海賊Dお笑い芸人
22のび太と翼の勇者たち知念里奈ツバクロウ歌手・俳優本作の主題歌の歌手
森繁久彌鳥野博士俳優エンディングに「特別出演」と表記
渡辺宜嗣TVアナウンサーアナウンサー
併映がんばれ!ジャイアン!!林家いっ平(現・2代目林家三平)林家三平落語家
23のび太とロボット王国新山千春ジャンヌタレント・俳優
KONISHIKIコニック大相撲力士本作の主題歌の歌手
24のび太とふしぎ風使い北川悠仁ゆずヤムジンミュージシャン本作の主題歌の歌手
岩沢厚治(ゆず)クンジン
渡辺宜嗣TVアナウンサーアナウンサー
25のび太のワンニャン時空伝島谷ひとみチーコ
シャミーの歌パート
歌手・モデル・俳優本作の主題歌の歌手
泉谷しげるネコジャラシンガーソングライター・俳優
渡辺宜嗣TVアナウンサーアナウンサー
26のび太の恐竜2006神木隆之介ピー助俳優
船越英一郎黒マスク
劇団ひとりおやじ
主婦A
リサイクル業者
レポーター
タイムパトロール長官
お笑い芸人
大橋卓弥スキマスイッチタイムパトロール隊員Aミュージシャン本作の主題歌の歌手
常田真太郎(スキマスイッチ)タイムパトロール隊員B
27のび太の新魔界大冒険相武紗季美夜子俳優
河本準一次長課長満月博士お笑い芸人
久本雅美メジューサお笑い芸人・俳優
つぶやきシロー二ツ星Bピン芸人
松元環季幼い美夜子子役俳優
大下容子アナウンサーアナウンサー
hirokomihimaru GT女の子歌手本作の主題歌の歌手
miyake(mihimaru GT)配達人ミュージシャン
28のび太と緑の巨人伝堀北真希リーレ俳優
吉越拓矢キー坊子役俳優
三宅裕司長老ジィ俳優
有田哲平くりぃむしちゅーパルナお笑い芸人
松元環季ジョーロの女の子子役俳優
29新・のび太の宇宙開拓史香里奈モリーナモデル・俳優
アヤカ・ウィルソンクレムファッションモデル・俳優
徳井義実チュートリアルダウトお笑い芸人
福田充徳(チュートリアル)ウーノ
若田光一宇宙船操舵員JAXA宇宙飛行士
30のび太の人魚大海戦真矢ミキオンディーヌ俳優
温水洋一メジーナ博士
ケンドーコバヤシトラギスお笑い芸人
さかなクンサッカーナ魚類学者
31新・のび太と鉄人兵団加藤浩次総司令官お笑い芸人
福山雅治福山雅秋シンガーソングライター・俳優
渡辺宜嗣マンティスアナウンサー
角澤照治
小木逸平
菅原知弘
32のび太と奇跡の島鈴木福フーク子役俳優
小栗旬甘栗旬俳優
大下容子ロッコロガールズアナウンサー
松尾由美子
大木優紀
久保田直子
石沢綾子
横田真理子
喜多ゆかり
石木碧
33のび太のひみつ道具博物館松平健マスタード警部俳優・歌手
向井理向井おさる俳優
寺崎貴司警官・作業員アナウンサー
浦川泰幸
宮本啓丞
小松靖
林和人
上山千穂カーナビ
島本真衣お掃除ロボ・秘書
鈴木しおり宇宙館ナレーション
34新・のび太の大魔境小栗旬サベール俳優
夏目三久スピアナ姫フリーアナウンサー
多田健二COWCOWブルテリお笑い芸人
山田善し(COWCOW)バーナード
番外STAND BY ME ドラえもん妻夫木聡のび太青年俳優
35のび太の宇宙英雄記市村正親イカーロス俳優
観月ありさメーバ俳優・歌手・モデル
田中裕二爆笑問題ハイドお笑い芸人
36新・のび太の日本誕生棚橋弘至クラヤミ族プロレスラー
真壁刀義
小島よしおお笑い芸人
37のび太の南極カチコチ大冒険浅田舞パオパオフィギュアスケート選手
織田信成
八木真澄サバンナオクトゴンお笑い芸人
高橋茂雄(サバンナ)ヤミテム
38のび太の宝島大泉洋シルバー俳優・歌手
長澤まさみフィオナ俳優
高橋茂雄(サバンナ)トマトお笑い芸人
渡辺宜嗣アナウンサーアナウンサー
39のび太の月面探査記広瀬アリスルナファッションモデル・俳優
柳楽優弥ゴダート
ゴダール博士
俳優
吉田鋼太郎ディアボロ
中岡創一ロッチキャンサーお笑い芸人
高橋茂雄(サバンナ)クラブ
酒井藍カイア
40のび太の新恐竜木村拓哉ジル俳優・歌手
渡辺直美ナタリー長官お笑い芸人
神木隆之介ピー助俳優エンディングに「特別出演」と表記
番外STAND BY ME ドラえもん 2妻夫木聡大人のび太俳優
宮本信子おばあちゃん俳優・歌手
バカリズムナカメグロお笑い芸人
羽鳥慎一入れかえロープアナウンサー
41のび太の宇宙小戦争 2021香川照之ギルモア俳優・歌舞伎役者
松岡茉優ピイナ俳優
内海崇ミルクボーイ地下リーダーお笑い芸人
駒場孝(ミルクボーイ)パイロット
42のび太と空の理想郷永瀬廉King & Princeソーニャアイドル・歌手・俳優
山里亮太未来の配達ロボットお笑い芸人
藤本美貴パラダピアの先生歌手
43のび太の地球交響楽芳根京子ミーナ
ミッカの妹 
俳優
平野莉亜菜ミッカ子役俳優
吉川晃司マエストロヴェントーシンガーソングライター・俳優
石丸幹二ワークナー歌手・俳優
Vaundyバンドのボーカル歌手本作の主題歌の歌手
加賀翔かが屋バンドのメンバー
漫才師
お笑い芸人
賀屋壮也(かが屋)バンドのメンバー
漫才師
演歌のおじいちゃん

アスペクト比・デジタルリマスター版について

第1作『のび太の恐竜』から第18作『のび太のねじ巻き都市冒険記』までは4:3で制作されており、TV放送やDVD等のメディアではそのまま使われている。映画館では上下カットの16:9として上映。第19作『のび太の南海大冒険』以降は制作時から16:9で、TV放送やDVD等のメディアと映画館上映時が全て統一されて上下がカットされる事は無くなった。第1作『のび太の恐竜』のVHD版はパッケージに「ビスタサイズ・ノーカット版」と表記されているがこれは誤植であり、実際は4:3スタンダードサイズで収録されている[28]

2018年、WOWOWにて37作が一挙放送された。デジタルリマスターが施され、全作が16:9ビスタサイズで放送された[29][30]

2022年3月、Amazon Prime Videoにて全40作が一挙に配信された[31]。デジタルリマスター版が配信され、WOWOW同様全作が16:9ビスタサイズで放送された。

2022年3月現在、25作以前のデジタルリマスター版Blu-rayの発売はされていない。

エンドロール後のおまけ映像

リニューアル後の第1作目である『のび太の恐竜2006』から始まった。エンドロール後に、ドラえもんが「みんな、面白かった?来年もまた見てね!(年によっては「またね!」)」と述べ、翌年も新作の映画が公開される予定である旨を告知するために利用されてきた。なお、リニューアル後の第2作目である『のび太の新魔界大冒険』以降から、翌年公開予定の映画に登場する物やキャラクターが登場し、その映画の内容を一部明らかにするようなスタイルが取られている。

映画タイトルおまけ映像(本作)おまけ映像(次作)
27のび太の新魔界大冒険魔法使いの格好をしたドラえもん葉っぱ
28のび太と緑の巨人伝葉っぱを持ったドラえもんチャミー・宇宙
29新・のび太の宇宙開拓史スーパーマンドラえもん人魚姿のドラえもん
30のび太の人魚大海戦人魚姿のドラえもん青いボール(ジュド)・おざしき釣り堀と逆世界はいり込みオイル
31新・のび太と鉄人兵団ザンダクロスモア
32のび太と奇跡の島ゴンスケのタイムマシン鈴が消えたドラえもん・探偵姿ののび太・ひみつ道具
33のび太のひみつ道具博物館ひみつ道具探検帽をかぶったドラえもん・『大長編ドラえもん』第3作のまんが
34新・のび太の大魔境探検帽をかぶったドラえもんヒーローバッジをつけたドラえもん
35のび太の宇宙英雄記ヒーロースーツ姿のドラえもんペガサス・大根(畑のレストラン)
36新・のび太の日本誕生原始人姿のドラえもん・ペガサス極地探検スーツ姿のドラえもん・氷ざいくごて・氷の下の遺跡
37のび太の南極カチコチ大冒険極地探検スーツ姿のドラえもん・氷山海賊の格好をしたドラえもん・海賊船
38のび太の宝島海賊の格好をしたドラえもん・海賊船異説クラブメンバーズバッジ・天動説の地球・月で餅つきをするウサギ
39のび太の月面探査記月面のドラえもんティタノサウルス・白亜紀の世界
40のび太の新恐竜探検隊セット姿のドラえもん・アラモサウルス飛ぶ円錐型の宇宙船とそれを攻撃しながら追いかける巨大戦艦・土星のように輪がある惑星
41のび太の宇宙小戦争 2021宇宙中のドラえもん・スネ夫の戦車飛行機・飛行船・雲の上の2つの月
42のび太と空の理想郷飛行機指揮者の格好をしたドラえもん・楽器を演奏するおもちゃ
43のび太の地球交響楽指揮者の格好をしたドラえもん・地球画家の格好をしたドラえもん・魔法使いの格好をしたドラえもん・ヨーロッパ風のお城・コウモリ

大人だけのドラえもんオールナイト

1985年に新宿東宝ビレッジで開催されたのを皮切りに、以降、毎年新作公開日前後に、新宿コマ劇場や池袋HUMAXシネマズなど東京都内の映画館で、『大人だけのドラえもんオールナイト』というイベントが2004年まで20年間行われていた。このイベントは名目上「大人だけ」となっているわけではなく、本当に18歳未満の者・高校生以下は参加できない。これは、東京都の条例によって、23時以降に終了する映画上映会に18歳未満の者の入場が禁止されているためである。このイベントでは23時前後から翌日の早朝までその年の新作映画を含む過去の映画数本が上映されるほか、監督や声優たちの舞台挨拶やトークなども行われた。なお「チケットぴあ」のみで発売される入場券は、発売からわずか数分で完売するほどであった。

その後、2005年に声優交代を含めた完全リニューアルのため新作映画の公開が中止となり、「大人だけのドラえもんオールナイト」は一応の終了としていた。しかし、2010年3月5日にTOHOシネマズ六本木ヒルズにて6年ぶりに開催されたのを皮切りに以後再び2014年まで毎年行われ好評だった。従来と同じような監督や声優たちの舞台挨拶やトークなどのほか、旧メインレギュラー声優陣の5人うち、大山のぶ代を除いた毎年2名が事前公表なしでサプライズゲストとして登場するのが恒例となっていた(大山は会場への手紙のみで参加した年もある)。そのため、めったに見られない旧声優と現声優の共演トークが見られる貴重な機会でもあった。2015年は後述の「ドラえもん映画祭」が開催されたため実質上の発展的終了となり10年ぶりに開催は見送られ、翌年2016年についても行われていない。

ドラえもん映画祭

ドラえもん映画祭は、2010年の2月上旬から3月上旬にかけて、東京都千代田区神田神保町にある神保町シアターにて開催された映画『ドラえもん』30周年記念イベントである[32]。過去に公開された『ドラえもん』映画作品を劇場のスクリーンで上映するという趣旨のイベントであり、上映にあたっては当時のフィルムのうち保存状態が良好なものをそのまま使用したため、当時の劇場公開時にしか観られない映像(上映終了後のCMなど)も観賞することができた。イベントの前売券は劇場窓口で即完売し、追加上映も決定するほどの反響を呼んだ[33]

2010年が想定以上の人気と反響があったことから、同じく節目の年である2015年にも同・神保町シアターで行われた。価格は2014年に増税が行われたため、200円値上げされた[34]

テレビ放送

基本的に、映画の公開から約1年後にテレビで放送される。

テレビ放送でのカット箇所

2005年の声優交代以降、オープニング・エンディングをカットして放送されている。ただし、必ずカットされるオープニング・エンディング以外、必ずしもノーカットというわけではなく、オープニング・エンディング以外にも一部のシーンがカットされている。以下にその内容を示す。

放送日時タイトル名放送回数カットされた内容
2007年3月10日のび太の恐竜20061回目
2008年3月21日のび太の新魔界大冒険
2009年2月6日のび太と緑の巨人伝ドラミがひみつ道具を取りに来る部分
2010年3月19日新・のび太の宇宙開拓史
2011年1月3日のび太の恐竜20062回目
2011年2月11日のび太の人魚大海戦1回目オープニングカットならず。
2012年3月16日新・のび太と鉄人兵団エンディングはあったが、エンディングテーマ「友達の唄」が1フレーズだけの短い編集になっており、それ以降はカットされた。
2012年12月31日のび太と奇跡の島
2013年3月15日のび太の新魔界大冒険2回目のび太がしずかと魔法の練習をするシーンで、しずかのスカートがめくり上がる部分
2014年3月7日のび太のひみつ道具博物館1回目掃除機でしずかの服が破れてしまうシーンにおけるしずかの裸の姿の部分(カットではなく、白い光による修正がかけられ、裸の姿がほぼ映らない[35]
2015年3月6日新・のび太の大魔境約束先取り機との約束を果たすためにしずかが宮殿のお風呂に入るシーンにおいて、お風呂の世話係に驚く部分(BPOなどの配慮による)
2015年8月30日STAND BY ME ドラえもん
2016年3月4日のび太の宇宙英雄記
2017年3月3日新・のび太の日本誕生オープニングカットならず。
2018年2月25日のび太のひみつ道具博物館2回目掃除機でしずかの服が破れてしまうシーンにおけるしずかの裸の姿の部分(完全カット)やフィークス館長のへそくりのシーンなど時間の都合上様々なシーンがカットされている。
2018年3月2日のび太の南極カチコチ大冒険1回目
2019年3月1日のび太の宝島
2020年2月29日のび太の月面探査記
2020年8月2日のび太の宝島2回目
2020年8月23日新・のび太の日本誕生
2020年11月20日STAND BY ME ドラえもん
2022年2月26日のび太の新恐竜1回目
2023年3月4日のび太の宇宙小戦争2021
2024年3月2日のび太と空の理想郷

脚注

注釈

出典

関連項目

外部リンク