長さの比較

1 E-30 mから転送)

長さの比較(ながさのひかく)では、長さ比較ができるよう、長さを昇順にする。

大きさの桁が異なるオブジェクト

国際単位系に従い、因数メートル(m)に掛かっている。

原子未満

因数単位説明
5.35×10−63m電子ニュートリノシュヴァルツシルト半径の上限
...
1.35×10−57 m電子シュヴァルツシルト半径
...
9.3×10−36 m量子泡 弦(弦理論
100Vm(1ブンクトメートル)1.6×10−35 mプランク長 :何らかの物理的意味を持ちうる、最少の長さの単位。現在の物理学の理論では、これ以下の長さで物理学的に意味を持つものは知られていないが、量子カオス系においてはこれより小さな値が現れることがある。
...

クエクト(q)
1 qm

ロント(r)
1 rm

ヨクト(y)
1 ym
10 ym20 ym1MeVニュートリノ反応断面積の半径
100 ym

ゼプト(z)
1 zm2 zm20GeVニュートリノ反応断面積の半径。
10 zm
100 zm354 zmLHC(3.5TeV)で加速した陽子ド・ブロイ波長
1 amクォーク電子の電磁的な半径の上限
重力波を検知するLIGOの感度
2 am弱い相互作用の到達範囲。標準模型で扱うスケールの下限。
10 am
100 am850 am陽子の半径(有限の大きさを持つ物質のうち、現在、具体値が知られている最小の大きさ)

原子~細胞

因数単位説明

フェムト(f)
1 fm1 fm強い相互作用の到達範囲
1.32 fm陽子コンプトン波長
2.82 fm電子の古典半径
3 fm酸素の原子核の半径
3.6 fm塩素の原子核の半径
4 fmカルシウムの原子核の半径
7 fmの原子核の半径
7.8 fmウランの原子核の半径
10 fm
100 fm
1 pm1 pm白色矮星における原子核の間隔
ガンマ線波長
およそ29億K の物体(黒体)の放射のピーク波長
2.43 pm電子のコンプトン波長
5 pm最も短いX線の波長
10 pm10 pmおよそ2.9億Kの物体(黒体)の放射のピーク波長
25 pm水素原子の半径
31 pmヘリウム原子の半径
49.8 pm電子顕微鏡分解能最高記録(2000年、外村彰らによる)
53 pmボーア半径
71 pmMoKα線(X線構造解析でよく用いられるX線)の波長
100 pmX線の波長
100 pm1 オングストロームÅ
硫黄原子の共有結合半径
およそ2900万Kの物体(黒体)の放射のピーク波長
1.26 Åルテニウム原子の共有結合半径
1.35 Åテクネチウム原子の共有結合半径
1.53 Å原子の共有結合半径
1.54 Å典型的共有結合 (C-C) の長さ
CuKα線(X線構造解析でよく用いられるX線)の波長
1.55 Åジルコニウム原子の共有結合半径
1.75 Åツリウム原子の共有結合半径
2.00 Å空気の粒子半径
2.25 Åセシウム原子の共有結合半径
3.5668 Åダイヤモンド単位構造の幅
4.03 Åフッ化リチウムの単位構造の幅
5.00 Å蛋白質αヘリックスの幅
5.60 Å塩化ナトリウム食塩)の単位構造の幅
7.80 Å水晶の単位構造の平均の幅
8.20 Åの単位構造の平均の幅
9.00 Åコーサイトの単位構造の平均の幅
スクロースの単位構造の幅
この領域の長さを測る物差し
  • X線回折電子線回折X線電子線を用いて、結晶回折図形を得ることで、結晶中の原子間距離や点群による対称性を求めることができる。
  • 原子間力顕微鏡 (AFM:Atomic Force Microscopy) :カンチレバーの先端についた微小な探針と試料との間にはたらく引力または斥力をカンチレバーの曲がり具合として検出することで、1原子レベルで試料表面の形状、段差を測定することができる。

ナノ(n)
1 nm1 nm炭素60分子からなるフラーレンの直径
カーボンナノチューブの直径
およそ290万Kの物体(黒体)の放射のピーク波長
1.2 nmPentium 4のゲート酸化膜厚
2 nmDNA螺旋の直径
3 nmハードディスクドライブのディスク回転時のディスクとヘッドの間隔
3.4 nmDNAの1回転の長さ(10塩基対)
数 nm会話領域におけるヒトの鼓膜の振幅
3 x 8 nmアルブミン分子の大きさ
6 - 10 nm細胞膜の厚さ
この領域の長さを測る物差し
  • X線回折, 電子線回折
  • 原子間力顕微鏡 (AFM)
10 nm10 nm一般的なナノワイヤー (en) の直径
グラム陰性バクテリア細胞壁の厚さ
およそ29万Kの物体(黒体)の放射のピーク波長
13.5 nm極短紫外線(EUV)リソグラフィに用いられる光源波長
14 nmすばる望遠鏡主鏡の理想面からの平均誤差
豚サーコウイルス2型の直径(最小のウイルス
30 - 40 nmバクテリアが具える鞭毛モーターの直径
20 - 80 nmグラム陽性のバクテリアの細胞壁の厚さ
90 nmヒト免疫不全ウイルス(HIV。※一般的なウイルスの大きさは 20 - 450 nm)
この領域の長さを測る物差し
  • 分光エリプソメーター :薄膜に光を入射し、反射光の偏光状態の変化を観測することで膜厚を測定する。非接触で精密な膜厚測定ができることから、半導体プロセス等に広く用いられている。
100 nm染色体の大きさ
100 nm木のの粒子の90%はこれより小さい
現代の日本で作られる金箔の厚さ(概算)
医療用マスクを通り抜けられる最大の粒径
およそ29 000 Kの物体(黒体)の放射のピーク波長
100 - 200 nmSARSコロナウイルス重症急性呼吸器症候群の病原体)
120 nmULPAフィルタを通り抜けられる最大の粒径
125 nmCDのピットの深さ
157 nmF2エキシマレーザーの波長
180 nm狂犬病ウイルスの大きさ
193.3 nmArF(フッ化アルゴン)エキシマレーザーの波長
200 nm光学顕微鏡の分解能の限界
200 nmマイコプラズマの大きさ(最も小さいバクテリアの一つ)
200 - 280 nm近紫外線のUV-Cの波長域
200 - 500 nmタバコの煙の粒子の直径
250 nm初期のEmotion Engineの配線幅
280 - 315 nm近紫外線のUV-Bの波長域
300 nmHEPAフィルタを通り抜けられる最大の粒径
315 - 380 nm近紫外線のUV-Aの波長域
380 - 430 nmの波長
430 - 450 nm藍色の光の波長
450 - 500 nmの光の波長
500 - 520 nmシアンの光の波長
520 - 565 nmの光の波長
565 - 590 nm黄色の光の波長
590 - 625 nmオレンジ色の光の波長
625 - 780 nmの光の波長
800 nm初期のPentiumのトランジスタのゲート長
この領域の長さを測る物差し
  • 分光エリプソメーター

細胞~地球

因数単位説明

マイクロ(µ)
1 µm1 µm1 ミクロン (µ)
およそ2,900Kの物体(黒体)の放射のピーク波長
パンドラウイルス(最大のウイルス
1 - 3 µm80 - 95%の効率でマスクが取り除く粒子の粒径
1 - 10 µm典型的なバクテリアの直径
1.55 µm光ファイバーで使用されるの波長
3 µmIntel 8086のトランジスタのゲート長
3 - 5 µmヒト精子の頭部の大きさ(直径 x 長さ)
4 - 5 µmクモの巣の糸の幅[1]
6 - 8 µmヒトの赤血球の直径
6 µm炭疽菌胞子
7 µm典型的な真核細胞の核の直径
7.77 µm100℃の物体(黒体)の放射のピーク波長
10 µm10 µm典型的なの水滴の大きさ
綿の繊維の幅
ポリエチレンラップの厚さ
Intel 4004のトランジスタのゲート長
16.6℃の物体(黒体)の放射のピーク波長
10 - 24 µmチリダニ英語版の排泄物[2]
10.6 µm炭酸ガスレーザーから発される光の波長
0℃の物体(黒体)の放射のピーク波長
12 µmアクリル繊維の幅
13 µmナイロン繊維の幅
14 µmポリエステル繊維の幅
15 µmの繊維の幅
16 µm一般的なデジタルミラーデバイスの鏡の直径
17.6 µm1 twip(20分の1ポイント
20 µm羊毛繊維の幅
25.4 µm1/1000 インチ(1 ミルともいう)
50 µm典型的なミドリムシ原生生物の一種)の長さ
80 µmヒトの毛の平均の幅 (18 - 180 µm)
100 µm100 µmヒトの分解能
100 - 400 µmニキビダニの大きさ
200 µm典型的なゾウリムシ(繊毛のある原生生物)の長さ
250 µm1 (1Q)(写真植字の文字の大きさの単位)
300 µmチリダニ House dust mite 英語版
300 µm既知で最大のバクテリア Thiomargarita namibiensis英語版 の平均的直径[* 1]
340 µm17インチモニターで表示画素数1024×768のときの1つの画素の大きさ
351.4 µm1 ポイント(pt)(出版において使用される長さの単位)(JISポイント/アメリカン・ポイント)
352.77 µm1 ポイント(pt)(DTPポイント)
500 µmMEMSのマイクロエンジン
ヒトの卵子の直径
典型的なアメーバ(単細胞の原生生物)の長さ

ミリ(m)
1 mm1 mmケジラミcf.)の平均的体長
4.23 mm1 パイカ英語版タイプサイズの単位英語版
5 mmアカアリの平均的体長
7.62 mm一般的な軍用銃弾の直径
1 cm
10 mm
1.5 cm平均的なの体長
2 cm一円硬貨の直径
2.54 cm1 インチ
3.03 cm1 (日本)
3.1 cm1 アトパーセク(1 ×10−18 パーセク
3.86 cmが1年間で地球から遠ざかる距離
4.267 cmゴルフボールの直径
5.0 cmトウキョウトガリネズミ(現生最小の哺乳類)の体長(頭胴長)
6.0 cmマメハチドリ(現生最小の鳥類)の体長
7.32 cm野球ボールの直径
8.5 cmクレジットカード (8.5 × 5.4 cm) の長辺

デシ(d)
10 cm、100mm、
1dm
10 cm極超短波の最短波長 (3 GHz)
11 cmダチョウ(生物界で最も大きい細胞)の長径(殻の長径は17 cm)
12 cmCDDVDBDの直径
ISMバンド (2.45 GHz) の波長
15 cmスズメの全長
16.5 cm世界最大のカブトムシの体長
21.10611405413 cm中性水素原子の基底状態超微細構造の遷移に対応する放射の波長21cm線
25 cmヒト食道の平均的な長さ
29.9792458 cm真空中を1ナノ秒に進む距離(光ナノ秒
30.3 cm1 (日本)
30.48 cm1 フィート(国際フィート)
54.6 cmヒトの身長の世界記録〈低位〉(世界一背の低い成人[* 2]チャンドラ・バハドゥール・ダンギ[3][4][5]
56 cmハシブトガラスの全長
66 cm最も長い松かさサトウマツen]による)の長さ
60 – 75 cmメガネウロプシス(史上最大の飛翔性昆虫)の翼開長[* 3]
75 cmネコの体長(頭胴長)
70 – 90 cm平均的な日本刀打刀)の全長(刀身+柄)
91.44 cm1 ヤード(国際ヤード)
1001 m
100 cm、
1 000 mm
1 m超短波の最短波長 (300 MHz)
1.2 m世界最大の打上花火正四尺玉)の直径(概算)[* 4]
1.435 m鉄道の標準軌(4フィート8.5インチ)
1.5 mスマトラオオコンニャクの花(世界最大の花の一つ)の直径
1.7 mジャワオオコウモリ(en. 現生最大の飛翔哺乳類[* 5])の翼開長
ヒトの平均身長[* 6]
2.40 mアホウドリの平均的翼開長
2.45 m走高跳の世界記録(ハビエル・ソトマヨル
2.6 mアースロプレウラ(史上最大級の節足動物[* 7])の推定全長
2.72 mヒトの身長の世界記録〈高位〉(ギネス世界記録に認定された、世界一背の高い人間ロバート・ワドロー
3.00 mワタリアホウドリ(現生最長の翼を持つ鳥)の平均的翼開長[* 8]
3.048 mバスケットボールのバスケットの高さ(10フィート)
5.3 mキリン(最も背が高い現生動物)の平均的全高(頭頂高)[* 9]
6.14 m棒高跳の世界記録(セルゲイ・ブブカ
8.95 m走幅跳の世界記録(マイク・パウエル
9.93 m世界一狭い海峡の幅(土渕海峡

デカ(da)
10 m、
1 dam
10 m短波の最短波長 (30 MHz)
11.82 m世界最深積雪量(日本の伊吹山にて1927年
12 mケツァルコアトルス(史上最大の飛翔動物)の翼開長[* 10]
17 mサウロポセイドン(既知で最も背が高い陸生動物)の推定全高(頭頂高)
18.29 m三段跳の世界記録(ジョナサン・エドワーズ
18.44 m野球場でピッチャーズプレートからホームベースまでの距離(60フィート6インチ)
21 mリードシクティス(既知で史上最大の魚類)の推定全長[* 11]
23 mパリコンコルド広場にあるオベリスクの高さ
23.12 m砲丸投の世界記録(ランディー・バーンズ
23.77 mテニスコートの縦の長さ(横幅は10.97 m)
27.43 m野球場の塁間の距離(90フィート)
30 mシロナガスクジラ(史上最大の動物)の全長[* 12]
38.2 m津波の最大波高(1896年日本の明治三陸沖地震津波[* 13]
45 mジャイアントケルプ(最も長い海藻)の通常的全長[* 14]
45 mアルゼンチノサウルス(既知で史上最長とされる一個体動物)の推定全長
49 mアメリカンフットボールの競技場の幅(53 1/3 ヤード)
54.8 m東寺五重塔近世以前の作で最も高い日本様式の現存する仏塔)の高さ
55 mピサの斜塔の高さ[* 15]
68 mサッカーのフィールドの横幅(短辺の長さ)
73.9 mボーイング777-300の機体長(双発エンジンの航空機としては最大級)
86.74 mハンマー投の世界記録(ユーリ・セディフ
88.74 mアントノフ An-225([実用的な]世界最大の飛行機)の翼幅
91.44 mアメリカンフットボール競技場のゴールラインの間の長さ(100ヤード)
98.48 mやり投の世界記録(ヤン・ゼレズニー
この領域の長さを測る物差し
  • 三角測量 :長さの分かっている1辺と、目標物でできる三角形を作り、この三角形の2つの内角を計ることで距離を求める。光波測距儀やGPS測量が現れるまで、主流の測量法であった。初めて実測による日本地図を作った伊能忠敬も導線法と呼ばれる一種の三角測量を用いた。
  • 光波測距儀 :目標物にレーザー光を発射し、反射光との位相差、または反射してくる往復時間から距離を測定する。

ヘクト(h)
100 m
1 hm
100 m中波の最短波長(3 MHz)
100 – 110 mサッカーのフィールドの長辺(国際大会での規定値)[* 16]
108.5 m国際宇宙ステーション(ISS)の全幅(356 ft)(2012年現在)
109.73 mアメリカンフットボールのフィールドのサイドラインの長さ(=エンドライン間の距離。120 yd
110.6 mサターンVロケット(世界最大の宇宙ロケット)の全長
115.55 mハイペリオン(現生で世界一高い木。セコイアの一個体)の高さ
122 m東京ドームの長径(別項「面積の比較」「東京ドーム (単位)」も参照)
115 – 150 mアレクサンドリアの大灯台の全高[* 17]
138.74 mギザのピラミッドの高さ(現在値。完成当時は146.59 m)
187.5 mAMラジオ放送で最も周波数が高い1,620 kHzの波長
200 m火縄銃有効射程の上限(戊辰戦争時)[* 18]
214 mヒト潜水可能深度(素潜り潜水競技)[* 19]
263.0 m大和型戦艦(史上最大の戦艦)の全長(異説:279.0m。ただし、全長が最大の戦艦はアイオワで270.43m)
299.792458 m真空中を1マイクロ秒に進む距離(光マイクロ秒
300.0 mヌレークダム(現在稼動中の堤高世界一のダム)の堤高
324 mエッフェル塔の高さ
330 m尺玉(打上花火の一種)の打ち上げ到達高度(概算)および開花時直径(概算)
332.6 m東京タワーの高さ
340 mが1秒間に進む距離(音速)(15°Cにおいて)
361 mシンフォニー・オブ・ザ・シーズ(世界最大のクルーズ客船)の全長
400 m和弓の射程のおよその上限(尋矢[射流し競技]の世界記録)[* 20]
449.2 m台北101(世界第3位の超高層ビル[* 21])の軒高(軒高で第3位。全高[509.2 m]で第3位)[6]
400 – 500 m1940年代世界一高い建造物のおよその高さ
458.45 mノック・ネヴィス(世界最長の船舶[タンカー])の全長
474.0 m上海環球金融中心(世界第2位の超高層ビル[* 21])の軒高(軒高で第2位。全高[492.3 m]で第4位)[7]
553.33 mCNタワー1976-2007年の間、世界一高かった自立型建造物)の全高(軒高は447.2 m)
564.97 mAMラジオ放送で最も周波数が低い531 kHzの波長
634 m東京スカイツリー[* 22]の全高(軒高は470.88 m)
636.0 mブルジュ・ハリファ(世界一高い建造物・世界第1位の超高層ビル[* 23])の軒高(軒高・全高とも世界一)[8]
646.38 mワルシャワ・ラジオ塔1991年に倒壊するまで世界一高かった建造物)の全高
800 m正四尺玉(世界最大の打上花火)の打ち上げ到達高度(概算)および開花時直径(概算)
828.0 mブルジュ・ハリファの全高(尖塔高。※詳細については 636.0 mを参照
979 mエンジェルフォール(ベネズエラにある世界一高い滝)の落差
この領域の長さを測る物差し
  • 三角測量
  • 光波測距儀

キロ(k)
1 km
1000 m
1 km長波の最短波長 (300 kHz)
1,609.344 m1 マイル(国際マイル)
1,852 m1 海里地球楕円体面上における緯度1に相当する子午線弧長にほぼ等しい)
3,000 mマッコウクジラの最深潜水記録
3,776 m富士山(日本最高所)の標高
3,911 m明石海峡大橋(2012年時点で、世界一長い吊り橋)の長さ
8,848 mエベレスト(世界最高所)の標高
この領域の長さを測る物差し
  • 三角測量
  • 光波測距儀
  • GPS測量GPS衛星からの電波を用いて2点間の距離を精密測定することができる。
10 km10.911 kmマリアナ海溝(世界最低所)の深さ
11 km対流圏界面と地表との距離
13.1 km瀬戸大橋の長さ

6つの橋梁の合計長。最長は南備讃瀬戸大橋の1723m

14 kmジブラルタル海峡の最も狭い部分の幅
20 – 25 kmオゾン層と地表との距離
27 km火星オリンポス山の地表からの高さ(太陽系で最も高い山)
34 kmイギリス海峡の最も狭い部分の幅(ドーバー海峡
34.668 km有人による気球飛行の最高記録
39.4 km最も高所からのパラシュート降下
42.195 kmマラソンコースの長さ
53.85 km青函トンネル(2010年時点で、世界一長いトンネル)の長さ
この領域の長さを測る物差し
  • 三角測量
  • GPS測量
100 km111 km地球楕円体面上における緯度1に相当する平均的な子午線弧長
164.8 km丹陽-昆山特大橋(2012年時点で、世界一長い橋)の長さ
193.30 kmスエズ運河の全長[* 24]
299.792458 km真空中を1ミリ秒に進む距離(光ミリ秒
100 - 400 km以上[* 25]オーロラと地表との距離
407 – 422 km国際宇宙ステーションの飛行高度(2013年6月時点)
515.4 km東海道新幹線東京駅新大阪駅間の実際の距離

(運賃計算上は東海道本線と同じ営業キロを使用するため、552.6 km)

560 kmボルドーパリ間の距離。かつての最も長い1日間の自転車レース
743.7 km国道4号(日本で一番長い国道)
975 kmケレスの長直径
この領域の長さを測る物差し
  • GPS測量

メガ(M)
1 000 km3,480 kmの直径
6,356.752 km地球の極半径
6,378.137 km地球の赤道半径
6,650 kmナイル川(世界最長の川 [* 26])の全長
7,821 kmトランスカナダハイウェイの長さ
8,851.8 km万里の長城(世界最大規模の建築物)の総延長距離 [* 27]
8,891 kmカナダ=アメリカ合衆国国境の総延長距離(2013年時点で世界最長の二国間国境)
9,289 kmシベリア鉄道の長さ
この領域の長さを測る物差し
  • GPS測量
  • 超長基線電波干渉法 (VLBI) :クエーサー等の遠方の星からの電波を2点の電波望遠鏡で受信し、各々の遅延時間を調べることで、これら2点間の距離を測定する。この方法では1000km以上の距離を数mm程度の誤差範囲内で求めることが可能である。
1 万 km1万0 002 km地球北極点赤道の間の子午線弧長 (この1千万分の1が元来のメートルの定義)
1万2 756 km地球の赤道の直径
2万0 200 kmGPS衛星(NAVSTAR衛星)の軌道高度
3万5 786 km赤道から静止軌道への距離
3万6 787.559 km国際航空連盟の定める北回帰線の長さ (航空機による世界一周記録に必要な最短の長さ)
4万0 075 km地球の赤道の周長
この領域の長さを測る物差し
  • GPS測量
  • 超長基線電波干渉法 (VLBI)

地球外

因数単位説明
10 万 km14万2 984 km木星の直径
29万9 792.458 kmが真空中を1秒間に進む距離(光秒
38万4 400 km地球から月までの距離(月の軌道の半径)
この領域の長さを測る物差し
  • 視差 :お互いの距離が判っている地球上の2点間から見た天球上での見かけの位置を比較することでなどの天体への距離を測定することができる。
  • ケプラーの法則惑星等の公転周期の2乗と軌道長半径の3乗の比は一定であるというケプラーの第3法則から、天球上での運動を精密に観察することで、距離を求めることができる。
  • レーザー測距儀 :レーザーには、遠距離に投射しても減衰が少ないという特徴がある。このため、投射したレーザーが反射して来るまでの時間を測定することで、高精度に地球近傍小惑星などの天体への距離を測定することができる。

ギガ(G)
100 万 km139 万 km太陽の直径
この領域の長さを測る物差し
  • 視差
  • ケプラーの法則
  • レーザー測距儀
1 000 万 km1 800 万 km真空中を1間で進む距離(光分
5 800万 km地球火星間の平均距離
この領域の長さを測る物差し
1 億 km1 億5 000 万 km (1 au)149 597 870 700m(正確に)[* 28]─ 1 天文単位 (au)

149 597 870 700±3m ─ 太陽から地球までの平均距離 (2012年7月までの天文単位の定義)

149 598 261 150.4m ─ 地球の軌道長半径 (1.000 002 61 au)[* 29]

この領域の長さを測る物差し
  • ケプラーの法則
  • レーダー測距

テラ(T)
10 億 km11 億 km真空中を1時間で進む距離(光時
13 億 kmベテルギウスの直径(約 950 - 1000 太陽直径)
14 億 km土星の軌道半径
59 億 km冥王星の軌道半径
66 億 km(486958) 2014 MU69(探査機が到達した最も遠い天体)の軌道半径
この領域の長さを測る物差し
  • ケプラーの法則
100 億 km100 億 kmQuasi-starの半径
110 億 km
(76 au)
セドナの近日点
140億 km末端衝撃波面
147 億 km
(98.5 au)
太陽からパイオニア11号までの距離(2017年10月29日時点)
173 億 km
(115.8 au)
太陽からボイジャー2号までの距離(2017年10月29日時点)
179 億 km
(119.6 au)
太陽からパイオニア10号までの距離(2017年10月29日時点)
210 億 km
(140.2 au)
太陽からボイジャー1号(最も遠くにある人工物)までの距離(2017年10月29日時点)
259 億 km
(172 au)
真空中を1に進む距離(光日
この領域の長さを測る物差し
  • ケプラーの法則
1 000 億 km1 000 億 km
(670 au)
太陽圏界面の距離
1 300 億 km
(850 au)
セドナの遠日点
7 040 億 km
(4700 au)
百武彗星の遠日点
この領域の長さを測る物差し
  • ケプラーの法則

ペタ(P)
1 兆 km2 兆 3 800 億 km
(15 900 au)
コホーテク彗星の遠日点距離
6 兆 km
(40 000 au)
LINEAR彗星 (C/2002 T7) の遠日点距離
7 兆 5000 万 km
(50 000 au)
オールトの雲の内側の半径
8 兆 1 000 万 km
(54 000 au)
NEAT彗星 (C/2001 Q4) の遠日点距離
9 兆 4 600 億 km

(正確に 9 460 730 472 580 800 m)

光が1間に進む距離(光年
この領域の長さを測る物差し
  • ケプラーの法則
10 兆 km15 兆 km
10 万 au(1.6 光年)
オールトの雲の外側の半径
30 兆 8568 万 km
(3.2616 光年)
1 パーセク(pc)
39 兆 9 000 万 km
(4.22 光年)
プロキシマ・ケンタウリ(太陽系から最も近い恒星)への距離
44 兆 km
(4.6 光年)
プレアデス星団の直径
46 兆 km

(4.6 光年)

百武彗星の遠日点距離
81 兆 4 000 万 km
(8.6 光年)
シリウス(全天で最も明るい恒星)への距離
10光年以内にある主な恒星
94 兆 6 000 万 km10 光年
この領域の長さを測る物差し
  • 年周視差 :近傍の恒星への距離を測るには地球の公転を用いた三角測量を行う。年周視差が1秒角(3600分の1度)となる距離を1パーセク(pc) と呼び、これは3.26光年に相当する。この方法は近傍の恒星への距離を測るのに有効である。
100 兆 km11 光年
(100 兆 km)
かに星雲の直径
11.5 光年
(108 兆 km)
プロキオンこいぬ座恒星)への距離
12 光年
(110 兆 km)
くじら座τ星くじら座の恒星)への距離
17 光年
(158 兆 km)
アルタイル(彦星、わし座の恒星)への距離
25 光年
(237 兆 km)
ベガ(織女星、こと座の恒星)への距離
27 光年
(260 兆 km)
かみのけ座β星への距離
32.6 光年
(308 兆 km)
10 パーセク (pc) -- 恒星の絶対等級の基準となる距離
43 光年
(405 兆 km)
カペラぎょしゃ座の恒星)への距離
67 光年
(630 兆 km)
アルデバランおうし座の恒星)への距離
この領域の長さを測る物差し
  • 年周視差

エクサ(E)
1 000 兆 km250 光年
(2 400 兆 km)
スピカおとめ座恒星)までの距離
309 光年
(2 900 兆 km)
カノープスりゅうこつ座の恒星)までの距離
326 光年
(3 080 兆 km)
100 パーセク (pc)
400 光年
(3 800 兆 km)
プレアデス星団おうし座散開星団、いわゆる「すばる」)までの距離
533 光年
(5 200 兆 km)
アンタレスさそり座赤色超巨星)までの距離
630 光年
(6 000 兆 km)
オメガ星団の直径(知られているうちで最大の星団の一つ。ケンタウルス座にある)
642 光年
(6 100 兆 km)
ベテルギウスオリオン座赤色超巨星)までの距離
862 光年
(8 200 兆 km)
リゲル(オリオン座の恒星)までの距離
この領域の長さを測る物差し
  • 絶対等級 :ほとんどの恒星主系列星)はHR図により絶対等級(10パーセク (pc) から見た明るさ)とスペクトル型(星の色)とが関連づけられている。恒星の明るさ(実視等級)は距離の2乗に反比例するため、実視等級とスペクトル型を測定することで恒星までの距離を求めることができる。
  • ヒッパルコス衛星 :大気圏外から年周視差を観測することで、大気の揺らぎによる測定精度の低減がなくなり、1000光年程度までの距離測定が可能となる。
10 Em1 500 光年
(14 Em)
太陽の位置する部分の銀河系の厚さ
1 600 光年
(15 Em)
オリオン大星雲 (M42) への距離
1 411 光年
(13.4 Em)
デネブはくちょう座恒星)への距離
3 260 光年
(30.8 Em)
1 キロパーセク (kpc)
5 000 光年
(47 Em)
ブーメラン星雲への距離(知られているうちで最も温度の低い場所[1 K])
6 500 光年
(61 Em)
ペルセウス腕(銀河系の渦状腕の一つ。太陽系のあるオリオン腕の隣の腕)への距離
7 000 光年
(66 Em)
かに星雲 (M1) までの距離(おうし座にある超新星残骸
95 Em1 万光年
この領域の長さを測る物差し
  • 絶対等級
  • ケフェイド変光星 :ケフェイドと呼ばれる老年期の脈動変光星は明るい物ほど周期が長いという特徴がある。ケフェイドの絶対等級と変光周期を測定することで、距離を求めることができる。
100 Em1 万 6 000 光年
(150 Em)
小マゼラン雲の直径
2 万 3 500 光年
(222 Em)
ヘルクレス座にある球状星団M13までの距離。M13は約50万個の恒星からなり、直径は100光年に及ぶ。
2 万 8 000 光年
(260 Em)
太陽から銀河系の中心までの距離
3 万 2 600 光年
(308 Em)
10 キロパーセク (kpc)
10 万光年
(950 Em)
銀河系の円盤の直径
この領域の長さを測る物差し
  • ケフェイド変光星

ゼタ(Z)
1 Zm16 万光年
(1.542 Zm)
(49.97 kpc)
大マゼラン雲(銀河系を周回する矮小銀河)までの距離
19 万光年
(1.87 Zm)
(60.6 kpc)
小マゼラン雲(銀河系を周回する矮小銀河)までの距離
この領域の長さを測る物差し
  • ケフェイド変光星
10 Zm236 万光年
(22.3 Zm)
725 kpc)
アンドロメダ銀河までの距離
250 万光年
(24 Zm)
さんかく座にある系外銀河M33への距離。M33は中心部に巨大ブラックホールが無いことで話題になった。
326 万光年
(30.8 Zm)
1 メガパーセク (Mpc)
530 万光年
(50 Zm)
(1.6 Mpc)
天の川銀河が属する局所銀河群の直径
600 万光年
(63.4 Zm)
既知で最も大きい銀河であるIC 1101の直径
この領域の長さを測る物差し
  • ケフェイド変光星
  • 超新星 :Ia型超新星には最も明るくなった時の絶対等級がほぼ一定であるという経験則がある。このため、他の系外銀河内にあるIa型超新星の見かけ上の明るさを測定することで、その系外銀河までの距離を求めることができる。ただし、この方法はケフェイドによる測定に比べ精度が劣る。
100 Zm3 260 万光年
(308 Zm)
10 メガパーセク (Mpc)
5 900 万光年
(560 Zm)
おとめ座銀河団への距離。天の川銀河は、おとめ座銀河団を中心とした超銀河団(おとめ座超銀河団)の端に位置している。
6 200 万光年
(590 Zm)
ろ座銀河団への距離
この領域の長さを測る物差し
  • ケフェイド変光星 :ハッブル宇宙望遠鏡を用いたケフェイドの観測から、しし座に位置する系外銀河NGC 3370vまでの距離が9,800万光年であることが明らかになった。
  • 超新星 :上述の系外銀河NGC 3370vからはIa型の超新星SN 1994aeが観測されている。このため、NGC 3370vまでの距離はケフェイド超新星の光度の複数の方法から求められている。

ヨタ(Y)
1 Ym2 億光年
(1.9 Ym)
(61 Mpc)
おとめ座超銀河団の直径
3 億光年
(2.8 Ym)
ペルセウス座・うお座超銀河団までの距離
3 億 2 600 万光年
(3.08 Ym)
100 メガパーセク (Mpc)
6 億 3 000 万光年
(6 Ym)
ヘルクレス座銀河団までの距離
この領域の長さを測る物差し
  • 超新星 :Ia型超新星は銀河と同程度まで明るくなるため、ケフェイド変光星による測定が不可能な遠方の系外銀河までの距離を求めることができる。
  • 赤方偏移 :宇宙の膨張により、遠方の天体ほど大きな速度でわれわれの銀河系から遠ざかっている。この速度をドップラー効果による波長のズレ(赤方偏移)を測定することで、遠方の天体までの距離を求めることができる。
10 Ym13 億光年
(12.3 Ym)
ジャイアント・ボイドの直径(最も大きい超空洞)。
13.8 億光年
(13.1 Ym)
スローン・グレートウォールの長さ。
21 億光年
(20 Ym)
3C 273までの距離(最も近いクエーサー)。
32.6 億光年
(30.8 Ym)
1 ギガパーセク
40 億光年
(38 Ym)
U1.27大クエーサー群の1つで、2番めに大きい宇宙の大規模構造)の最大長。
100 億光年
(94.6 Ym)
ヘルクレス座・かんむり座グレートウォール(最も大きい宇宙の大規模構造)の最大長。幅も 72 億光年ある。
天体までの共動距離[* 30]は 150.49 - 176.75 億光年、光行距離[* 30]は 96.12 - 105.38 億光年 (9.094 - 9.970 Ym)、
赤方偏移 z = 1.6 - 2.1。
103.6 億光年
(98 Ym)
GRB 080319B(肉眼で見える明るさとなった最も遠い天文現象)までの共動距離英語版[* 30]。光行距離[* 30]は 75 億 1200 万光年、
赤方偏移 z = 0.937。
この領域の長さを測る物差し
  • 赤方偏移
100 Ym
111.22 億光年
(105.13 Ym)
赤方偏移が z =1.0 である天体までの共動距離。光行距離は 79.72 億光年。
129 億光年
(122 Ym)
やまねこ座超銀河団(最も遠い超銀河団)までの共動距離。光行距離は約 87 億光年、赤方偏移 z=1.27。
134 億光年
(127 Ym)
厚さ0.1mmの新聞紙を100回折りたたんだ時の厚み(0.1mm × 2100)
137.98 億光年
(130.55 Ym)
電磁波により観測される宇宙の端。ビッグバンから宇宙マイクロ波背景放射が移動した距離(2013年プランク宇宙望遠鏡による観測結果)
138 億光年
(131 Ym)
観測可能な宇宙の半径。観測者から事象の地平面までの距離。ハッブル距離とも。重力波の検出により観測可能になると推測されている。
175 億光年
(165 Ym)
ClG J1449+0856(最も遠い銀河団)までの共動距離、光行距離は 106.2 億光年、
赤方偏移 z=2.07。
237 億光年
(224 Ym)
SN 1000+0216(最も遠い超新星爆発)までの共動距離、光行距離は 121.1 億光年、
赤方偏移 z=3.90。
290 億光年
(274 Ym)
ULAS J1120+0641(最も遠いクエーサー)までの共動距離、光行距離は約 130 億光年、
赤方偏移 z=7.085。
291 億光年
(276 Ym)
z8 GND 5296(最も遠い銀河)までの共動距離、光行距離は約 130 億光年、
赤方偏移 z=7.51。
312 億光年
(295 Ym)
GRB 090429B(最も遠いガンマ線バースト)までの共動距離、光行距離は約 132 億光年、
赤方偏移 z=9.40。
322 億光年
(305 Ym)
MACS0647-JD(最も遠い天体)までの共動距離、光行距離は 約 133.92 億光年、
赤方偏移 z=10.7。
465 億光年
(440 Ym)。
宇宙マイクロ波背景放射の共動距離。
光行距離は(宇宙の年齢)ー(37.9 万年 :ビッグバンからの時間) × 光速度
赤方偏移 z=1089。
930 億光年
(880 Ym)
観測可能な宇宙の直径。上記の宇宙マイクロ波背景放射の共動距離の2倍。28.5 Gpc。
この領域の長さを測る物差し

ロナ(R)
1 Rm

クエタ(Q)
1 Qm
...
104000 m[* 31]100兆年後の宇宙の大きさ。
...
m[* 31]10100年後の宇宙の大きさ。
...
m[* 31]同一のハッブル体積が出現する(開いた宇宙であっても実質宇宙を1周する)宇宙の大きさ・距離。
...
m[* 31]インフレーション後の宇宙の大きさとして出されたレオナルド・サスキンドによる解のひとつ[9][* 32]

脚注

注釈

出典

関連項目