2020年東京オリンピックのサッカー競技・アジア予選 (女子) | |
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大会概要 | |
開催国 | 1次予選: タジキスタン タイ ミャンマー パレスチナ 2次予選: ミャンマー ウズベキスタン カタール 3次予選: 韓国 オーストラリア |
日程 | 2018年11月4日 - 2021年2月24日 |
チーム数 | 25 (1連盟) |
< 20162024 > |
2020年東京オリンピックのサッカー競技・アジア予選(2020ねんとうきょうオリンピックのサッカーきょうぎ・アジアよせん)では、2020年東京オリンピックのサッカー競技におけるアジア予選(アジアサッカー連盟=AFC)について述べる。
本記事では女子のアジア予選を詳述する。男子のアジア予選についてはAFC U-23選手権2020を参照。
大会方式は以下の通り[1]。
1次予選から3次予選においては、以下の優先順位により順位を付ける[4]。
プレーオフでは、2試合の合計得点・アウェーゴール数がともに並んだ場合は延長戦を行うが、延長戦の得点に対してもアウェーゴールルールを適用する(延長戦の得点が1-1以上の同点であれば、延長戦を行った際のアウェーのチームが勝利となる)[5]。
1次予選の組み合わせ抽選は2018年8月2日に行われた[1]。組み合わせと試合日程は以下の通り[6]。
全試合ギッサールセントラルスタジアム( タジキスタン・ギッサール)で開催。
順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権 |
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1 | チャイニーズタイペイ | 4 | 4 | 0 | 0 | 33 | 0 | +33 | 12 | 2次予選に出場 |
2 | フィリピン | 4 | 3 | 0 | 1 | 17 | 7 | +10 | 9 | |
3 | タジキスタン | 4 | 2 | 0 | 2 | 11 | 13 | −2 | 6 | |
4 | モンゴル | 4 | 0 | 1 | 3 | 4 | 20 | −16 | 1 | |
5 | シンガポール | 4 | 0 | 1 | 3 | 2 | 27 | −25 | 1 |
全試合Institute of Physical Education Stadium( タイ・チョンブリー[7])で開催。
順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権 |
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1 | イラン | 2 | 1 | 1 | 0 | 9 | 1 | +8 | 4 | 2次予選に出場 |
2 | 香港 | 2 | 1 | 1 | 0 | 5 | 1 | +4 | 4 | |
3 | レバノン | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 12 | −12 | 0 |
※マカオとアラブ首長国連邦はグループBに組み込まれていたものの、出場を辞退した(AFCの試合予定からチーム名が削除されている)。なおマカオは予選を勝ち抜いたとしてもオリンピックには出場できなかった(マカオオリンピック委員会が国際オリンピック委員会(IOC)に未加盟であるため)。
全試合トゥウンナ・スタジアム( ミャンマー・ヤンゴン)で開催。
順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権 |
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1 | ミャンマー | 3 | 2 | 1 | 0 | 8 | 2 | +6 | 7 | 2次予選に出場 |
2 | インド | 3 | 1 | 1 | 1 | 9 | 4 | +5 | 4 | |
3 | ネパール | 3 | 0 | 3 | 0 | 3 | 3 | 0 | 3 | |
4 | バングラデシュ | 3 | 0 | 1 | 2 | 2 | 13 | −11 | 1 |
全試合ファイサル・フサイニー国際スタジアム( パレスチナ・アッ=ラーム)で開催。
順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権 |
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1 | ヨルダン | 3 | 3 | 0 | 0 | 16 | 0 | +16 | 9 | 2次予選に出場 |
2 | インドネシア | 3 | 1 | 1 | 1 | 4 | 5 | −1 | 4 | |
3 | パレスチナ | 3 | 1 | 1 | 1 | 3 | 9 | −6 | 4 | |
4 | モルディブ | 3 | 0 | 0 | 3 | 2 | 11 | −9 | 0 |
2次予選の組み合わせ抽選は2019年2月13日に行われた[8]。方式は以下の通り[9]。
ポット1 | ポット2 | ポット3 | ポット4 |
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開催地: ミャンマー
順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権 |
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1 | ミャンマー | 3 | 2 | 1 | 0 | 12 | 4 | +8 | 7 | 3次予選に出場 |
2 | インド | 3 | 2 | 1 | 0 | 8 | 4 | +4 | 7 | |
3 | ネパール | 3 | 1 | 0 | 2 | 4 | 7 | −3 | 3 | |
4 | インドネシア | 3 | 0 | 0 | 3 | 1 | 10 | −9 | 0 |
開催地: ウズベキスタン
順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権 |
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1 | ベトナム | 3 | 3 | 0 | 0 | 6 | 2 | +4 | 9 | 3次予選に出場 |
2 | ウズベキスタン | 3 | 2 | 0 | 1 | 8 | 3 | +5 | 6 | |
3 | ヨルダン | 3 | 0 | 1 | 2 | 0 | 4 | −4 | 1 | |
4 | 香港 | 3 | 0 | 1 | 2 | 2 | 7 | −5 | 1 |
開催地: カタール
順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権 |
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1 | チャイニーズタイペイ | 3 | 3 | 0 | 0 | 11 | 3 | +8 | 9 | 3次予選に出場 |
2 | フィリピン | 3 | 2 | 0 | 1 | 11 | 4 | +7 | 6 | |
3 | イラン | 3 | 1 | 0 | 2 | 10 | 6 | +4 | 3 | |
4 | パレスチナ | 3 | 0 | 0 | 3 | 0 | 19 | −19 | 0 |
3次予選は 韓国(済州島)ならびに 中国が開催地となる予定[12]。2020年2月3日 - 2月9日に開催の予定[13]。(ただし後述の通り、中国開催分は オーストラリアに振り替えられたうえで日程も変更された。)
組み合わせ抽選は2019年10月18日に行われた[14]。方式は以下の通り。
ポット1 | ポット2 | ポット3 | ポット4 |
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開催地: 韓国
順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権 |
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1 | 韓国 | 2 | 2 | 0 | 0 | 10 | 0 | +10 | 6 | プレーオフに出場 |
2 | ベトナム | 2 | 1 | 0 | 1 | 1 | 3 | −2 | 3 | |
3 | ミャンマー | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 8 | −8 | 0 |
開催地: オーストラリア
順 | チーム | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 出場権 |
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1 | オーストラリア | 3 | 2 | 1 | 0 | 14 | 1 | +13 | 7 | プレーオフに出場 |
2 | 中華人民共和国 | 3 | 2 | 1 | 0 | 12 | 2 | +10 | 7 | |
3 | チャイニーズタイペイ | 3 | 1 | 0 | 2 | 1 | 12 | −11 | 3 | |
4 | タイ | 3 | 0 | 0 | 3 | 1 | 13 | −12 | 0 |
日程は以下の通り[28]。2020年2月21日にAFCが会場を発表した[29]。
プレーオフにおいて中国は、新型コロナウイルスの流行に伴う出入国制限の問題からホームゲームを中国国外で開催することを検討しており、オーストラリアを代替開催地として申請していた(他に検討されていた代替開催国の候補としては日本やタイもあった)[30] 。なお3次予選でオーストラリアに入国した中国の選手は、3次予選終了後も引き続きオーストラリアに滞在していた[30]。これを受けて2020年2月21日の発表では、韓国のホームゲームは龍仁市の龍仁市民運動公園(英語版、朝鮮語版)、中国のホームゲームはオーストラリア・キャンベルタウンのキャンベルタウン・スタジアム(英語版)と告知されていた[29]。しかしその後、以下の通り延期がなされている。
チーム #1 | 合計 | チーム #2 | 第1戦 | 第2戦 |
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韓国 | 3 - 4 | 中華人民共和国 | 1 - 2 | 2 - 2 (延長) |
オーストラリア | 7 - 1 | ベトナム | 5 - 0 | 2 - 1 |
2戦合計3-3(延長1-0)で中国が東京オリンピック出場
オーストラリア
(3次予選B組1位) v ベトナム
(3次予選A組2位)
オーストラリア (3次予選B組1位) | 5 - 0 | ベトナム (3次予選A組2位) |
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カー 10分, 80分 (PK) ロガーゾ 27分 ファン・エグモンド 38分 ポルキンホーン 67分 | レポート |
2戦合計7-1でオーストラリアが東京オリンピック出場
AFCからは以下の3チームが2020年東京オリンピックのサッカー競技・女子の出場資格を得る。
チーム | 決定日 | 夏季オリンピックサッカー競技出場歴 |
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日本 | 000000002017-09-14-00002017年9月14日 | 2大会ぶり5回目(開催国枠) |
中華人民共和国 | 000000002021-04-13-00002021年4月13日 | 2大会連続6回目 |
オーストラリア | 000000002020-03-11-00002020年3月11日 | 2大会連続4回目 |