出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2021年の野球(2021ねんのやきゅう)では、2021年の野球界における動向をまとめる。
2020年の野球 - 2021年の野球 - 2022年の野球
出来事
1月
2月
3月
4月
5月
- 1日 - 【独立・四国アイランドリーグplus】徳島インディゴソックスの選手1名に新型コロナウイルス感染症のPCR検査で陽性反応が出たため、当日および翌日の高知対徳島戦を中止すると発表[28][29]。翌日にはPCR検査結果の判明するタイミングの関係で、5月3日の徳島対愛媛戦も中止が決定した[30]。
- 3日 - 【独立・四国アイランドリーグplus】徳島インディゴソックス関係者へのPCR検査の結果、7人の陽性が確認されたことから、リーグは徳島球団の活動を休止し、5月18日までに予定されていた徳島の関係する7試合を新たに中止することを決定した[31]。中止試合の代替については「今後状況を見ながら検討」としている[31]。
- 4日 - 【マイナーリーグ】マイナーリーグベースボール(MiLB)が開幕[32]。
- 11日 - 【独立・ルートインBCリーグ】群馬ダイヤモンドペガサスの関係者1名が発熱したため、同日予定されていた群馬対信濃戦を中止[33]。当該関係者はPCR検査で陰性の結果が出たため、群馬は翌日より活動を再開することになった[34]。
- 13日 - 【独立・四国アイランドリーグplus】愛媛マンダリンパイレーツは、愛媛県の新型コロナウイルス感染症に関する「感染対策期」が5月末まで再延長されたことを受け、5月28日から30日までの主催3試合を無観客で実施すると発表[35]。
- 14日 - 【独立・北海道ベースボールリーグ】北海道ベースボールリーグは、北海道が新型コロナウイルス感染症のまん延防止等重点措置の対象となったことを受け、リーグ戦を今月末まで休止することを発表した[36]。
6月
- 1日 - 【独立・北海道ベースボールリーグ】リーグ戦の再開を決定したが、各球団所在地の状況に応じて有観客・無観客の対応を分ける形となる[37]。
- 4日 - 【独立・九州アジアリーグ】火の国サラマンダーズは、元広島東洋カープの小窪哲也との契約合意を発表[38]。
- 19日 - 【独立・四国アイランドリーグplus】香川オリーブガイナーズは、レクザムスタジアムで開催された徳島インディゴソックス戦に4-0で勝利し、3年ぶりとなる前期優勝を達成[39]。
7月
- 21日 - 【日本女子プロ野球】日本女子プロ野球機構に所属していた3人の選手が退団を発表して所属選手がなくなり、事実上活動を停止した[40]。
8月
- 7日 - 【国際大会】2020年東京オリンピックの野球競技決勝戦が横浜スタジアムで行われ、日本がアメリカに2-0で勝利し、優勝した[41]。
- 12日 - 【独立・ルートインBCリーグ】福島レッドホープスおよび埼玉武蔵ヒートベアーズの関係者に新型コロナウイルス感染症陽性反応者が発生したため、福島については対戦予定の8月25日までの8試合、埼玉については8月13日と14日の2試合を中止(福島の1試合はリーグ規定により引き分け扱い、それ以外は振替実施)すると発表[42][43]。福島は2日後の14日にさらに陽性反応者が複数出たことから休止期間を28日までに延長し、さらに2試合が中止となった[44]。
- 15日 - 【独立・ルートインBCリーグ】埼玉武蔵ヒートベアーズは、新型コロナウイルス感染症対策のため、8月17日から19日まで対戦予定だった3試合を中止(別途振替)すると発表[45]。
- 18日 - 【独立・九州アジアリーグ他】琉球ブルーオーシャンズはチーム関係者への新型コロナウイルス感染症PCRの結果複数の陽性反応者が確認されたことから、9月12日まで活動を自粛すると発表[46]。この影響で、交流戦で琉球と対戦した九州アジアリーグも、全チームの関係者へのPCR検査結果が出るまで活動を自粛すると発表した[47]。
- 20日
- 【独立・九州アジアリーグ】リーグで実施したPCR検査の結果、火の国サラマンダーズとリーグの関係者に陽性反応者が確認されたことから、濃厚接触者の特定まで活動を自粛すると発表[48]。
- 【独立・ルートインBCリーグ】神奈川フューチャードリームスのチーム関係者1名に新型コロナウイルス感染症のPCR検査陽性反応が確認されたため、8月23日まで活動を休止、23日までに予定されていた4試合を中止(うち2試合は引き分け扱い、残りは振替実施)と発表[49]。
- 23日 - 【独立・関西独立リーグ】堺シュライクスは前日までに選手4人に新型コロナウイルス感染症陽性反応者が判明したため、9月4日まで活動を停止すると発表[50]。
- 24日 - 【独立・関西独立リーグ】神戸三田ブレイバーズは新型コロナウイルス感染症陽性反応者が4人確認されたため、9月2日まで活動を停止すると発表[51]。
- 27日 - 【独立・関西独立リーグ】堺と神戸の活動休止に伴い、今シーズンの試合数を1カード18試合総当たり(各チーム54試合)から、16試合(各チーム48試合)に減少させることを発表[52]。
- 28日 - 【独立・ルートインBCリーグ】福島レッドホープスは、監督の岩村明憲の体調不良による当面の休養と、総合コーチの星野おさむの監督代行就任を発表[53]。
- 29日
- 【高校野球】第103回全国高等学校野球選手権大会で決勝が行われ、智辯和歌山(和歌山)が智辯学園(奈良)に9-2で勝ち21年ぶり3回目の優勝[54]。
- 【独立・北海道ベースボールリーグ】北海道での新型コロナウイルス緊急事態宣言の影響で、中止試合の代替会場や施設の確保が困難であるとして、この日をもって今シーズンの公式戦を打ち切り、その時点の成績で公式戦の順位を決定すると発表[55]。
- 【独立・ルートインBCリーグ】新型コロナウイルス感染症予防のため、8月31日以降に予定されていた他地区(東・中)交流戦の開催を、中止済試合の振替分も含めて打ち切ると発表[56]。
- 31日 【独立・日本独立リーグ野球機構】日本独立リーグ野球機構は、「新型コロナウイルスの感染拡大状況や各リーグ、球団の公式戦日程などを総合的に考慮し」、前年に続いてグランドチャンピオンシップの開催を見送ると発表した[57]。
9月
- 1日 - 【独立・ルートインBCリーグ】リーグならびに西地区所属の各チーム(富山・石川・福井・滋賀)は、来シーズン西地区各チームがリーグに参加せず、新リーグを結成することを発表した[58][59][60][61][62]。
- 9日 - 【独立・ルートインBCリーグ】埼玉武蔵ヒートベアーズの東地区初優勝が決定[63]。
- 10日 - 【独立・九州アジアリーグ】加盟申請が提出されていた、堀江貴文らによる球団「福岡北九州フェニックス」の加盟承認を発表した[64]。
- 11日
- 【独立・ルートインBCリーグ】オセアン滋賀ブラックスの西地区初優勝が決定[65]
- 【独立・四国アイランドリーグplus】後期優勝のマジックナンバーを1としていた高知ファイティングドッグスはソフトバンク3軍との交流戦(タマホームスタジアム筑後)に引分け、12年ぶりの後期優勝を達成[66]。
- 【独立・九州アジアリーグ】火の国サラマンダーズは、佐伯病院中央スタジアムでおこなわれた対大分B-リングス戦に2対1で勝利し、初のリーグ優勝を達成した[67]。
- 15日
- 【独立・ルートインBCリーグ】群馬ダイヤモンドペガサスの中地区優勝が決定[68]。
- 【高校野球】日本高等学校野球連盟は、天理高校の野球部長と監督に厳重注意措置の指導をすると発表した。部員1名がプロ志望届提出前にプロ球団のスカウトと面談していたため[69]。
- 16日 - 【独立・ルートインBCリーグ】西地区所属の各チーム(富山・石川・福井・滋賀)は、来季から新たに「日本海オセアンリーグ」を発足すると発表した[70]。
- 18日 - 【独立・北海道ベースボールリーグ】石狩レッドフェニックスは、美唄市営球場でおこなわれたチャンピオンシップ第2戦で美唄ブラックダイヤモンズに9対5で勝利し、初のリーグ優勝を達成[71]。
- 22日 - 【独立・ルートインBCリーグ】栃木ゴールデンブレーブスは、元ヤクルトスワローズ所属の村中恭兵の現役引退を発表した[72]。
- 25日 - 【独立・四国アイランドリーグplus】香川オリーブガイナーズは高知市野球場でおこなわれたリーグチャンピオンシップ第2戦で高知ファイティングドッグスに8対4で勝利し、対戦成績を2勝0敗として、3年ぶり7回目の年間総合優勝を達成[73]。
- 29日 - 【独立・北海道ベースボールリーグ】2022年から参加予定の砂川市を本拠とする新球団の名称が「すながわリバーズ」となることが、球団設立準備団体より発表される[74]。
10月
11月
- 1日 - 【独立・北海道ベースボールリーグ】2022年シーズンから加入する滝川市の新球団設立準備団体が、球団名を「滝川プレインウィンズ」と発表[89]。
- 5日 - 【独立・北海道フロンティアリーグ】北海道ベースボールリーグを脱退した3球団(美唄・士別・石狩)が結成する新リーグの名称が「北海道フロンティアリーグ」に決まったことが同日開催されたリーグ設立記者会見で発表される[90][91]。
- 7日 - 【独立・ルートインBCリーグ】神奈川フューチャードリームスは、前横浜DeNAベイスターズコーチの川村丈夫が、DeNAから派遣という形で監督に就任することを発表した[92]。
- 10日 - 【高校】日本高等学校野球連盟は評議員会と理事会を開き、今月末で退任する八田英二会長の後任に、寶馨京都大学大学院総合生存学館教授、元京都大学野球部監督を選出[93]。
- 11日
- 【独立・ルートインBCリーグ】ベースボール・チャレンジ・リーグは、8球団となる2022年の運営体制について、「North Division(北地区)」(旧・中地区に相当)と「South Division(南地区)」(旧・東地区に相当)の2地区とすることを発表した[94]。
- 【独立・四国アイランドリーグplus】愛媛マンダリンパイレーツは、2022年の投手コーチに、2021年で現役を引退した平井諒と、現役選手の正田樹が就任(正田は選手兼任)すると発表した[95][96]。
- 12日 - 【独立・関西独立リーグ】06BULLSは、2022年の投手コーチに元横浜DeNAベイスターズの藤井秀悟がGM補佐兼任で就任すると発表した[97][98]。
- 17日 - 【独立・九州アジアリーグ】福岡北九州フェニックスは、来シーズンの監督に元阪神タイガース選手(2021年は栃木ゴールデンブレーブスに所属)の西岡剛が選手兼任で、またヘッドコーチに前茨城アストロプラネッツ監督のジョニー・セリスが、それぞれ就任することを発表した[99]。
- 20日 - 【独立・関西独立リーグ】神戸三田ブレイバーズは、12月1日より球団名を「兵庫ブレイバーズ」に変更することを発表した[100]。
- 22日 - 【高校野球】ファイターズスポーツ&エンターテイメント及び北海道高等学校野球連盟は、2023年に北海道北広島市に開業するプロ野球・北海道日本ハムファイターズの新本拠地となる「エスコンフィールドHOKKAIDO」で夏季高校野球南北北海道大会の準決勝と決勝の合わせて6試合を行うことを発表[101]。
- 【独立・日本海オセアンリーグ】来シーズンからリーグに参加する滋賀球団(ルートインBCリーグ時代はオセアン滋賀ブラックス)の名称が「滋賀GOブラックス」となることを発表[102]。
12月
- 2日 - 【日本代表】退任した稲葉篤紀前日本代表の後任に、今季まで北海道日本ハムファイターズ一軍監督を務めた栗山英樹が就任したことを発表[103]。
- 3日 - 【独立・ルートインBCリーグ】福島レッドホープスは、今季まで東北楽天ゴールデンイーグルス二軍投手コーチを務めた館山昌平が投手チーフコーチに就任したことを発表[104]。
- 12日 - 【独立・北海道フロンティアリーグ】士別サムライブレイズは、来シーズンの監督として元オリックス・バファローズのトニ・ブランコが選手兼任で就任することを発表した[105]。
- 21日 - 【独立・ルートインBCリーグ】埼玉武蔵ヒートベアーズは、今季選手として入団した由規が来季から投手コーチを兼任することを発表[106]。
- 29日 - 【独立・ルートインBCリーグ】群馬ダイヤモンドペガサスは、刑事事件を起こして逮捕された選手の契約を前日付で解除したと発表した[107]。
- 30日 - 【日本女子プロ野球】日本女子プロ野球機構は「役目は終わった」として無期限の活動休止を発表した[108]。
競技結果
国際大会
2020年東京オリンピック
独立リーグ
四国アイランドリーグplus
※四国アイランドリーグplusの結果
リーグチャンピオンシップ
- 第1戦 香川 1x - 0 高知
- 第2戦 香川 8 - 4 高知
- (香川は3年ぶり7回目の総合優勝)
ベースボール・チャレンジ・リーグ
※ベースボール・チャレンジ・リーグの結果
プレーオフシリーズ
- 準決勝ラウンド
- 第1戦 群馬4 - 3信濃
- 第2戦 信濃6 - 5群馬
- 第3戦 群馬5x- 4信濃
- 第1戦 滋賀5 - 5埼玉
- 第2戦 埼玉4 - 2滋賀
- 第3戦 滋賀14 - 1埼玉
- ※ラウンドBは予備日程が残っておらず、得失点差で滋賀が決勝進出。
- 決勝ラウンド
- 第1戦 滋賀7 - 0群馬
- 第2戦 群馬9 - 6滋賀
- 第3戦 群馬9 - 4滋賀
- 第4戦 群馬10 - 1滋賀
- (群馬は3年ぶり5回目の総合優勝)
九州アジアリーグ
※九州アジアリーグの結果
(熊本は初優勝)
グランドチャンピオンシップ
※グランドチャンピオンシップの結果
- 今シーズンは中止。
関西独立リーグ
※関西独立リーグの結果
(堺は2年連続2回目の優勝)
北海道ベースボールリーグ
※北海道ベースボールリーグの結果
- リーグ戦
- 石狩11 - 4 富良野(石狩青葉公園球場)
- 美唄7x - 6 士別(美唄市営球場、8回日没コールド)
- 石狩6 - 5 美唄
- 石狩9 - 5 美唄
(石狩は初優勝)
社会人野球
- 決勝:大阪ガス(前回優勝) 4 - 2三菱重工East(北海道大会優勝)(2大会連続2回目)[109]
- 決勝:東京ガス(東京都) 6 - 5ホンダ熊本(大津町)(初優勝)[110]
- 決勝:大阪シティ信用金庫 (大阪)1 - 0 キャプティ (開催地)(15年ぶり4度目)
大学野球
- 決勝 慶大(東京六大学) 13 - 2 福井工大(北陸)[111]
- (慶應大学は34年ぶり4回目の優勝)
- 決勝 中央学院大(関東五連盟第一・千葉) 9 - 8 慶応大(東京六大学)[112]
- (中央学院大学は初優勝)
- 各大学リーグ結果(太字は大学選手権、明治神宮大会出場権を得た大学)
高校野球
男子
- 決勝:東海大相模(関東・神奈川)3 - 2 明豊(九州・大分)[23]
- 東海大相模は10年ぶり3度目の優勝
- 決勝:智弁和歌山(和歌山) 9 - 2 智弁学園(奈良)[113]
- 智弁和歌山は21年ぶり3度目の優勝
- 決勝:作新学院(北関東・栃木) 1 - 0 中京(東海・岐阜)[114]
- 作新学院は6年ぶり10回目の優勝
- 決勝:大阪桐蔭(近畿・大阪)11 - 7 広陵(中国・広島)[116]
- 大阪桐蔭は初優勝
女子
- 決勝:開志学園(新潟)5 - 3 履正社(大阪)[117]
- 開志学園は初優勝
- 決勝:神戸弘陵(兵庫)4 - 0 高知中央(高知)[118]
- 神戸弘陵は5年ぶり2度目の優勝
死去
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
脚注
注釈
出典
|
---|
野球の歴史 |
1870年代 | |
---|
1880年代 | |
---|
1890年代 | |
---|
1900年代 | |
---|
1910年代 | |
---|
1920年代 | |
---|
1930年代 | |
---|
1940年代 | |
---|
1950年代 | |
---|
1960年代 | |
---|
1970年代 | |
---|
1980年代 | |
---|
1990年代 | |
---|
2000年代 | |
---|
2010年代 | |
---|
2020年代 | |
---|