プリサイスエンド

プリサイスエンド (Precise End) は、アメリカ合衆国生まれの競走馬および種牡馬である。

プリサイスエンド
品種サラブレッド
性別
毛色黒鹿毛
生誕1997年4月4日
死没2021年3月18日(24歳没)
エンドスウィープ
Precisely
母の父Summing
生国アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
競走成績
生涯成績9戦4勝
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経歴

競走馬としてはアメリカ合衆国で走り、ベイショアーステークス (GIII) で1着、サマーステークス (GII) で3着、カウディンステークス (GII) で3着となるなどの成績を残した。

2001年よりアメリカ合衆国で種牡馬となり、2005年に日本へ輸入され、日高スタリオンステーションで繋養された。日本での供用初年となる当年には128頭に種付けを行い、日高地区の新種牡馬としてイーグルカフェと並んでトップを記録した。内国産の初年度産駒はその後77頭が血統登録された。

内国産の産駒は2008年より競走馬デビューし、6月22日函館競馬場で行われたメイクデビュー函館をコパノマユチャンが制し、内国産の産駒が初勝利を挙げた。この勝利は2008年の新種牡馬産駒の中央競馬での初勝利第1号を記録した。

日本に輸入される前に誕生し、外国産馬として輸入された3頭の産駒は、すべて勝ち上がっている。アメリカで走っている産駒では、2008年にシェリーン (Sherine) がカムリーステークス (GII) を制し、産駒が重賞初勝利を挙げている。

また、2010年1月31日東京競馬場で行われた第24回根岸ステークス (GIII) にグロリアスノアが優勝し、産駒のJRA重賞初勝利となった。

2015年に日高スタリオンが閉鎖されたため、2016年からは優駿スタリオンステーションで繋養されることになった。

2020年9月7日、2020年シーズンを最後に種牡馬を引退することが発表された[1]

2021年3月18日の朝、鼻血を出して立てなくなり、獣医を呼び受診させた後、鼻血は止まり、立てるようになったため様子を見ようということになっていた。しかし、15時頃に再度、鼻血を出して立てなくなり、獣医の到着を待たずに死亡した[2][3]。死亡後の解剖により、副鼻腔からの出血が確認され大量出血が死因と見られている[4]

主な産駒

グレード制重賞優勝馬

競走名の前の国旗は開催国 (日本以外の場合に明記)

地方重賞優勝馬

血統表

プリサイスエンド血統(血統表の出典)[§ 1]
父系ミスタープロスペクター系
[§ 2]

*エンドスウィープ
End Sweep
1991 鹿毛
父の父
*フォーティナイナー
Forty Niner
1985 栗毛
Mr.ProspectorRaise a Native
Gold Digger
FileTom Rolfe
Continue
父の母
Broom Dance
1979 鹿毛
Dance SpellNorthern Dancer
Obeah
Witching HourThinking Cap
Enchanted Eve

Precisely
1987 栗毛
Summing
1978 鹿毛
VerbatimSpeak John
Well Kept
SumatraGroton
Sunda Strait
母の母
Crisp 'n Clear
1981 鹿毛
Cold ReceptionSecretariat
Cold Comfort
Ring O'BellsGrey Dawn
Aldonza
母系(F-No.)(FN:21-a)[§ 3]
5代内の近親交配Nearctic 5×5=6.25%、Nashua 5×5=6.25%[§ 4]
出典


脚注

外部リンク