株式会社静岡第一テレビ(しずおかだいいちテレビ、Shizuoka Daiichi Television Corporation)は、静岡県を放送対象地域とし、テレビジョン放送事業を行っている特定地上基幹放送事業者である。
略称はSDT。愛称はDaiichi-TV(ダイイチ・ティーヴィー)。
概要
本社は静岡市駿河区中原。理研産業の工場跡地を買い上げ、この地に本社及び演奏所を開設した[3]。
コールサインはJOSX-DTVで、日本テレビ系列フルネット。本州の太平洋側にあるNNN・NNS系列局では、最後に開局した局である。
静岡県内のテレビ局としては、最初に音声多重放送を開始した局である(NHK静岡放送局よりも早い)。『静岡第一テレビ十年史』(以下、本項では「社史」と略す)によると、開局前年の1978年(昭和53年)8月にキー局の日本テレビが音声多重放送を開始した事を受けて、導入準備を進めていた放送用機材を音声多重対応に変更、開局時より音声多重放送に対応している。
ニュース映像のハイビジョン化が、在静民放局では一番早いペースで進められた。地上デジタル放送のサイマル試験を本放送開始の5か月前から始め(正式なサービス放送は2か月前から)、試験放送中に独自編成の番組(HDトライアルの項を参照)を放送した。
中継機材においては、主に報道などで使用するハイビジョン対応小型中継車が導入されているものの、大型中継車については公式に導入(更新)は発表されていない。かつて、箱根駅伝の中継において、芦ノ湖のゴール地点での機材協力と技術オペレートを担当していたが、HD大型中継車を所有していないことから、全中継点のHD化以降は、技術スタッフの派遣のみに留まっている(HD中継車や機材類は、在京の技術会社であるテレテックからレンタルしている)。
開局当初からのスローガンは「ふれあいだいいち」。ブランドステートメントは「NEXT VISIONへ。」
社名には、静岡県内最後発の民放テレビ局にもかかわらず、「第一」が入っている。社史によると、現実的な問題として先発局との「名前の差別化」を図らねばならないという問題があり、そこから検討が始まった。JAなど第一次産業が開局に大きく関わっていたこと(資本参加の他、JAの1社提供番組や番組への商品提供、夏の大型チャリティー番組である『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』の募金受付口座をJA静岡県信連に開設している[4]などの繋がりが2021年8月時点においてもある)や、静岡で一番のテレビ局を目指すという意味を込めて、現社名に決まったということである。同じく社史によると、社のロゴタイプや社章(マーク)については、日本テレビの宣伝課(当時)に依頼して作成されたという。
2016年(平成28年)1月1日より新しいロゴ及び対外的な愛称として、「Daiichi-TV」へ変更された(新聞テレビ欄、情報誌やWeb番組表の局名表記もこれに統一)。これ以降「SDT」という略称はあまり使われず、全て「Daiichi-TV」に統合している。(アドレス・各番組のネット局紹介で使用)
同社製作番組ではタレントの起用率が高く、特に夕方ワイド番組『まるごと』(『まるごとGOLD』を含む)ではほぼ全ての各曜日の番組コーナー等にお笑いタレントを起用している他、同番組でも芸能コーナーのインタービューでも県内出身の人気俳優/女優やアイドルグループを中心に出演している他、開局40周年アンバサダーに出川哲朗、視聴キャンペーンや番組・イベント宣伝などではずん飯尾、みやぞんを積極的に起用している。特に静岡のローカルタレント久保ひとみは『まるごと』のメインキャスターで、同社アナウンサーの秋元啓二と約20年以上『静岡○ごとワイド』時代からメインキャスター務めていることや24時間テレビ 「愛は地球を救う」(静岡ローカルパート)や『静岡ダイスキTV』など同社製作番組には数多く出演している。
2021年(令和3年)の個人全体視聴率で年間三冠王を獲得した[5]。また、年度三冠王も獲得した[6]。
子会社に、SDTエンタープライズ[7]とDIプロがある。
本社・支社・支局
資本構成
企業・団体は当時の名称。出典:[8][9][10]
2021年3月31日
資本金 | 発行済株式総数 | 株主数 |
---|
10億円 | 200,000株 | 27 |
過去の資本構成
1992年3月31日
資本金 | 授権資本 | 1株 | 発行済株式総数 | 株主数 |
---|
10億円 | 30億円 | 5000円 | 200,000株 | 48 |
2003年3月31日
資本金 | 発行済株式総数 | 株主数 |
---|
10億円 | 200,000株 | 35 |
沿革
ネットワークの移り変わり
チャンネル
デジタル放送
中継局
(参考)アナログ放送のチャンネル
2011年7月24日廃止時点
- 静岡市
- 静岡 JOSX-TV 31ch
- 静岡麻機 61ch
- 静岡賤機 28ch
- 静岡瀬名 48ch
- 静岡羽鳥 62ch(垂直偏波)
- 玉川 62ch
- 清沢 47ch
- 井川 61ch
- 静岡大原 61ch
- 静岡籠上 39ch
- 静岡丸子 24ch(垂直偏波)
- 清水興津 40ch
- 志太・榛原
- 藤枝 24ch
- 藤枝葉梨 59ch
- 藤枝堀之内 34ch
- 岡部 46ch(垂直偏波)
- 島田 48ch
- 島田伊太 37ch
- 川根 62ch
- 中川根 46ch
- 中川根徳山 46ch
- 本川根 62ch
- 相良 46ch(垂直偏波)
- 中東遠
- 御前崎浜岡 61ch
- 小笠 57ch
- 掛川桜木 61ch
- 磐田見付 61ch
- 森 48ch
- 浜松市・西遠
- 浜松 30ch
- 三ケ日 47ch
- 佐久間 35ch
- 東佐久間 37ch
- 天竜 36ch
- 天竜横山 60ch
- 天竜船明 37ch
- 浜松阿蔵 51ch
- 水窪 36ch
- 秋葉 57ch
- 春野 47ch
- 南春野 31ch
- 龍山 42ch
- 駿東・富士
- 富士宮 27ch
- 富士川 30ch
- 芝川柚野 53ch(垂直偏波)
- 芝川内房 34ch
- 御殿場 41ch
- 三島 61ch
- 伊豆
- 伊豆長岡 52ch
- 修善寺 40ch
- 伊豆茅野 52ch
- 中伊豆 24ch(垂直偏波)
- 伊豆小土肥 41ch
- 熱海 39ch
- 東伊豆 33ch
- 河津 44ch
- 下田 41ch
- 下田稲梓 21ch・53ch[注 13]
- 下賀茂 41ch
主な番組
自社制作番組
太字は生放送番組。2023年6月1日から自社制作番組(『NNNストレートニュース』『news every. サタデー』(両者ともローカルパートを含む)『FRONT ZERO』を除く生放送を表す[生]の記号を記載[注 14]。
- NNNストレイトニュース(月曜 - 金曜 11:30 - 11:55、土曜 11:25 - 11:40、日曜 11:30 - 11:40、番組冒頭は日本テレビから放送)
- まるごと(月曜 - 金曜 18:15 - 19:00)
- まるごとPLUS(月曜 - 木曜・日曜 11:25 - 11:30、金曜 10:25 - 10:55、日曜 11:25 - 11:30)※2024年4月から『Dstyle』からタイトル変更。
- every.しずおか(月曜 - 金曜 16:45 - 17:53)※2024年度~
- 2024年5月26日は『NTTジャパンラグビーリーグワン決勝』中継の為『KICK OFF』が13時00分開始に変更された為、17:00 - 17:30に繰り下げてで放送。
- 日本テレビから6分のミニ番組を同時ネットするや4時間超の特番が組まれる場合は休止となる。
- the NEXT ステキなあしたへ(火曜 21:54 - 22:00、中部電力一社提供)
- ふれあい・てれび(月1 日曜 6:00 - 6:15)
- 地震・防災チェック(土曜 11:40 - 11:45)
- こどもチャンネルげんきっず!(毎年10月 - 12月まで放送、日曜 6:00 - 6:15)
- 2023年度の放送は終了。2024年度の放送は現時点では未定。
- TVコンシェルジュ(土曜 12:55 - 13:00、日曜 11:55 - 12:00)
- サウナ女子が教える サ活のサ[32](土曜 24:55 - 25:00)
- ごちそうカントリー(日曜 11:40 - 11:55)[注 16]
- KICK OFF! SHIZUOKA[注 17](日曜 17:00 - 17:30)
- 2024年5月26日は15:00 - 16:55で『NTTジャパンラグビーリーグワン決勝・埼玉パナソニックワイルドナイツ×東芝ブレイブルーパス東京』中継の為、13:00 - 13:30に放送時間を繰り上げて放送。尚、この時間で通常放送の『旅猿25』は休止。
- ドキュメント静岡(奇数月)
- 静岡ありえない海常識(年1回)
日本テレビ系列の番組
製作局の表記がない番組は日本テレビ制作。太字は同時ネット。
- 2024年3月までは、土曜16時からの放送だった。
- ※水曜 午前11:00 - 11:30の放送枠は『DayDay.』放送拡大により、3月27日をもって終了。それに伴い4月28日より日曜13時開始に変更。
- 5月26日は『NTTジャパンラグビーリーグワン決勝』中継編成により『KICK OFF』がこの時間の放送に変更された為、休止。
- 6月2日は13:00 - 15:00で『第72回静岡県高校総体サッカー決勝』中継の為、『そこまで言って委員会NP』と共に休止。
- 2024年4月改編で「オドぜひ」がこの時間に移動するため、「にけつッ!!」とセットで放送時間を30分繰り下げ。
- 4月期は約束 〜16年目の真実〜を放送。
以下3番組は「金曜ロードショー」の終了時刻変動により放送時間が週によって異なる場合がある。
- 現在は「THEバディ〜最強の2人を決めるクイズショー〜」(全6回)を放送。
- 2024年6月2日は13:00 - 15:00で『第72回静岡県高校総体サッカー決勝』中継の為、『旅猿25』と共に休止。
テレビ東京系列の番組
製作局の表記がない番組はテレビ東京制作。
その他の番組
- 2024年3月までは、木曜日の放送だった。
- 月一回、検証番組「ふれあい・てれび」放送の場合有り。その場合は休止。
過去に放送した番組
自社制作番組(過去)
- 帯番組
- 土曜夕方枠
- その他
テレビ東京系列(過去)
※は、番組自体は継続中。
情報カメラ設置ポイント
マスコットキャラクター
過去のキャラクター
ダイちゃん登場以前は、公募で選ばれた県内在住の素人の女性1名が「イメージキャスター」として、番組PRなどを行っていた。使用終了後の2016年(平成28年)以降もしばらくは日本テレビ系列のワンセグデータ放送や地デジで健康生活の静岡県代表のご当地キャラクターはダイちゃんのままであったが現在は放送局情報(キャラクターのアイコンは局ロゴに、概要欄は開局日と『まるごと』のPR)に変更されている。ミニゲーム(キャラクターのスロット等)や地デジで健康生活トップのスタンプラリー等も出現せず)
キャッチコピー
- ふれあい だいいち[注 33]
- まるごと大好き第一テレビ
- すごいぞ!第一テレビ
- あっとオドロク第一テレビ
- テレビ派 第一テレビ[注 34]
- ハッピー!第一テレビ
- それ、やります。だいいちテレビ
- たのしいを見つけよう だいいちテレビ
- イイじゃん!だいいちテレビ(開局35周年)
- NEXT VISIONへ。Daiichi-TV
- I'm Shizuokan. Daiichi-TV(アイム・シズオカン 開局40周年記念キャンペーン)
- All Shizuokanで、乗り越えよう。(オール・シズオカン コロナ禍による状況変化に伴い期間限定で制定されたキャッチコピー)
- シフト! Daiichi-TV(例:静岡の朝はDaiichi-TVにシフト!)
- Daiichi-TVは、先に行く。
- CHANGE→CHALLENGE(チェンジ→チャレンジ、Daiichi-TV2023年春改編[注 35]キャッチコピー)[注 36][37]
- 「ライフ・メディア」として。(開局45周年)
映画製作
※いずれも系列局の日本テレビ、読売テレビ、札幌テレビ、ミヤギテレビ、広島テレビ、福岡放送などと共に「製作委員会」に参加する形式をとっている。
アナウンサー
※はアナウンス室長経験者。
現職
入社順。
男性
女性
過去
アナウンサー以外で在籍した著名人
HDトライアル
同局では当時試験放送中だったデジタル放送を利用して、2005年(平成17年)6月から同年8月まで、土曜日・日曜日・祝日の10:00 - 18:00の間、自社制作番組やBS日テレ制作の番組などを放送した(この時間帯以外はサイマル放送)。デジタル放送限定の別編成で放送され、2005年(平成17年)7月30日には、静岡市の夏の一大イベント・安倍川花火大会の生中継を同年限定で実施した(同日のみ19:00 - 21:00を臨時のHDトライアル枠とした)。実際にアナウンサーが会場から司会進行をするなど、テスト番組ながら制作などの面では通常の番組と同等の扱いの力の入れようだった。この試験放送のために宣伝チラシまで制作され、静岡県内の電器店で配布された。試験放送のために多くのデジタル放送専用番組を用意して放送したのは全国でも同局だけである。
- HDトライアルで放送した番組
- 中尾彬! 美食の花道(再放送)
- 逢いたくて港町(再放送)
- 釣れて満腹(再放送)
- 汽車に乗ろうよ(再放送)
- 焼津みなとマラソン(過去にアナログ放送で放送したものの総集編)
- 高校サッカー中継 ★
- ナチュラルヌード ★(人気モデルのプライベート密着番組)
- 2005 安倍川花火大会 ★(生放送。以後8月中、編集したものを数回再放送した)
- いやしの楽園 アニマルパーク ★(静岡県内の動物園や水族館で撮影した動物の映像)
- ドライビングストリーム ★(ロケ車両の後ろにカメラを固定し、静岡県内を巡る番組)
- 静岡自然紀行 ★(ニュースプラス1しずおかの総集編)
- 東海道紀行 ★(静岡○ごとワイド!内の企画の総集編)
- しずおか空中散歩 ★(静岡県内の空撮映像など)
- 森のささやき ★(同局アナウンサー数人が森の中で子供を集めて朗読をする番組)
- SDTアナウンサー 世界一聴きたい!?朗読会 ★(同局のイベントで行われた企画の録画。森のささやきと同じく朗読をする番組)
- 女子アナデジタル教室(同局の女子アナウンサーが地上デジタル放送の説明をするミニ番組。アナログ放送でも放送)
- TAKARAZUKA 美の旅人たち(KBS京都制作)
- 19borders(BS日テレ制作、原則として放送日の14:00 - 15:00)
- 夏休みハイビジョンシネマ ターミネーター(アナログ放送と同時放送)
★はHDトライアル限定番組。放送局名が書かれていない番組は自社制作番組。
CM未放送問題
概略
1999年(平成11年)2月、匿名の告発文と1997年(平成9年)6月の「テレビスポット放送通知書」「放送運行表」のコピーが広告主5社に送られた。この5社から広告代理店を通じ事実確認を要求された静岡第一テレビは「CM調査委員会」を設置、調査にあたった結果、調査した1996年(平成8年)4月 - 1997年(平成9年)6月までの15か月間で受注した5社計7,132本中711本の未放送が判明した[40]。
民放連は同社が公式に発表した翌日の1999年(平成11年)3月12日、即刻除名を決め、日本テレビも自社系列NNS会員資格を無期限停止とした[41]。
その後更に調査は進み、同年3月31日に公表された「中間報告」では1996年(平成8年)4月 - 1997年(平成9年)6月までの1年3か月で131社3716本の「CM未放送」が確認された。
民放連への再加盟、NNSへの復帰時期については「沿革」を参照のこと。
なお、NNS会員資格が停止されていた期間は、NNS各局が制作する番組に「制作協力」「共同制作」という形で関わることが一切認められなかったことから、SDTエリアでの中継や取材などは日本テレビや中京テレビが直接スタッフを派遣するなどして対応していた。ただし、報道ネットワークであるNNNについては資格停止の措置はなく、通常通り取材活動に加わっていた。
シズオカン
2020年(令和2年)7月1日よりサービスを開始した同局公式のスマートフォンアプリ。対応機種はiOS/Android。
概要
静岡県内民放では初めて公式アプリが配信され、ニュースや天気、番組情報などを発信する他、ポイントを貯めて抽選ガチャやDaiichi-TVオリジナルグッズと交換できる。2020年(令和2年)6月26日放送の『まるごと』で本アプリが配信されることが発表され、15秒CMもテレビで放映された。2020年(令和2年)7月1日配信開始予定だったが、同年6月30日22時頃、アプリストアにて先行配信されサービスを開始。本アプリのエンジンは福島中央テレビの「中テレアプリ」や北日本放送の「KNBアプリ」と同じ。
機能
- 県内・全国のニュース・天気予報・イベント情報
- 番組情報・アナウンサーの情報
- MOVIEボックス(every one)への直接投稿
- 同局公式のYouTubeチャンネル・Huluのリンクや限定動画(ログイン必要)
- 県内店舗の割引クーポン
- カメラ(QRコード読み取り・フレームカメラ)
- 「まるごと」「every.しずおか」「ごちそうカントリー」「KICK OFF SHIZUOKA」「デフォルト」の5種類からフレームが選べる
- 視聴者プレゼントの応募
ポイントについて
ポイントは前述の通り抽選ガチャやDaiichi-TVオリジナルグッズ、静岡県内限定クーポンと交換できる。(ログインが必要)入手方法については以下の通り
- ログインポイント(ログインボーナス)
- 番組参加(代表として毎週月曜のみ『まるごと』内のコーナー「 I'm Shizuoakan 脳ミソたいそう」で取得可能)
- QRコード
- スタンプカード
- 誕生日プレゼント
ほかにもボーナスポイントとして不定期にポイント増量される場合がある。
その他
- 2020年(令和2年)時点では、本社社屋には3つのスタジオが存在する。開局時から稼動していたAスタジオ(技術棟)、増改築により拡張された事務棟1階に作られた「半オープン形式」の情報センター(Jスタジオ)、そして開局20周年を記念して本社社屋裏手の旧駐車場に建設されたBスタジオである。Bスタジオについては地上デジタル放送関連設備投資の見通しが立つまでの間、Aスタジオの機材をBスタジオに移設(サブ=副調整室はAサブを使用)して対応していた(この時点でAスタジオは通常使用を中止)。その後、デジタル放送関連設備投資の中でBスタジオ内およびBサブの機材がHD対応に更新され、Bスタジオは完全な形で運用されている。またAスタジオは常設機材を撤収の上、スタジオのみを残しており、『南海キャンディーズのジャブジョブ』(2020年(令和2年)3月28日に番組終了)などの収録に使用されていた。
- 2021年(令和3年)時点では、Bスタジオに『まるごと』のセットがほぼ常設されており(2015年(平成27年)〜。2019年度に一部改修)、特番(24時間テレビなど)やミニ番組の場合などには基本的にこのセットを使用する。また空きスペースに週1回、『Dスポ→KICK OFF! Shizuoka』用のセットを建て込む。さらに報道専用のJスタジオにはニュース用として『news every.しずおか→every.しずおか』、『FRONT ZERO』などで使用するセットが常設されている(2021年(令和3年)3月9日〜、2023年(令和5年)3月末に一部改修)。
- 2019年(平成31年)4月から、同社敷地内に新社屋の建設工事が始まり、2020年(令和2年)5月に竣工した。これ以降現社屋から移転作業を進め、2022年(令和4年)4月4日にはグランドオープン。これに伴い、開局以来増改築を繰り返してきた旧本社屋は、一番新しい増築部である「Bスタジオ棟」を残して他は最終的にすべて解体される予定であり、1990年(平成2年)に稼動したJスタジオも、新社屋に新たな報道専用スタジオとして、報道部と共に移転することとなる。
- 『もっとあぶない刑事』の静岡ロケ(第18話「魅惑」、第21話「傷口」)に特別協力し、旧静岡市内及び旧清水市内にてロケを行った。また第21話ではSDT社内でのロケも行い、劇中に登場するローカルニュースのシーンに当時同社アナウンサーだった嬉須海加奈子を(エキストラ扱いで)出演させた。
- 『火曜サスペンス劇場』で静岡を舞台としたドラマが放送されたことがあり(1982年(昭和57年)6月1日放送「幻の罠」。出演:岩下志麻、加賀まりこ)、その際キャストの1人がSDT社員という設定が組まれ、当時のAスタジオなどSDT社内でのロケもあった。
- 平成ガメラ3部作『ガメラ・大怪獣空中決戦』(1995年(平成7年))に特別協力、アナウンサーの田辺稔が劇中ニュースに「地元局のニュースキャスター」役で出演。また、映画『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』(2001年)にも協力し、細野俊晴、竹内朱実と田辺のアナ3名(いずれも当時)がガメラ同様「地元局のニュースキャスター」として出演している。
- 箱根駅伝中継では毎年芦ノ湖のゴール地点の放送機材を担当していたが、2006年(平成18年)に固定中継点映像(2007年(平成19年)より中継映像すべて)のHD化により東京の技術会社(テレテック)の中継車を使い中継技術を担当している。
- 子会社にはSDTエンタープライズ(旧:静岡第一ビデオ)、DIプロ(SDTエンタープライズからSDT社内技術部門を分離)がある。そのSDTエンタープライズは、テレビ静岡をネット局に持つフジテレビ系列の情報番組『エチカの鏡』で技術協力を行っていた。東京の制作プロダクション「スウィッシュ・ジャパン」との関わりが深い。
- ニュース速報(地震速報・気象情報も同様)は2015年(平成27年)までは「SDT」で表示されたが、2016年(平成28年)1月から「Daiichi-TV」に変更され、「NNN」は使用されない。[注 37][注 38][注 39]
- 気象システムについてはウェザーニュースと契約しており[注 40]、CG画面は同社制作のものを使用している。この為前述の速報テロップのフォントはヒラギノ角ゴである[注 41]。2016年(平成28年)12月1日から運用が開始され現在に至っている。天気のマークは読売テレビと類似している。右上には『Daiichi TV』と常時表示されている。時刻表示の隣にある天気ループの順は2021年(令和3年)3月29日から『掛川』『川根本町『御前崎』が追加されて『浜松』(湿度→気温)『掛川』『川根本町』『静岡』『沼津『御殿場』『伊東『下田』『東京』『大阪』『名古屋』の順である。2021年(令和3年)3月8日の新社屋移転による設備更新から『きょう』の文字が廃止され夕方の『news every. 第1部』[注 42]に表示されていたあすの天気表示も廃止されたが2023年(令和5年)4月3日、『every.しずおか』のリニューアルを期に復活。
- 在静の民放各局は、各ニュースネットワークに対して、海外支局の運営(テレビ静岡。静岡朝日テレビもかつて行っていた時期がある)や、既存支局への記者派遣(静岡放送。2023年(令和5年)現在は行っておらず)を行うなどの事例があるが、静岡第一テレビに限っては定期的な記者派遣や支局運営などを行っていない。
- 提供クレジットを2020年(令和2年)10月1日に県内民放では初めてカラー表示にしている。この後に続いて、他局も同様にカラー化表示にしており、2021年(令和3年)2月までには静岡民放全局カラー表示へ変更された。[注 43]
- 『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』へは開局初年度である第2回より参加しているが、特に1980年代前半では、日曜昼や同夕方のローカル差し替え可能枠とは別に、土曜深夜にもローカル枠を編成していた時期がある(ニュース・スポーツの後の1時間程度)。この枠では本社前の特設ステージにアイドル歌手を中心としてゲストを多数招き、さながら野外ライブのような状況を生中継した。近年では『まるごと』に出演しているタレントを基本とし、ゲストとして有名タレントを起用している。2023年(令和5年)現在の長時間のローカル枠(日曜朝・日曜昼・日曜夕方)を全て使用しパートごとに県内のドキュメンタリーを放送している。ミニローカル枠も含めローカル枠は時刻表示が一旦消去される。局舎前で開催されていたイベントは、近隣住民への騒音等の配慮や、開催時に於ける来場者の違法駐車などが問題となった為後に開催されなくなり、現在は静岡県浜松市の「イオンモール浜松市野」等がメイン会場として設定されている。ちなみに、メイン会場は例年本社及び本社前広場を使用しているが、社屋の増築工事で使用できなかった1989年(平成元年)に限り、静岡市駿河区の静岡産業館(現在のツインメッセ静岡南館)をメイン会場とした。
- 1980年代の大晦日深夜には複数回、自社制作の長時間生番組を数回編成していた。そのうち1982年(昭和57年)の大晦日(厳密には1983年(昭和58年)1月1日)には『しずおか はっぶにんぐにゅ〜いや〜』(「ゆく年くる年」終了後の午前1:00から2時間)と題して、県内各地のラブホテル情報やアダルトビデオ女優をゲストに迎えてのアダルトビデオ情報、県内の初日の出情報など、ローカル局らしからぬ破天荒な内容であった。また、1988年(昭和63年)の大晦日(厳密には1989年(昭和64年)1月1日)には、ミュージシャンの伊藤銀次とDJの小森まなみをMCに起用しての情報バラエティ『アッチもコッチも新年かい!?』を編成(1:00 - 5:50。終夜放送)。こちらは当時放送されていた『JanJanサタデー』のスタッフが担当し、音楽情報や初詣・初日の出情報などを中心としての生番組であった。
- 2020年(令和2年)、全日・ゴールデン・プライム全3部門で1位を獲得し、2014年(平成26年)から8年連続となる年間三冠王を獲得した。これとは別に、2014年度(4月 - 翌年3月)から、『年度三冠王』も6年連続で獲得している。[42]
- 2022年(令和4年)の全体視聴率は静岡朝日テレビが『三冠王』となったものの、個人全体視聴率がゴールデン・プライムタイムの二冠を達成[43]した。
脚注
注釈
出典
外部リンク
|
---|
地上波 フルネット局 28局 (正式なクロスネット局であるFBCを含む) | |
---|
地上波 クロスネット局(FBCを除く) 2局 | |
---|
BSデジタル | |
---|
CSチャンネル4 | |
---|
旧加盟局6 | |
---|
国内支局 | |
---|
未開局の放送局 | |
---|
関連新聞・スポーツ新聞社10 | |
---|
関連項目 | |
---|
脚注 1正式なクロスネット局ながら、NNNフルネット局(NNNのニュース番組は全て同時ネットのため)、ANNには報道部門のみ参加。 2FNN/FNSとのクロスネット局(資料によってはNNN、FNNのみの加盟と記述してあるものもある)。 3FNN/FNS、ANN(報道部門のみ加盟)とのクロスネット局、NNSには非加盟。 4加盟局が運営・出資する衛星放送(CSチャンネル)。2024年現在では日本テレビのみが運営・出資している。 51996年10月1日開局、2000年9月30日閉局。 6太字はNNN・NNS双方に加盟。細字はNNNのみに加盟。 7旧NTVは2012年に現NTVに放送免許を譲渡。 8加盟当時はSKT静岡県民放送。 9CTV開局後はNNSのみダブルクロス。 10母体新聞社及び加盟局と友好関係のある新聞社。 |
東経138度23分28.114秒 / 北緯34.9554083度 東経138.39114278度 / 34.9554083; 138.39114278