ローハン・デニス

オーストラリアの自転車競技選手 (1990-)

ローハン・デニス(Rohan Dennis、1990年5月28日 - )は、オーストラリアアデレード出身の元自転車競技選手。ロードレーストラックレースの両方で活躍した。ロハン・デニスとも表記される。

ローハン・デニス
Rohan Dennis
基本情報
本名Rohan Dennis
ローハン・デニス
生年月日 (1990-05-28) 1990年5月28日(33歳)
国籍オーストラリアの旗 オーストラリア
身長182cm
体重71kg
選手情報
所属チーム・ユンボ・ヴィスマ
分野ロードレース & トラックレース
役割選手
特徴タイムトライアルスペシャリスト
オールラウンダー
アマチュア経歴
2009
2009
チーム・東芝
オーストラリア・IoS
プロ経歴
2010
2011
2012
2013
2014.8-2018
2019
2020, 2021
2022-
チーム・ジェイコ
ラボバンク・コンチネンタル
チーム・ジェイコ
ガーミン・シャープ
BMC・レーシングチーム
バーレーン・メリダ
イネオス・グレナディアス
チーム・ユンボ・ヴィスマ
主要レース勝利
世界選手権
 個人タイムトライアル (2018,2019)
 チームタイムトライアル (2014,2015)
 団体追抜 2010-2011
 ジュニア世界選 団体追抜 2008
ツール・ド・フランス 区間優勝
ジロ・デ・イタリア 区間優勝
ブエルタ・ア・エスパーニャ 区間通算2勝
ツアー・ダウンアンダー
 総合優勝(2015)
 区間通算2勝
 新人賞(2012, 2015)
 山岳賞(2012)
クリテリウム・デュ・ドフィネ 新人賞(2013)
エネコ・ツアー 区間優勝
ティレーノ~アドリアティコ 区間優勝
ツール・ド・スイス 区間通算3勝
アブダビ・ツアー 区間優勝
ボルタ・ア・カタルーニャ 区間1勝
ツール・ド・ロマンディ 区間1勝
オーストラリアの旗 オーストラリア選手権
 ITT(2016, 2017, 2018, 2022)
獲得メダル
オーストラリアの旗 オーストラリア
トラックレース
オリンピック
2012 ロンドン団体追抜
世界選手権自転車競技大会
2010 バレアウプ団体追抜
2011 アペルドールン団体追抜
2009 プルシュクフ団体追抜
2012 メルボルン団体追抜
ロードレース
オリンピック
2020 東京個人タイムトライアル
世界選手権自転車競技大会
2019 ヨークシャー個人タイムトライアル
2018 インスブルック個人タイムトライアル
2012 リンブルフU23個人タイムトライアル
コモンウェルスゲームズ
2022 バーミンガム個人タイムトライアル
2014 グラスゴー個人タイムトライアル
最終更新日
2023年1月22日

経歴

2012年、オーストラリア選手権U23にて、ロードレースと個人タイムトライアルの両タイトルを制す[1][2]ツアー・ダウンアンダーではUniSAオーストラリアチームとして参加し、山岳賞、新人賞と数ある賞を獲得した[3]

2013年ガーミン・シャープに移籍。クリテリウム・デュ・ドフィネ第4ステージにて区間2位に入り、マイヨジョーヌを手にした[4]

2014年ツアー・オブ・カリフォルニア第3ステージにて勝利、山岳での強さも見せた[5]。8月、シーズン途中でBMC・レーシングチームに移籍

2015年、ツアー・ダウンアンダー第3ステージにて山岳を制し初のUCIワールドツアー区間優勝[6]、そのまま総合ジャージを守りきり、総合優勝も勝ち取った[7]。2月9日、スイス・グレンヘンのヴェロドロームにてアワーレコードに挑戦。52.491kmの新記録(当時)を樹立。ツール・ド・フランス2015では第1ステージの個人タイムトライアルを制覇し、グランツールでの勝利を手に入れた[8]

2018年、ジロ・デ・イタリア第16ステージの個人タイムトライアルにて優勝、ブエルタ・ア・エスパーニャ第1ステージの同じく個人タイムトライアルにて優勝し、全てのグランツールの個人タイムトライアルで優勝した初の非ヨーロッパ人選手となった[9]

2019年、バーレーン・メリダに移籍。しかし9月13日づけで契約解除となった。世界選手権の個人タイムトライアルではBMCの黒塗りされたTM01で2連覇を成し遂げた。NTTプロ・サイクリングに移籍の噂もあったが、チーム・イネオスと2年契約が結ばれた[10]。イネオスではPINARELLO BOLIBE TT アルカンシェルカラーが用意されている。

2023年2月、自身のSNSで現役引退を表明した[11]

私生活

2018年に1歳年下の女性サイクリストのメリッサ・ホスキンス英語版と結婚し、2人の子供をもうけた[12]

2023年12月30日の夜、アデレードでピックアップトラックを運転し、妻のメリッサを轢いたことにより逮捕された。妻のメリッサは翌日の朝に亡くなった[12]

主な戦績

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2011年

2012年

2013年

2014年

2015年

2016年

2017年

2018年

2019年

  • ツール・ド・スイス 総合2位(第1ステージ・個人タイムトライアル優勝)
  • 世界選手権 優勝(個人タイムトライアル)
    • この際、本来はスポンサードされているメリダのバイクを使用せず、昨年まで在籍していたBMCレーシングから引き続きBMCのバイクを使用していた。(この時BMCの自転車は塗装を剥がされ、所属チームのスポンサーに配慮をしたような形となった。)[13]

2021年

2022年

2023年

参考文献

脚注

記録
先代
マティアス・ブレンドレ
UCIアワーレコード (52.491 km)
2015年2月8日 – 2015年5月2日
次代
アレックス・ダウセット