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小樽築港駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
小樽築港駅
南口駅舎(2018年9月)
おたるちっこう
Otaruchikkō
S14 南小樽 (2.1 km)
(3.1 km) 朝里 S12
地図
所在地北海道小樽市築港1番4号
北緯43度10分51.1秒 東経141度1分40.1秒 / 北緯43.180861度 東経141.027806度 / 43.180861; 141.027806 東経141度1分40.1秒 / 北緯43.180861度 東経141.027806度 / 43.180861; 141.027806
駅番号S13
所属事業者北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線函館本線
キロ程256.2 km(函館起点)
電報略号タコ
駅構造橋上駅
ホーム1面2線
乗車人員
-統計年度-
[* 1][注 1]1,603人/日(降車客含まず)
-2020年-
開業年月日1910年明治43年)11月21日[1]
備考
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小樽築港駅
おたるちっこう
Otaru-Chikkō
(3.2 km) 浜小樽
所属事業者日本国有鉄道(国鉄)
所属路線函館本線貨物支線
キロ程0.0 km(小樽築港起点)
開業年月日1932年昭和7年)7月1日[3]
廃止年月日1984年(昭和59年)2月1日[3]
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小樽築港駅(おたるちっこうえき)は、北海道小樽市築港にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線である。駅番号S13電報略号タコ事務管理コードは▲130117[4][5]

本項では、駅周辺にある日本貨物鉄道(JR貨物)のコンテナ集配基地(オフレールステーション)である小樽築港オフレールステーション(小樽築港ORS)についても記載する。

概要

防波堤など小樽港の港湾工事基地とするために開業した駅であり、かつては操車場(貨物ヤード)・機関区を擁する大規模な駅であった[6]。現在は快速エアポート」・「ニセコライナー」が停車する主要駅として機能している。

歴史

1976年の小樽築港駅と小樽機関区、周囲約1.75 km範囲。下側を走るのが本線で、左が小樽駅方面。右下カーブの頂点に当駅の駅舎と島式ホーム1面2線がある。駅舎側は貨物ホームとして使用され、小樽寄りに引込線が3本敷かれている。既に石炭船積駅としての役目は終わっており、海上桟橋の基礎や構内配線はまだそのまま残されているが、左上では現在の勝納埠頭の埋立が始まっており、かつての貯炭ヤードには土木資材が置かれている。また右側の港湾設備には多くの木材が浮かび、木材取扱いが主要になっている。機関区は半円以上閉じた大きな扇形車庫が残り、その外側を左端に向けて浜小樽駅への貨物支線が敷かれている。機関庫の上の青い屋根の建家は小口貨物取扱い上屋で、右端の青い屋根は車扱貨物の上屋であった。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅構造

島式ホーム1面2線を有する橋上駅。鉄骨2階建となる駅舎デザインはJR北海道と姉妹提携しているデンマーク国鉄(DSB)との共同で決定し、襖・障子をイメージとして上部をガラス張り、下部を石造りとした近代的なデザインとなっている[13]。総工費13億円のうち7億円を小樽市が負担した[13]

小樽駅が管理し、北海道ジェイ・アール・サービスネットが駅業務を行う業務委託駅である。みどりの窓口自動券売機話せる券売機[2]自動改札機エレベーターエスカレーター設置。駅の南北を自由連絡通路(マリンロード)で結んでいる。

かつて小樽築港機関区のあった駅の北西に、保線車両・除雪車両の留置線や資材基地が置かれている。「C62ニセコ」運転当時は、C62 3はここで整備され運転に向かっていた。

のりば

番線路線方向行先
1函館本線上り小樽倶知安方面
2下り札幌新千歳空港岩見沢方面

(出典:JR北海道:駅の情報検索

小樽築港オフレールステーション

JR貨物のコンテナ集配基地で、小樽築港駅の西側1 kmほどの場所にある。ここでは12 ftコンテナのみを取り扱っている。貨物列車の代替のトラック便札幌貨物ターミナル駅との間に1日4往復運行する。

国鉄分割民営化前の1986年(昭和61年)11月に小樽築港駅での貨物の取扱いが廃止された。同時に小樽築港コンテナセンターが設置され、トラック代行輸送が開始された。その後、2006年(平成18年)4月に、コンテナセンターからオフレールステーションに改称した。

利用状況

「小樽市統計書」によると、近年の年度別乗車人員の推移は下記のとおりである[注 1]

年度乗車人員
(千人)
乗車人員
一日平均
出典
2005年(平成17年)9552,616[* 2]
2006年(平成18年)9452,589
2007年(平成19年)9292,538
2008年(平成20年)9132,501
2009年(平成21年)8872,430
2010年(平成22年)8692,381[* 3]
2011年(平成23年)8552,336
2012年(平成24年)8792,408
2013年(平成25年)9182,515[* 4]
2014年(平成26年)9232,529
2015年(平成27年)9152,500
2016年(平成28年)9032,474[* 5]
2017年(平成29年)9132,501
2018年(平成30年)9192,518[* 6]
2019年(令和元年)8932,440[* 7]
2020年(令和02年)5851,603[* 1]

駅周辺

ウイングベイ小樽(2012年6月)

1980年昭和55年)の日本国有鉄道(国鉄)貨物ヤード機能廃止による遊休地を有効活用するため[18]、小樽市は小樽築港駅周辺地区の土地利用の見直しを決定し[19] 、魅力あるウォーターフロントを創出するために土地区画整理事業「小樽築港駅周辺地区土地区画整理事業」(ふるさとの顔づくりモデル土地区画整理事業)を行い、小樽築港駅も南北の駅前広場と自由通路、新駅舎の建設が決まり[18]、1999年(平成11年)に完成した。駅舎は自由連絡通路(マリンロード)によって「ウイングベイ小樽」に直結している。新日本海フェリー「小樽フェリーターミナル」までは車で約5分の距離に位置している。南口は駅前に「小林多喜二住居跡」碑や国道5号があるほか、北海道小樽水産高等学校への最寄口になっている。

バス路線

駅南側の国道5号上に「小樽築港駅」停留所、北側のウイングベイ小樽側に「ぱるて築港」停留所がある。

隣の駅

北海道旅客鉄道(JR北海道)
函館本線
特別快速「エアポート
南小樽駅 (S14) - 小樽築港駅 (S13) - 手稲駅 (S07)
快速「エアポート」
南小樽駅 (S14) - 小樽築港駅 (S13) - (一部朝里駅 (S12)) - 手稲駅 (S07)
快速「ニセコライナー」・普通
南小樽駅 (S14) - 小樽築港駅 (S13) - 朝里駅 (S12)

かつて存在した路線

日本国有鉄道(国鉄)
函館本線(貨物支線)
小樽築港駅 - (貨)浜小樽駅

脚注

注釈

出典

小樽市統計書

報道発表資料

参考文献

  • 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6 

関連項目

外部リンク

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