モンドインテロ

日本の競走馬

モンドインテロ(欧字名:Mondo Intero2012年2月2日 - )は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍は2019年ステイヤーズステークス

モンドインテロ
第130回目黒記念パドック(2016年5月29日)
欧字表記Mondo Intero[1]
品種サラブレッド[1]
性別[1]
毛色鹿毛[1]
生誕2012年2月2日[1]
抹消日2020年12月3日
ディープインパクト[1]
シルクユニバーサル[1]
母の父ブライアンズタイム[1]
生国日本の旗 日本北海道安平町[1]
生産者ノーザンファーム[1]
馬主(有)シルクレーシング
調教師手塚貴久美浦[1]
競走成績
生涯成績30戦8勝[1]
獲得賞金2億5884万4000円[1]
勝ち鞍
GIIステイヤーズS2019年
テンプレートを表示

馬名の意味は、イタリア語で「ユニバーサル、世界中。母名より連想」[2]

戦績

デビュー前

2012年2月2日、北海道安平町ノーザンファームで誕生。一口馬主法人「シルクホースクラブ」より総額5000万円(一口10万円×500口)で募集された。

3歳(2015年)

1月10日の3歳新馬中山ダート1800m)でデビュー。タイム差なしの3着に入る。2戦目の3歳未勝利を向こう正面から捲る競馬で最後は4馬身差をつけて勝利し、初勝利を飾る。3戦目の早苗賞から芝を使われ、後方2番手から上り最速の脚で差し切り快勝、連勝を飾る。3か月後、信濃川特別は4着、続く精進湖特別も4着に敗れたが、高雄特別を人気に応えて1馬身半差をつけて1着、準オープンに昇級を決めた。

4歳(2016年)

4歳初戦、松籟ステークスを好位から抜け出す競馬で勝利し、連勝でオープン入りとなる。重賞初挑戦となったダイヤモンドステークスは勝ち馬から3.0秒離れた6着に終わった。続くメトロポリタンステークスは6頭立ての4番手から直線で抜け出して1着、オープン初勝利を挙げる[3]。次走、目黒記念は接戦のなか5着に敗れる。その後は札幌日経オープンに出走、道中後方から2周目3コーナーで外から進出し、最後はトゥインクルを捕えて1着、6勝目を飾る[4]。3か月後、1番人気で挑んだアルゼンチン共和国杯は4着となり、重賞制覇を逃す。続くステイヤーズステークスは後方から追い込み3着に入った。

5歳(2017年)

5歳初戦、日経新春杯は勝ったミッキーロケットに2馬身差の3着、GI初挑戦となった大阪杯は8着に敗れた。続く目黒記念も8着に終わったが、1.7倍の断然人気で挑んだ札幌日経オープンを道中は後方追走から、直線で前を差し切って連覇を達成した[5]。その後はオールカマーに進み9着と惨敗。チャレンジカップは大接戦のなか4着に敗れた。

6歳(2018年)

ハンデ57㎏で出走した日経新春杯は7着に敗れる。3年ぶりとなるダート戦となった仁川ステークスは8着、さらにアンタレスステークスは15着と不振が続いた。次走、鳴尾記念は6着、3連覇に挑んだ札幌日経オープンは5着とそれぞれ敗れる。その後、予定していた札幌記念を自重し、京都大賞典に進み9着、ステイヤーズステークスは好位で粘り3着と好走した。

7歳(2019年)- 8歳(2020年)

8か月ぶりのレースとなり、4年連続出走となった札幌日経オープンは6着に終わる。続く丹頂ステークスは8着に敗れた。3か月後、ステイヤーズステークスは好位の外を追走すると粘るエイシンクリックを交わし、追い込んできたアルバートを3/4馬身振り切って1着、7歳にして重賞初制覇となった[6]

その後は脚部不安により、実戦から離れていたが、10か月半ぶりのレースとなった京都大賞典は最下位の16着と大敗。連覇が懸かっていたステイヤーズステークスを予定していたが、右前の脚部不安により回避となり、そのまま引退となった[7]。2020年12月3日付で競走馬登録を抹消、引退後はノーザンホースパークで乗馬となる[8]

競走成績

以下の内容はnetkeiba.comの情報[9]に基づく。

競走日競馬場競走名距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順タイム
(上がり3F)
着差騎手斤量
[kg]
1着馬(2着馬)馬体重
[kg]
2015.01.10中山3歳新馬ダ1800m(良)1244004.20(2人)03着R1:57.4(39.4)-0.00武士沢友治56タイヨウノコ478
0000.03.15中山3歳未勝利ダ1800m(良)1511001.70(1人)01着R1:56.7(38.6)-0.70戸崎圭太56(シンボリセザンヌ)480
0000.05.23新潟早苗賞500万下芝1800m(良)1434003.00(1人)01着R1:46.1(33.5)-0.60田辺裕信56(アクセラレート)492
0000.08.23新潟信濃川特別1000万下芝2000m(良)855002.60(1人)04着R1:59.8(33.1)-0.40吉田隼人54ティルナノーグ486
0000.11.01東京精進湖特別1000万下芝2000m(良)17714003.70(1人)04着R2:00.3(33.6)-0.50C.ルメール54ブリュネット480
0000.11.28京都高雄特別1000万下芝2400m(良)966002.10(1人)01着R2:25.6(34.0)-0.20C.ルメール54(グランディフローラ)476
2016.01.31京都松籟S1600万下芝2400m(稍)922002.00(1人)01着R2:27.0(35.0)-0.20M.デムーロ54(ペンタトニック)478
0000.02.20東京ダイヤモンドSGIII芝3400m(稍)16611006.30(3人)06着R3:40.8(39.5)-3.00池添謙一54トゥインクル482
0000.04.23東京メトロポリタンSOP芝2400m(良)655002.10(1人)01着R2:26.2(34.3)-0.10戸崎圭太55タマモベストプレイ478
0000.05.29東京目黒記念GII芝2500m(良)1835007.00(4人)05着02:30.8(34.8)-0.20H.ボウマン56クリプトグラム478
0000.08.06札幌札幌日経OP芝2600m(良)14711002.30(1人)01着R2:39.8(35.2)-0.10C.ルメール56(トゥインクル)480
0000.11.06東京アルゼンチン共和国杯GII芝2500m(良)1511003.40(1人)04着R2:33.6(33.9)-0.20C.ルメール56.5シュヴァルグラン484
0000.12.03中山ステイヤーズSGII芝3600m(良)1368003.90(2人)03着R3:47.7(35.0)-0.30C.ルメール56アルバート486
2017.01.17京都日経新春杯GII芝2400m(稍)1458006.70(4人)03着R2:26.0(35.8)-0.30V.シュミノー56.5ミッキーロケット480
0000.04.02阪神大阪杯GI芝2000m(良)14610194.6(11人)08着R1:59.8(34.5)-0.90内田博幸57キタサンブラック476
0000.05.28東京目黒記念GII芝2500m(良)1811007.00(3人)08着R2:31.7(35.3)-0.80内田博幸56.5フェイムゲーム474
0000.08.05札幌札幌日経OP芝2600m(良)1078001.70(1人)01着R2:40.6(34.9)-0.10C.ルメール57(シルクドリーマー)492
0000.09.24中山オールカマーGII芝2200m(良)17714005.30(2人)09着R2:14.6(33.5)-0.80田辺裕信56ルージュバック482
0000.12.02阪神チャレンジCGIII芝2000m(良)1255004.50(3人)04着R1:58.7(34.4)-0.10C.ルメール56サトノクロニクル480
2018.01.14京都日経新春杯GII芝2400m(良)1233004.50(3人)07着R2:27.7(35.4)-1.40C.ルメール57パフォーマプロミス492
0000.02.24阪神仁川SOPダ2000m(良)1636009.90(5人)08着R2:04.8(37.3)-0.70C.ルメール57ナムラアラシ488
0000.04.15阪神アンタレスSGIIIダ1800m(不)16714084.1(15人)15着R1:51.4(38.5)-1.60池添謙一56グレイトパール488
0000.06.02阪神鳴尾記念GIII芝2000m(良)1133038.50(9人)06着R1:58.3(35.4)-1.10石川裕紀人56ストロングタイタン480
0000.08.04札幌札幌日経OP芝2600m(良)1446004.00(2人)05着R2:41.4(35.7)-1.00池添謙一58ヴォージュ482
0000.10.08京都京都大賞典GII芝2400m(良)1111125.00(9人)09着R2:26.6(35.1)-1.20松山弘平56サトノダイヤモンド484
0000.12.01中山ステイヤーズSGII芝3600m(良)1333004.90(4人)03着R3:45.6(36.2)-0.40W.ビュイック56リッジマン490
2019.08.03札幌札幌日経OPL芝2600m(良)10810005.00(1人)06着R2:41.1(35.7)-0.40C.ルメール58カフジプリンス484
0000.09.01札幌丹頂SOP芝2600m(良)13812009.70(5人)08着R2:42.1(36.3)-1.30荻野極56ポンデザール488
0000.11.30中山ステイヤーズSGII芝3600m(良)1089012.50(6人)01着R3:46.1(36.0)-0.10W.ビュイック56(アルバート)484
2020.10.11京都京都大賞典GII芝2400m(稍)1759247.7(16人)16着R2:27.9(36.6)-2.30嶋田純次57グローリーヴェイズ488

血統表

モンドインテロ血統(血統表の出典)[§ 1]
父系サンデーサイレンス系
[§ 2]

ディープインパクト
2002 鹿毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
HaloHail to Reason
Cosmah
Wishing WellUnderstanding
Mountain Flower
父の母
*ウインドインハーヘア
Wind in Her Hair
1991 鹿毛
AlzaoLyphard
Lady Rebecca
BurghclereBusted
Highclere

シルクユニバーサル
2001 鹿毛
*ブライアンズタイム
Brian's Time
1985 黒鹿毛
RobertoHail to Reason
Bramalea
Kelley's DayGraustark
Golden Trail
母の母
*トロピカルサウンドII
Tropical Sound
1987 鹿毛
FappianoMr. Prospector
Killaloe
Pacific PrincessDamascus
Fiji
母系(F-No.)(FN:13-a)[§ 3]
5代内の近親交配Hail to Reason 4×4=12.50%[§ 4]
出典

脚注

注釈

出典

外部リンク